2019年度 HUNTING LOG

2019年度猟期を振り返って

猟に対する考え方の変化

猟期前半は猟友会の分会の巻狩りに参加しても話の内容は解らないし、自分のタツに獲物もかからないという事もあってかなり退屈していた。

今にして思えば人数が多い時に素性も射撃の腕もよく判らない新人にわざわざ重要なタツに配置する訳がないという事を理解できる。

しかし当時はそのような事も判らず、巻狩りより単独猟の方が気軽で面白いだろうし獲物もたくさん撃てると思っていた。

 

しかし単独猟で入る山について何一つ知らなかったので地形もスマホのGPS頼り。

何処にどのような獲物が居るかなども判っていない。

獲物がいないようなところ(平地で隠れるところがない)で忍足で歩き無駄に時間をロスしたり、獲物が居るような場所なのに普通に歩いて獲物に飛ばれたりしていた。

獲物が突然飛び出してきても撃つ準備ができていないので何をする事もできず、逃げていく獲物を見送る事しかできなかった。

最初の頃は猟場で鹿を見れただけで嬉しかったが、今では悔しい思いしかしない(GPSにはしっかり位置を記録するが)。

 

猟期前半の私の巻狩りへの出席率はそれほど高く無かった。

単独で山へ入って怪我したり用事があったらそちらを優先していたからだ。

12月ともなると巻狩りに参加する人数が減っていた。

参加人数が少ない時に獲物に遭遇しやすいタツに必然的に配置された。

初めて自分のタツに鹿がかかった時は単独猟のように突然獲物が出てきたのと違い射撃準備は万全。

しかし初めてシカを撃つという緊張からなのかかなりの数のシカが谷を走ってきたので慌ててしまったのか、全弾外してしまった。

その後かなり遅れてきた4−5匹にも1発撃ったがやはり外れ。

鹿が列で走っていたので1頭の鹿に狙いをつけず列に向って銃身を止めたまま撃っていたのと、撃ち下ろし+ガクビキで鹿の足元を撃っていた可能性が高い。

 

翌日すぐにスラッグ射撃練習へ行きホロサイトが狂っていない事を確認し、立射時の癖(撃ち下ろし時には狙いより下に着弾)も確認した。

そして射場で出会った射撃クラブの人達がランニングターゲットに誘ってくれたので、飛び入り参加させてもらった。

現在はその射撃クラブに入会し射撃会には毎月参加している。

ランニングターゲットをやった甲斐もあり?自分のタツにシカがかかった際にはしっかりと転ばせる事ができるように。

初めてシカを獲って以降単独猟よりも先に巻狩りをしっかりと覚えようといった考えに変化していった。

単独では勉強する事ができない、勉強できるとしても時間がかかる事が巻狩りでは早くたくさん勉強できるからだ。

 

その後巻狩りには毎回出席するようになり現在は勢子をメインでやっている。

勢子をしても毎度のように何かしら迷惑をかけてしまっているが、それでも暖かく見守って指導してもらえている。

そしてベテランさんに付いて巻狩りの前の見切りを行い足跡の状態やウトなど勉強している。

巻狩りを頑張っているおかげで?現在はそれなりに信頼を得るようになってきた。

 

狩猟に対する想いの比重は当初は「単独8:巻狩り2」だったが、現在は「単独1:巻狩り9」

 

山を覚える事の重要さ

見切りをする時も勢子をする時にも「山を知らないとダメだ」と言われる。

どこでハミ(食事跡を見つける)があり、獲物がどこを歩き、どこで寝て、どこを逃げるのかなどだ。

獲物が立ち寄らないような所を見ても時間の無駄だし、獲物がいても猟がやりにくい場所などを見切ってもしょうがない。(罠向きな場所など)

山については今も判っていない。

平日にベテランさんと一緒に山に入って教えてもらう訳にも行かないので1人で山に何度も入って覚えるしかない。

巻狩りで入っている山に巻狩りをした週の前半は入っても影響は少なそうなので、単独猟より巻狩りの山を覚える方を優先した方が良いかもしれない。

 

