鉄砲関連

HastingsのM870用ハーフライフルバレルを入手

Remington M870用で所有しているバレルは2本。

 

交換チョーク式 26インチ リブバレルは散弾を撃つ場合に使用する。

チョークをシリンダーに交換すればスラッグも撃つことができるので便利な一本だ。

 

スムースボアの 20インチ ディアバレルは大物猟を行う場合に使用している。

勢子は藪の中を掻き分けたり這うようにして歩く事もあるし、また長時間歩き続けるので少しでも軽い短いバレルはお勧めだ。

私が勢子をするときにはホロサイトなどの重くて引っかかる余分な物は全て外している、獲物が出てもあまり撃たないし。

一方タツマをするときには素早いエイミングが可能なeotechのホロサイトと、精密射撃用のmagnifier、チークレストを取り付けている。

 

しかしスラッグ銃身で走る獲物を狙って転ばせられる距離はせいぜい50mまで、スラッグは100mではドロップに加えて左右のどちらかにも散ってしまうので獲物を転ばせるのは運も必要。

そのような見通しの良いタツマに入る場合にはサボット用の銃が欲しいよねと猟友と話をしていた。

 

ハーフライフルバレルかハーフライフルが欲しいと射撃仲間に話したところ、丁度M870用の中古ハーフライフルバレルを譲りたい人がいるとのタイムリー情報が。

即決で購入したいと伝えた。

M870はバレル交換だけで様々なシチュエーションに対処できるのが良いところだ。

またボルト式のように装填不良が起きない事も期待している。

 

 

ハーフライフル銃身とは

ライフルドスラッグ銃身(Rifled Slug Barrel)という海外名称にあるように、ライフリング(螺旋状の溝)のある散弾銃のスラッグ銃身が本来の姿。

日本ではライフリングのある銃身は散弾銃用でもライフルという扱いになるので、散弾銃を継続10年所持しないと所持できないという意味不明な事態に事になってしまう。

そこで妥協案としてライフリングを半分落とせばライフルとみなさないことにするよとしたものが「ハーフライフル銃身」と思って良いだろう。

とあるライフルのライフリングを全て落として410番散弾銃として売られていた時期(現在もたまに中古で出ている)もあるので、警察にとってはライフリングの有無がライフルと散弾銃の判断基準のようだ。

 

もちろん海外ではこのような法律はないので「ハーフライフル」という存在は意味不明だろう。

海外ショップからライフルドスラッグ銃身を購入したくても「ハーフライフル」に加工してもらって輸入するのは困難、素直に国内で購入するしかない。

 

ライフルドスラッグ銃身から半分のライフリングを落とした状態でも命中精度は上がる。

ライフリングの落とし方はかつて「先残し(銃口側)」「元残し(薬室側)」と2種類あったのだが、現在流通しているハーフライフル銃身は「元残し」が主流。

 

ハーフライフル銃身ではスラッグ弾より細い弾頭をワッズと呼ばれるカップで包んだ状態で共に発射するサボット弾と呼ばれる高価な専用弾を使用する。

ワッズに包まれた弾頭は銃身内で共に回転しながら銃口から出るが、空気抵抗によりワッズは弾頭から外れる。

弾頭の命中精度は回転にあるので、ライフリングの削られ方次第で命中精度の良し悪しは出てくるだろう。

銃身内では弾頭ではなくワッズ(他コロスやガスシール等)が銃身内と接するので、銃身の掃除はススとプラカス除去がメイン。

 

散弾を撃った場合は散弾を入れているカップが銃身内で回転してしまうので(散弾は遠心力で外に広がりたい)命中精度は期待できないようだ。

命中精度は期待できないがハーフライフル銃身でも散弾は撃てるので必要であれば撃てば良い。

 

ちなみにボルト式のハーフライフルは「ライフル銃及び散弾銃以外の猟銃」といった?な扱いになるとの事。

技能講習はライフル以外の銃なのでクレー射撃、頑張って1枚当ててください。

 

 

Hastingのハーフライフルバレルの外観

ハーフライフルバレルを譲り受けたのはとある銃砲店。

元々Remingtonのバレルと聞いていたのだが、実物を見ると「Hasting」というブランドの銃身だった。

値段はお友達価格という事で一般的な中古価格よりも安く譲ってもらえた。

銃砲店なので用意されていた書類にサイン押印して警察へ提出、苦労もなくあっさりと私の所有物となった。

 

お約束の銃身長比較。

上段20インチのディアバレル。

中段24インチのハーフライフルバレル。

下段26インチ交換チョーク式リブバレル。

 

銃身にはM870と刻まれているので、間違いなく私のm870で使用できるようだ。

 

この銃身では12番の3インチのシェルまでが使用できるようだ。

カンチレバーは銃身としっかりと固定されているが、重量はこれだけの固定部分に全てかかるので重いスコープを搭載するのは流石に不安。

溝は4本、中古なので少しサビが浮いている。

 

Hastingのバレルはフランス製らしい。

 

