狩猟ではコンパスがあると便利
狩猟で勢子をやっていると、起した獲物がどちらの方角に逃げたかを無線で皆に報告する。
方角は何度も狩猟を行っているフィールドであれば自然と頭に入っていると思われるが、馴染みのないフィールドでは方角はわからないものである。
現在の時刻と太陽の位置から方角が正確に判断できる人であれば別だが。
私はiphoneのアプリであるスーパー地形(狩猟中は常に起動している)で方角を確認してから無線で報告していた。
iphone8をポケットから取り出し(引っかかったりする)、手袋を外してから素手でiphone8のホームボタンを押す(指紋を認識しない事もある)事によってようやく方角が判明する。
獲物が逃げていった方角の確認に手間どれば、獲物は時間に応じた距離を移動してしまう。
そこで私は
獲物が逃げた方角を確認する為にコンパスの購入を検討→
即座に方角を確認するにはリストコンパスが便利そう→
GPS付きの登山系腕時計なら時間他も判るし便利に違いない→
気付いたら「Apple Watch」を購入していた
Apple WatchはSeries 5で世界が変わる
狩猟で便利なApple WatchはどのApple Watchでも良いという訳ではなく「Series5」を購入する必要がある。
コンパスが使えるのはSeries5からだからである。
Apple Watchはiphoneを使用していないユーザーが使えるかどうかは判らない。
Apple Watchの設定などはiphoneで行ったりするから。
Apple Watchのバッテリー持ち
前日の夜に充電しておけば狩猟当日の夜までは十分バッテリーは持ってくれる。
流石に常時画面表示をしていては夜までバッテリーは持ちそうもない。
Apple Watchは時計を見ていない時には自動で画面表示は消え、時計を見る時(腕をあげて手首を返した時)に画面表示が行われる機能によってバッテリー消費を抑えているらしい。
充電はApple Watchの裏にマグネット充電器を貼り付けて行うので、Apple Watchを腕に付けたまま充電は行えない。
寝ている間に充電を行いたいところであるが、私は睡眠管理アプリを使用しているので、家で食事をしている時や入浴中などに行っている。
アプリの起動
アプリはスクリーン上のアイコンをタップして起動する。
狩猟中は手袋をしているので手袋を外してからアプリを起動させるのは億劫だし、それならばスマホを操作するのとさほど変わらない。
「Siri」でアプリを起動させる事もできるが「Hey Siri」と声を出さないといけないし、「Siri」が大音量で「ご用は何ですか?」などと返事をするのでタツマや忍び猟では使いにくい。
直近に起動した2つのアプリだけはDigital Crown(ホームボタン)のダブルタップで開く事ができるのは救いだ。
しかしいくつかのアプリは、アプリを起動しなくても文字盤上でリアルタイムに情報を表示させる事ができる
Apple Watchの文字盤に様々な情報をリアルタイム表示させる
Apple Watchは文字盤のデザインを気軽に変更する事ができるのも魅力のひとつ。
数ある文字盤の中でも私が狩猟でお勧めするのは「インフォグラフ」だ。
インフォグラフのデザインは私の下記Apple Watch画像を参照されたし。
時刻表示はアナログ式で、文字盤内には4つの情報を表示させる事ができる。
そして文字盤の外側にも4つの情報を表示させる事ができるのだ。
文字盤のデザインやインフォグラフに表示させる各情報は、iphoneに入っている「Watch」アプリで変更する事ができる。
私がインフォグラフ上に表示させているアプリは下記の8つ。
- 日付
- 降水確率
- 天気・気温
- 風
- コンパス
- ノイズ
- BatteryPhone(ダウンロードしたアプリ)
- 日の出/日の入
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狩猟で使える?便利なアプリ
コンパス
コンパスアプリがあるから私はApple Watch Series5の購入を決意した。
「インフォグラフ」上では現在向いている相対角度と方角のリアルタイム情報が表示される。
インフォグラフ上でコンパスをクリックするなどして「コンパス」アプリを起動するとより詳細な情報を得る事ができる。
- 大きなコンパス表示
- 相対角度と方角
- 傾斜度
- 高度