単独猟は山を知らないと獲れないと思う。

狙って獲れたのと偶然獲れたのでは意味が全く異なる。

SNSや雑誌などで単独で大物を獲っている記事を読むと、自分でも簡単にできそうな気になってくる。

しかし単独で獲れるような人たちは狩猟を始める前から山を知ってたり、しっかりと山を勉強してきた人達だと思う。

これから狩猟を始めようとしている人は単独猟よりも巻狩りに参加した方が絶対に良いと思う。

 

私は全く山を知らずに猟を始めたので、単独で大物を獲れそうなチャンスにすらなった事は一度もない。

足跡を見つけても今朝のかどうかの判断もつかないし足跡を辿っても途中で見失う。

獲物がいる場所は足跡で判別するのが良いのでトラッキングの勉強は続けないといけないと思っている。

 

獲物に出会えた場所に後日行って獲物に出会えた事はない。

フンや足跡などから最近も獲物は来ているようだが再び見つける事はできなかった。

朝に人や車が通ったとか、伐採や工事をしているか、時間や気温や気象などでも獲物の行動が変わってしまうのだろう。

日の出と共に山に入る事でもかなり条件は変わってくると思うが、私のように10時頃から山に入るならいろいろと考慮する必要がありそうだ。

 

忍び猟と巻狩りをやってみて

流し猟は目が良くない私にはかなり厳しいのでやってない。

知人は毎年流し猟だけで鹿を管理捕獲の定量まで獲っている(それ以上は無駄なのでやらない)が、かなり目が良い。

流し猟に同行した人に鹿の場所を説明しても見つけられないらしいので、センスの問題かも。

 

訓練された犬がいれば単独でも十分猟になるようだが、私は犬を飼っていないし目も良くないので単独では忍び猟をしていた。

忍び猟は音を立てずに歩く必要があるが、これがなかなか難しい。

今まで単独猟で出会った鹿は見える前には鹿が逃げる音が聞こえ、見えたときにはとっくに遠くへ逃げている状況だった。

私を見てからして逃げたのではなく、その前に足音を気取って逃げているようだ。

今まで入っていた山は広葉樹が多く雪も無かったので足音を消すのは難しかった。

それでも山を判っていれば広葉樹地帯を避けて鹿のいるであろう場所を見る事もできるし、鹿に足音が聞こえないような遠くから鹿を目撃できるポイントに入れるかもしれない。

とはいえ、鹿や猪は巻狩りで獲れるので来年は単独では鳥猟に専念しながら山を覚えるのもありかなと思っている。

ヒヨドリやキジバトはかなりの数を目撃したのだが、気持ちは大物に向いていたので撃つ事は全く考えていなかった。

 

巻狩りではタツマはいかに気配を消して見張っているウトに獲物を通らせるか。

なので気づかれないよう木の裏に隠れてしまいがちだが、木の裏に隠れていたのでは木が邪魔で撃てないなんて事もある。

私はそれで撃ちやすい鹿が狙えず、撃ちにくい鹿に発砲して外している。

 

一方勢子はいかに獲物に気づかれるかがポイントなので、大声を出しながら獲物がいそうな場所を探して歩く。

単独猟では忍足でも気取られて逃げられるであろう距離でも、大声を出しながら近づいたほうが獲物が逃げない事もあるので不思議である。

そのような時は私が撃てば良いのだが、私はタツにかけるのを優先させていたので銃に手をかけずに無線に手をかけている。

しかし逆に飛ばれたりもするので今度からは先に銃を構える事にする。

 

銃や装備など

所持している銃はMSS-20とM870だが、狩猟ではMSS-20は出番がなかった。

M870は26インチ・交換チョーク式リブ銃身を使用していたが、20インチ・スラッグ銃身を追加購入。

長い銃身は藪に引っかかったりして歩きにくく重いので、20インチスラッグ銃身にしたらいくらか楽になった。

来季は単独では鳥猟をする予定だし、皿撃ちもするのでリブ銃身は今後も出番はある。

MSS-20は今後スラッグ射撃で活躍してもらう事にしよう。

ボルト式散弾銃でのタツはキツイ。

 

