射撃場でも使える狩猟用ベスト(ハンティングベスト)を選ぶ
6月に銃の所持許可を取得しましたが猟期までの期間がかなり開いています。
猟期に入るまでには射撃場で銃の射撃練習を行って銃の取り扱いに慣れておきたいですよね。
射撃場でクレー射撃練習を行うにはベストの着用がマナーです。
狩猟目的で銃の所持許可を取得したので射撃用ベストではなく射撃場でも使える狩猟用ベストを購入たいと思います。
ベストの色と迷彩柄について
イノシカは色盲なのでグリーンを着ていようがオレンジを着ていようが見え方は変わらないようです。
オレンジを着用する意味は他のハンターに誤射されないようアピールする為なので、イノシカ相手ではオレンジを着用しない理由はありません。
オレンジの迷彩かオレンジ単色かについてはオレンジ迷彩が良いと思います。
単色ではその部分が浮いて見えます、少しでも単色の固まりが見える範囲を少なくしたほうが見た目ではバレにくくなります。
迷彩の効果についてはリンク先を見るとよくわかります。
射撃場でも使えるハンティングベストとは
射撃場でベストに欲しい機能としては実包25発を納める事ができるポケットです。
ウエストポーチのようなものに実包を入れる事も検討しましたが邪魔そうなので止めました。
ハンティング用品を探す際には海外Amazonやebayをよく利用するのですが、迷彩柄のオレンジベストは送料を入れても1万円はしないようです。
中古まで入れる数が多いので、新品の中からメーカーが判らないものやfrom chinaは排除して探していきます。
実包25発を納める事のできるポケットの付いているオレンジのハンティング迷彩ベストとなると物はかなり絞られます。
良さそうなベストを見つけました、メーカーは【kryptek】というそうです。
非常に目を引く迷彩柄は【inferno】という名称だそうです。
メーカーもしっかりしてそうなので、この商品を輸入しようと思いましたが日本でも並行輸入品が購入できる事が解りました。
輸入費用を計算すると日本のショップのほうが珍しく安かったのでそちらから購入する事にしました。
時期によっては海外からの輸入したほうが安い。
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Kriptek VESUVIUS VEST Inferno Camo
大きなポケットが左右に2つ付いてます、実包25発が余裕で入ります。
前面の胸にはKRYPTEKロゴが。
縁の黒い部分がしっかりした造りです。
Inferno Camoの中にINFERNOロゴが数か所隠されています。
リバーシブルになっています、ポケットも左右に2つ付いてます。
射撃場で使ってみました
ベストの肌触りが非常に良いです、良い生地を使っているようですね。
ペラペラ生地ではなくそれなりに厚みのある生地を使用しているので丈夫そうです。
裁縫の乱れはありません。
ポケットからの実包の出し入れで引っ掛かったり等の問題はありません。
ポケットは深いうえに蓋が付いているので実包が落ちる事はまずないと思います、狩猟で実包を入れても大丈夫かもしれません。
私の身長は169cmで体重68kgの腹が出ている中年体形ですがサイズはMを購入。
ポケットの蓋がヘソの高さ、ポケットの底が内ももの付け根あたりです。
インナーダウン・フリース・冬用ジャケットと冬季狩猟用の服装上からでも問題なく着用できました。
第一弾の狩猟用ベストとしてはアタリ商品を購入できたかなと思っています。
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射撃場でも使えるイヤーマフを選ぶ
電子イヤーマフが必要な訳
射撃場では耳の保護は必須です、屋内ライフル射撃では耳の保護をしていない人は立入禁止です。
発砲音を耳にする事など普通の人は経験した事がないと思いますが、発砲音はとてつもなく爆音です。
車のクラクションが100db程度、飛行機のジェットエンジン音を近くて聞いて140db程に対し散弾銃の発砲音は155db以上です。