- 緯度と経度
方角だけを知りたいのであればわざわざアプリを起動する必要はないだろう。
気温
残念ながら現在地のリアルな気温表示ではない。
インフォグラフ上で表示される気温は「天気予報」アプリの「気温」の項目を表示しているだけである。
だからと使えない訳ではない。
予想最低気温・最高気温・現在の気温(観測所の)がインフォグラフ上で確認できるのはありがたい。
インフォグラフ上からアプリを起動すると「天気予報」アプリが起動する。
風
こちらも現在地のリアルな風速情報ではなく、「天気予報」アプリの情報の「風速」の項目を表示しているだけである。
射撃の際の目安にはなるだろう。
降水確率
こちらも・・・以下略。
降水確率は時間により変わるので、突然の雨で慌てる事が少なくなるかもしれない。
ノイズ
周囲の音量をリアルに計測してくれる。
静かな家の中などは40db、会話音などは60db、射撃音は90db以上である。
忍び猟などで静かに歩く際の音の計測などで使える。
日の出/日の入
日の出時刻と日の出までの時間、または日の入り時刻と日の入りまでの時間が表示される。
狩猟ができるのはもちろん日の出から日の入りまでなので、現在地ではあと何時間狩猟ができるのか?が判るのがありがたい。
山や森は暗くなるのが早いので余裕を持った行動をした方が良い。
BatteryPhone
iphoneとApple Watchの各バッテリー残量が表示される。
App Storeからダウンロードする。
狩猟中にバッテリーを食うアプリ(カーナビタイムなど)をうっかり起動したままだと想定外にバッテリーが減っている事があるので、各バッテリー残量がApple Watchで判るのは便利。
その他の便利なApple Watchアプリ
インフォグラフ上ではリアルタイム表示されないが、一応狩猟でも使えそうなアプリ。
ヤマレコ
国土地理院地図とOpenTopoMapを表示させる事ができる。
現在の位置と向いている方角が判る。
地図上に打たれている点はヤマレコに登録されている登山者が良く歩くルートか?
のであるが、地図はiphoneのスーパー地形で確認した方がわかりやすいしマーキングもできる、トラッキングも見やすいし編集もできる。
Apple Watchのヤマレコはサポートとして使用。
心拍数
地味に使える気がするアプリ。
私の通常の心拍数は70-80付近。
射撃の調子が悪い時は心拍数が100を超えている。
心拍数が100を下回りにくい日はさっさと帰る。
iphoneを呼び出す
近くにある自分のiphoneから音を鳴らす。
iphoneを落としてしまった時に使えるかもしれない。
ちなみにiphoneを探す(自分)は、セルラーモデルかインターネット環境がないと使えない。
カメラ
iphoneのカメラの画面を見る事ができる。
自分の全身を自撮りしたい時や、撮影する時にiphone画面を見る事ができないような時に便利。
アクティビティ
Apple Watchが裏でこっそりと歩いた距離や歩数、消費カロリー計算などを計測してくれている。
詳細確認はiphoneの「アクティビティ」アプリで確認できる。
狩猟後に家に帰って確認すれば、リングは全て完成しているので満足感を得る事ができる。
最後に一言
Apple Watchは健康管理アプリが多いので年配者にお勧めしたいところだが、iphoneが必要という点でハードルが高いか。
健康管理と言えばAutoSleepという睡眠を管理する有料アプリが便利。
毎日の就寝・起床時間や睡眠中の騒音(録音はしない)、睡眠中の睡眠アルゴリズムが日々記録されていく。
射撃の調子が悪い日は睡眠が関係している気もする、寝るのが遅いとか寝過ぎたとか。
サイドボタンを押した時に表示される最近使用したアプリがDigital Crownを回せば選択できるのに、起動はできないもどかしさが改善されるとなおよし。
服の上からApple Watchを着用するといくつかの健康系アプリは計測してくれなくなる。
狩猟時には健康などより即座に方角など見たい場面が多いのに、Apple Watchがジャケットの袖に隠れてしまう事もあり若干使いにくかった。
ジャケットの上からApple Watchを着用するにはサードパーティー製の長いApple Watch用のバンドか、Apple Watchバンドアダプター+バンドを購入するしかないかな?
ちなみに私が使用しているバンドは公式のNIKEバンド。