靴は登山靴+ゲーター+軽アイゼンという出で立ちで猟を始めてみたが、スパイク足袋が山では歩きやすく防水で便利だったので単独でも愛用している。

しかし靴に穴が空いてしまったので、他の靴を購入しようと思っている。

 

ズボンはBDUで十分。

ジャケットはコロンビアのデコイ1986パーカが防風・防水でトゲも通しにくいので活躍した。

しかしジャケットはGORE-TEXのような透湿防水ならもっと快適だったかもしれない。

 

インナーはメレルの編みシャツの上に、モンベルのジオラインを着用していたので寒くはなかった。

タツに入る時はさらにフリースを重ねる。

勢子をしていて汗をかくとジャケットが透湿ではないのでジオラインがビショ濡れになるのが難点。

 

単独猟では当初はミステリーランチのソートゥースを背負っていたのだが、右の肩紐が挙銃時に邪魔だったので使用しなくなった。

その後ウエストポーチを使用してみたが、容量がやや足りないのと腰に重量が集中し痛くなったので使用しなくなった。

釣り用のスリングバッグは右肩用だったが、バッグを下さなくても荷物が取り出せる点が気に入っていたので左肩用を探してみたらミリタリー用品で似たようなのがあった。

ポケットが多いし荷物がかなり入るので便利。

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スリングはBLUE FORCE の長さが変えられる物を使用していたが長すぎたので勢子などでは不便。

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勢子をする時にTourbonのスリングを一番短くして使用している。

肩から滑り落ちにくいので便利だが早速ボロボロになってきた。

Tourbon戦術ショットガンスリング 反動やブレを抑え サバゲー ベルト 装備グアクセサリー 長さ調節可能
Tourbon

単独では両手を使って斜面を登ったりする事もあるので、ミステリーランチのクイックドローライフルスリングを導入した。

なで肩でもスリングが肩からずり落ちてくる事がないので両手が完全にフリーになり便利。

しかしバックパックなどとセットで使用する必要があるので勢子をする時には使うことはない。


 

 

銃カバーをtagamiに変えた、自作の銃カバーより断然使いやすい。

その他たくさんの装備品を追加しているが、それらは別の記事にでも記載する。

 

 

最後に一言

やはりグループ猟は記事にしづらいので、2019年はたいした記事が書けなかった。

単独猟も獲物を獲ってないのでネタがなかった。

何度も「シカがいましたヒャッホーなんて」なんて書けない。

 

来年はネタになる単独猟ができるよう心掛ける。

単独で鹿が出ましたヒャッホーは記事にはしてないが、1度に起こしたというか逃げてる鹿は多くても5−6匹程度。

逃げられた回数は覚えてないがそれなりに。

単独で逃げていく鹿を目撃するより複数で居て逃げていく鹿が非常に多かった印象。

装填して構える頃には遠くに逃げられているので発砲が無理な状況ばかり。

 

ちなみに我が分会の2019年度は猟場に今までに経験した事がないくらい獲物が「いなかった」ようだ。

原因はメイン猟場の山の上方をやたらと伐採しており、獲物が下界に降りてくるのによく使うウトを尽く潰しているからのようだ。

日中はチェーンソーなどの音が喧しいので獲物は降りてこない。

そして暖冬で山に雪がないので山の上に餌が豊富だったことも獲物が山から降りてこない原因のひとつ。

それなら山を登れば良いだけなのだが、おじいさんが多い分会なので山を1−2時間登って猟をするといった事ができないのが残念。

それでも鹿は下界にもいるときはいる。

自分が勢子をしてタツに同時にかけた最高匹数は50+位。

しかし例年はもっと多いらしく100以上の鹿が出て弾が足りなくなるなんて事もあるらしい。

 

猟場に罠が仕掛けられたりした事でウトが変わったなどという話も出てきた。

ウトは何十年も変わらないらしいが罠が増えたからか獲物が今までと違う逃げ方をするらしい。

もちろん倒木などでウトがずれたりする事はあるがそれでもほとんど変わらないとの事。

とりあえず猟場に罠はやめて欲しい。

罠は銃猟がやりにくい場所推奨。

 

2019年の猟は3月15日で終わったが管理捕獲の従事者に登録してもらえたので、4月からは1年中猟期だ。

 

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