このバレルはRemingtonのバレルと比べるとかなりピカピカ。

タツマでモゾモゾすると光が反射して気取られる事があるので、テープを巻くか塗装をした方が良いかもしれない。

レミントンのバレルには赤錆が浮いている、たまにメンテナンスをする程度ではこうなる。

全体的にRemingtonよりHastingの鉄の方が質が良さそうに思えた。

 

 

こんな半分だけのライフリングでも命中精度をあげるのだから侮れない。

 

 

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M870にカンチレバー付き銃身を取り付ける、その前に

シリアルなどは画像加工で見栄えよく消してあるのであしからず。

私のM870の機関部には銃砲店で取り付けてもらったレールマウントが。

機関部にレールマウントが取り付けられている状態ではカンチレバー付き銃身は使用できないので、このレールマウントを取り外す必要がある。

 

さてこのレールマウント、ネジ止め以外に接着剤で機関部とくっついているようである。

まずは強力接着剤剥がしをレールマウントの横からカッターでねじ込んでいき、接着剤を溶かしてみよう。

接着剤は順調に溶けているようだ。

 

が、途中からカッターの刃が入らなくなってしまった。

マイナスドライバーをツッコみ力技で外しにかかるが、外側の接着剤が少し溶けたくらいでは全くびくともしない。

 

このような時は接着剤を熱で溶かすしかない。

ヒートガンの熱風をレールマウントに当てつつ、マイナスドライバーでこじる。

徐々レールにマウントが浮いてきた。

 

はい、取れました。

マイナスドライバでこじったのでレールマウントの外側はガタガタになってしまった。

 

機関部側はこんな感じ。

 

接着剤を取ってみたが、マウントレール形の傷がくっきり残ってしまった。

ねじ穴も開いたままだし数日後に錆びてきた、パテで埋めて塗装するのが良いかも。

 

とりあえずマウントレールがなくなったので、ハーフライフル銃身を取り付けてみた。

 

ホロサイトとmagnifierを載せてみた。

magnifierは3倍なので、100mは狙えるかな。

銃身に照星・照門やリブがないのですっきりして見える。

 

 

HastingハーフライフルバレルをM870に取り付けてみて

ホロサイトとmagnifierを取り付けて据銃してみての感想。

 

目線の高さが合わない

カンチレバーは機関部より浮いた状態なのでホロサイトの位置が高くなってしまった。

私が所持している数種類のチークレストを使用して高さ調整してみたのだが、それでも良い感じの高さにならなかった。

何かしらの対策をしないと使い物にならない。

 

magnifierが遠い

今まではスラッグ銃身で遠方を狙う事がなかったので、magnifierは近距離でチラ見えしている止まっている獲物の部位を精密射撃する時にしか使用しなかった。

しかし今後は遠方を走っている獲物を積極的に撃つ事になるので、magnifierのケラレが気になるだろう。

気になるというか、見える範囲の半分以上がケラレだ。

これでは遠距離で見える範囲が非常に狭くなってしまうので、ケラレを少なくする必要がある。

ケラレを減らす1番の方法はmagnifierに目を近づける事だ。

ホロサイトとmagnifierは銃身が短い銃で運用するのが正しい使い方なのかもしれない。

 

 

対応策

目線の高さが合わないならばチークレストを高くすれば良いし、magnifierに目線を近づけるにはストックを短くすれば良い。

上記を同時に満たしてくれるギアはこれだと思う、Highのcheek riserも別途購入。

 

長い高倍率のスコープを取り付ければ良いのでは?と思いもしたのだが、ホロサイトによる近距離エイミングの速さと天秤にかけた結果ホロサイトにする事にした。

止まっている獲物を撃つ事が多いなら高倍率のスコープを取り付けた方がより命中率は上がると思う。

 

最後に一言

獲物まで開けた平地で獲物も止まっている、ゼロイン距離付近なら弾はスコープで狙っているバイタルにほぼ飛んでいくので獲物は転んでくれる。

動画などで出てきそうな銃猟としては一番楽(そこに至るまでの準備や苦労は別として)なシチュエーションだろう。

 

しかし本州では平地という条件がほぼない、ほとんどが山の中。

そしてグループ猟では獲物は本気で走ってくるのでスコープで狙うのは未来のバイタルが来る位置だ。

例えば私がやった猟場のなかで、数回行った牧場での猟はあらゆる条件が緩すぎて接待をしているようなものだった。(私は勢子だけど)

何が楽かというと、木がほとんどないので前左右の見通しが非常に良いので走る獲物もじっくり狙える、斜面もかなり緩いので遠くまで見通せる。

それでもスラッグでは100mで転ばせるのは難しい。

スラッグなのでスコープ調整しても100mではどこに飛んでいく事やら予想できない(当たりはするかもだけど)

 

ハーフライフルにしたからといって50mが余裕かといえばそんな事は全くないと思われる、弾速がすごく速い訳でもないだろうから近距離ならスラッグ銃と条件はあまり変わらないはず。

しかし50m以上でも弾が狙ったところに比較的集弾するというのが非常に大きい。

牧場なら150m程度なら走っていても転ばせられるかもしれない、最初は想定よりケツ側に弾が当たるかもしれないが。

 

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