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解体ハンガーセットを揃えてみた 3倍力システムがすごく便利

狩猟で山の奥で獲物を獲ってしまった時用の現地解体セットを組んでみた。

ハンガーに獲物を括り付けて木に吊るする解体が良さそうなのでその形式。

獲物は数十キロの重量があるので、少ない力でも楽に木に吊るせるよう滑車を用いた3倍力システムを利用する事とする。

 

獲物解体用ハンガーセットを揃えてみた

 

猪鹿庁の解体ハンガー(大)

 

よくある解体用ハンガーとの違いはフックの先端が尖ってるところ。

250kgまでの獲物を吊り下げる事ができるとの事なのでイノシシやシカに使用するなら強度はまったく問題ない。

 

 

滑車とカラビナ

3倍力システムでは滑車が3つ用いる。

 

滑車は片側10KNなので獲物を吊る程度は余裕で耐えられるはずだ、12MMのロープまで使用可能。(1KN=100kg)

カラビナには12KNと記載されているので1200kgまで耐えられるはず。

 

それぞれチャイナ製なのでこれらに命を預けるつもりはないが、一応登山用品として売っている品なので獲物を吊るす事位は問題なくできるだろう。

 

 

滑車はこのようにプレートが動くので、すでに張ってしまったロープの途中からでも滑車を付ける事もできる。

 

 

8mmのザイル15m

登山用品店で計り売りしている8mmのザイル15m。

獲物を木に吊るすだけなら10mもあれば十分だと思うが、他の用途でも使用するので15mは欲しい、30mだとカバンの中にしまうのが厳しい。

命を預ける為のザイルなので獲物程度を吊るすのは余裕だ。

 

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スリング 120cm

滑車を木に括り付けるのに使用する。

1本のスリングに滑車を2つ付ける事も可能であるが、2つの滑車間を少し離したいので2本のスリングを用いる事とした。

 

登山用のスリングなので命を預ける事もできる。

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犬のリードとしても使えるし、獲物を引っ張ることもできるのでグループ猟でも大活躍。

 

 

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3倍力システムで46kgのダンベルを持ち上げてみる

揃えたセットでは、ハンガーが耐えられる250kgが最大重量となる。

 

今回テストで持ち上げるのは、5kg × 8個のプレートと6kgのバーが付いている合計46kgのダンベルである。

ダンベルのバーにスリングを巻き付けハンガーに括る。

あまりよろしくないスリングの使い方だが、この程度で切れるようでは命を預ける事は難しい。

 

 

ハンガーと滑車はカラビナで結合している。

エイトノットで結んだザイルを、ハンガー購入時に付属していたU字環に付けた。

U字環は小さく取り扱いが大変だったので、今後は余っているカラビナを用いる事とする。

 

 

上側の滑車2つはスリングに付けた。

U字環からのロープは画像左側の滑車へ。

左側の滑車から出たロープはハンガーに付いている滑車へ。

ハンガーに付いている滑車から出たロープは右側の滑車へ。

右側の滑車から出たロープを手で引っ張る事となる。

 

 

ひ弱な私には46kgのダンベルは両手でも持ち上げる事ができない重さ、だと思う。

それをなんと片手で楽々と引っ張り上げる事ができた。

 

両手であれば100kgでも持ち上げる事ができそうだったが、スリングをくくっている鉄の棒がフラフラしていて危険を感じたので3倍力システムの実験はここで終了とする。

 

 

獲物をトラックの荷台に持ち上げる場合にも3倍力システムを用いれば楽勝。

15mの長さのスリングはこの場面で生きてくる。

通常の軽トラックの荷台はもう少し縦に広いので、ザイルはもう少し長いザイルを用意する必要があるかもしれない。

 

 

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持参しているザイルに命を預ける場面があるかもしれない

かさ張るザイルをカバンに入れて持ち歩くのだから、ザイルを解体だけに使用するのはもったいない。

せっかくなのでザイルを本来の役割としても活用できるよう、いくつか持ち運ぶものを増やす事にする。

 

ザイルは15mあるので、輪にしても7m程度の急斜面は降りる事ができる。

登り返す必要がないのであれば、輪になっているロープの結び目をほどいて回収すればさらに下まで降りる事も可能。

 

後述のようなグッズがあれば急斜面を比較的安全に降りる事もできるし、登り返す事もできる。

宙づりは想定していない。

 

これらのグッズを使う必要がないような立ち回りが好ましいのだが、もしもの時の保険があると安心。

 

ATCガイド

急斜面を降りたい場面が出てきてしまった時に使用する。

 

ATCガイドの詳しい使い方は割合するが、テンションを掛けていればザイルがゆっくりとガイドとカラビナの中を通る。

ATCガイドを使用したからといってロープの動きが止まる訳ではないので、片方の手でロープの送るスピードをコントロールする必要がある。

どうしても降下中に両手をフリーにしたい場合は後述のシャントなどを使用する。

 

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シャント

急斜面を登り返したい時や降下中に留まりたい時に使用する道具、降りた時にロープを回収してしまった場合には出番はない。

逆方向に力が加わるとブレーキがかかるので、落下する心配がない。

8mmのロープから11mmのザイルまで使用可能。

シングルロープでも使用する事ができるのだが、その場合は10mmか11mmのロープでなければならない。

 

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短めのスリング

ATCやシャントがハーネスから離して使用したい場合などで使用する。

 

カラビナ

ロックが付いているガチ目なカラビナ、個別で揃えたのでメーカーはバラバラ。

赤いカラビナはロックを半回転させるだけで開け閉めする事ができる。

他の2つはロックを何度か回転させて開け閉めする。

 

ハーネス

カラビナを体に装着するには腰と足を固定するハーネスを用いるのが楽。

 

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最後に一言

上記のグッズはバラバラで運搬するとカバンの中が散らかるのでスタッフバッグなどにまとめてしまったほうが良い。

この袋を開ける場面は解体時か急斜面を降りる必要がある時位なので、この袋はカバンの底にでも入れておく。

 

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