車・バイク

スーパーキャリイDA16TにODB2接続のHUDタイプタコメーターC500を導入

スズキの軽自動車はエンジン回転数が3000回転での走行が丁度良いらしい。

しかしスーパーキャリイにはタコメーターが付いていないのでエンジンの回転数がわからない。

エンジン音を聞いて「お、今3000回転くらいだな?」と勝手にエンジン回転数を予想して運転するしかない。

 

エンジン回転数を知りたいのであればタコメーターを後付けするしかない。

しかし素人には配線がややこしいので、お金を支払って業者に頼むか「みんから」を見ながらがんばって自分で取り付けるか。

そこまでしてエンジン回転数を知りたいか?

いや、別に苦労してまでして知りたいものでもない。

というのが自分の考えであったのでタコメーターの導入は控えていた。

 

しかしODB2接続なら簡単にタコメーターを導入できると解ったのでタコメーターを導入してみることにした。

 

 

OBD2の利点

最近の車(2010年9月以降発売)には「OBD2」なる端子が装備されている。

この端子に機器を接続すれば車のさまざまな情報が得られるという素晴らしいものだ。

本来は車の整備工場などで車の診断目的で使用される端子。

しかし速度、エンジン回転数、水温、電圧等の情報が取得可能なので最近のナビや速度計はOBD2接続の機器が増えてきている。

 

なにより嬉しいのが後付けタコメーターのように複雑な配線接続をする必要がないということ。

コネクタに接続するだけで簡単に情報が得られるのである。

 

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HUDの利点

最近はHUDタイプのタコメーターも数多く出てきているようだ。

 

HUDとはヘッド・アップ・ディスプレイ(Head Up Display)の略で、ゲームのRPGではおなじみのゲームプレイ画面上にHP情報等が表示されている機能とでも言うべきか。

車におけるHUDはディスプレイに表示されている情報を直接見るタイプではなく、フロントガラスなどに情報を投影するタイプのディスプレイだ。

フロントガラスの視界を妨げる事無く情報を見る事ができるので、運転では安全な表示方式だと思う。

 

ハンドルの隙間から覗くタイプの標準搭載速度計やタコメーターは、フロントガラスより目線をそれなりに落として確認をしなくてはならない。

その際に目の隅に見えているフロントガラスの情報量はかなり少ない事に気づくはずだ。

速度を確認する時間は一瞬ではあるが、それでも車はそれなりの距離を移動しているのでちょっと危険。

 

その点HUDであればフロントガラスの隅で速度を確認できるので標準搭載の速度計より安全だ。

HUDを見る為に目線を落とす量は標準の速度計よりわずか数cm高くなるだけなのだが、目の隅で見えているフロントガラスの情報量はかなり多くなる。

逆を言えば普通に運転していても目の隅にHUD情報が多少見える。

 

初めてHUDタイプの速度表示計を見たのは4年くらい前で、中国で知人の車に乗せてもらった時だろうか。

中国にはこんなに便利なものが車に搭載されている(今思えば後付けのHUD)のかと感心したものである。

今では車内ミラータイプのドラレコは日本でもおなじみだが、初めて見たのは中国だったので意外と中国の車関連便利グッズは進んでいる。

車の衝突センサー(音で距離がわかるやつ)も初めてみたのは中国だったかもしれない。

付き合いのある中国人が金持ちばかりというのもあるのだが。

 

 

OBD2接続のHUDタコメータを購入

Amazonで「HUD OBD2 タコメーター」と検索を行うと、さまざまな種類の商品が表示される。

私がHUDで表示したい情報は「速度」と「回転数」なので、この2つの表示が判りやすいタイプの商品に絞った。

 

速度はどの商品も一番見やすい表示になっているようだ。

タコメーターがメーター形式になっているタイプは、正確な回転数が判らないので却下した。

回転数はそこまで正確に知る必要もないのだが、初めての導入なので細かい数値が知りたかったのだ。

フロントガラスに直接投影するタイプは表示が2重に見えたりするとの事なので、反射用のガラスが本体に付いている商品にする事にした。

 

そうするとおのずと数は絞られる、私が表示が見やすそうだと思ったのはC500というタイプ。

そして気づく。

出てくるのはメーカー名や値段は違えど同じ商品であると。

Amazonあるあるである。

 

GPS搭載機なるものもあるが、GPSは不要だと私は感じる。

GPSの速度表示は遅延があるので正確ではないし、GPSのみの搭載商品はエンジン回転数は解らない。

海抜高度や方角が知りたいならOBD2とのハイブリッド機の導入もありだが、カーナビやスマホでもそれらの情報は得られる。

 

 

私が選んだのは「iKiKin HUD OBD2 C500」という商品だ。

6,899円で8%OFFクーポン付き。

選んだ理由は値段が一番安いからである。

ただしスズキは対応できない車種と記載されているので、人柱上等で購入。

追記

全く問題なく使用できている。

 

HUD表示されるのは速度+選択項目の2つのみ。

選択項目は7つで、ボタンクリックで切替ができる。

  • 水温
  • バッテリー電圧
  • 走行時間
  • 走行距離
  • 平均燃費
  • エンジン回転数
  • 時計

 

その他設定で変更できる内容

  • 速度の表示(実際の速度とずれている場合 タイヤの大きさを変えた時に便利な機能
  • エンジン回転数の表示(実際の回転数とずれていた場合に・・・)
  • 燃費の表示(実際の・・・)
  • 回転数警告(設定した回転数をオーバーする警告表示)
  • シフト推奨(設定した回転数をオーバーするとシフト推奨表示)
  • 4段階速度警告(時速60/80/100/120kmで警告表示)
  • 速度警告(設定した速度超過で警告音)
  • 表示モード(3つ切替 「時速80km以下ですべての情報表示、超過でハイスピードモード表示」、「すべての情報表示」 、「ハイスピードモード(速度と燃費のみ表示)」)
  • 明るさ調整
  • 速度単位(KM、MPH)
  • 水温(℃、℉)
  • 走行距離(KM,Mile)
  • 電源(指定電圧で電源OFF)

 

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C500を導入してみた

パッケージから商品を取り出し驚いたのが、日本人が作成したとしか思えない日本語マニュアルが付属していたことだ。

ikikinブランドを数多く出品している8niceは広州にある会社のようだし、パッケージは英語だしマニュアルも英語マニュアルだ。

気になったので調べてみたら、C500の日本語マニュアルがPDFで出回っておりそれを印刷しただけというのが正解だったようだ。

真相はどうであれ、この日本語マニュアルの存在に助けられた事には間違いない。

 

それでは早速取付を開始したいと思う。

スーパーキャリイDA16TのOBD2コネクタはハンドル下の左側にある。

 

C500のコネクタはこの通りシンプルな構造となっている。

ちなみに本体と接続するほうはミニUSB端子。

 

C500はハンドルの目の前あたり、右側スピーカの切れ目の左側に設置しようと思う。

 

スピーカのパネルがすぐ取り外しできるので、ここから配線を通す事とする。

取っ手をもって上に引けばすぐに外れる。

 

配線がちょっと長いので付属のウネウネで纏め、横の隙間からからOBD2のコネクタを落とす。

下から上に配線を上げるより落としたほうが楽。

 

裏から配線をOBD2コネクタと接続する、非常に簡単な作業であった。

 

 

スピーカーのパネルの継ぎ目にモロに本体が被っていたので、撮影後に本体の位置を微妙にずらしたがだいたいこの辺である。

本体はフロントパネル手前にしか設置できない。

奥に設置したくとも本体と接続しているミニUSBの配線が後ろに延びている為フロントガラスと干渉してしまうから。

 

付属のマットはシール式の滑り止めなので、傾斜のあるフロントパネルに設置してもズレる事はない。

設置後の位置の移動はシールがべったりとくっつく事もないので楽である。

 

この位置でHUDのガラスに被っているのはワイパーくらいなので、運転に支障はないだろう。

 

本体左側のスイッチとスライドスイッチである。

スライドスイッチは短く押し込むと表示切替、長く押し込むと設定モード、スライドの上で速度のみ表示/全表示、スライドの下5秒でブザーのON/OFF。

設定中はスライドの上下で数値変更

 

まずは設定で時計と速度超過アラームの速度を変更。

スライドボタンを押すと表示は以下の順で切り替わる。

 

時計表示

 

水温(℉表記だったかな?)

 

電圧

 

走行時間

 

走行距離

 

平均燃費

 

エンジン回転数

 

そして再び時計表示へ

 

 

C500を使ってみた

運転中は意識してHUDを見るつもりがなくとも目の隅で数値が見える位なので目線の移動は楽である。

回転数はデジタル数値表示なので解りやすいといえば解りやすいが、数値を読む必要があるので直感的な回転数の確認はできない。

エンジン回転数はエンジン音で判断できるので、このエンジン音は何回転位と数値で判るようになったのがうれしい。

今まで3000回転位だろ?と思っていたエンジン音が実際は2500回転程度だったというのが解っただけでも導入した甲斐があった。

 

ディスプレイの明るさの自動調整機能であるが、さすがに正面に太陽がある場合は数値が見えにくい。

数値の表示は888形式なので通常はLEDが点灯している箇所のみガラスに反射して数値が見えるはずが、点灯していない箇所も反射して見えてしまうので実際の数値が見えにくい。

このようなシチュエーションは早朝や夕方で発生するので注意が必要。

 

スズキ車だからなのかDA16Tだからなのか不明だが、自動電源OFF機能が使えなかった。

設定で電圧をいじくりまわしても、エンジンOFF時に電源が切れない。

そればかりか運転中に突然電源OFFになったりするので、この機能はなかった事としよう。

手動で電源ON/OFFをする必要があるので、エンジン停止時には電源OFFを忘れずにしないとバッテリーがもたない。

2020/06/17追記

車のドアを開けたりして通電すると自動で電源入る。

車のエンジンを切ってドアをロックしてしばらく後に通電がなくなれば自動で電源は切れる。

 

最後に一言

マニュアル車の運転に慣れていないので半クラッチが苦手だ。

今まではエンジン音が聞こえない状態で半クラッチをする場合は、車体のビビリで「半クラになったな?」と判断していたが、酔うので車体のビビリは好きではない。

しかし視覚でエンジン回転数が判れば、半クラッチ時にはエンジン回転数が落ちるのでエンジン音が聞こえなくても半クラッチができる、やったぜ。

 

きつい傾斜の下り時ではエンブレがききまくってエンジンがうなっていたりした。

同じシチュエーションでエンジン回転数が判るようになったら回転数が5000を余裕で超えていたという、知らなければエンジンにダメージが蓄積されていただろう。

 

 

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