人の耳は130db以上は痛みを伴い、痛みを受け続けると耳の機能が低下し難聴になってしまいます。
難聴は治りませんので、難聴にならないよう射撃時における耳の保護はしっかりと行うようにします。
射撃場や猟場では発砲音は遮断しても他の音は小さくしないことが好ましいです。
耳栓は安いのでコストパフォーマンスは良いのですが全ての音を小さくしてしまいます、安いイヤーマフも同様です。(声などは小さくて聞こえにくい)
射撃場でも猟場でも他の人の声や音が聞こえていないと危険ですし、猟場では獣の足音などが聞こえるほうが良いですよね。
ライフル射撃場ではターゲット交換を行うには他の射手のターゲットの前を横切って交換したりするので、事前に射手全員にターゲットを交換する事を告げ射撃を停止してもらう必要があります。
もし声が聞こえず射撃を続けていたら重大事故になってしまいます。
大きな音は小さくするが、他の音は小さくしたくないというニーズに応えた商品が【電子イヤーマフ】や【電子イヤープラグ】になります。
電子イヤーマフは普段の音は大きく聞こえるようにもでき、大きな音だけが普段より小さく聞こえる鉄砲撃ち必須グッズなのです。
私はイヤホンなど耳の中に入れていると耳がすぐに痛くなってくるタイプなのでイヤーマフを購入する事にしました。
電子イヤーマフに求める機能
理想を求め過ぎたらきりがないのですが、長時間身に付けるものなので不快感があるようでは射撃に影響が出てしまいます。
電子イヤーマフを選ぶうえで重要視したのがイヤーカップが耳の外側を覆う構造になっているかです。
イヤーカップが外耳に当たるもの(小型ヘッドホンのようなもの)がありますがあれではダメです。
またイヤーカップが耳を完全に覆う形状でも、外耳に触れている素材が柔らかいかどうかも重要です。
長時間での使用で外耳が痛くなってくるのでは射撃に集中できません。
ただしイヤーカップが大きすぎるのも考え物で、銃床に干渉するようでは使い物になりません。
外部入力プラグが付いているかどうかも重要です。
グループ猟では無線機でやり取りを行います。
電子イヤーマフに外部入力が付いて無ければ、無線機の音はタレ流しにしてマイクから音を拾うか、イヤーマフの隙間からイヤホンを入れるかです。
音声タレ流しは気取られてしまうしイヤホンは耳の中が痛くなるから嫌です。
狩猟で使用する事も考えると欲しい機能の1つが防水性です。
雨の日でも出猟すると思いますし、雪が降った後は木の上に積もった湿った雪が頭上に落ちてくる事もありますので防水性能はあるほうが良いです。
そのような条件に合う電子イヤーマフを国内外サイトを調べまくり購入した商品がこちら。
輸入するほうが断然安い。
MSA Supreme Pro-X
イヤーカップの素材が非常に快適性の高いジェル状のものになっています。
耳の外側を完全に覆う形状なので耳に干渉しませんし、非常に柔らかい吸い付くような素材で長時間の着用でも全く痛くなりません。
装着しても完全な遮音はされないようです、人の声も聞こえます。
マイクの収音力ですが、遠くの音は3倍以上は音を増幅してくれていると思います。
大きさはギリギリのサイズ感です、銃床には首を傾けると付いてしまいますが正しく構えていれば干渉しません。
外部入力は搭載されています。
防水性はIP67ですので防塵・防塵機能が備わっています。
まさに私にとって完璧な電子イヤーマフ。
唯一弱点をあげるとすればイヤーカップの肌と密着している部分が蒸れやすい事でしょうか。
左側から見た画像ですが、ボタンが3つあります。
音量の+-ボタンと、電源ボタンです。
電源ボタン長押しでスイッチオン、再び長押しでスイッチオフです。
右側から見た画像です。
電池の入れ方が記載されています。
後ろから見た画像です。
左側のプラグが外部入力になります。
右側は電池を入れる部分です。
スチール造りのツマミを外してあげると電池を入れる穴が出てきます。
単4電池2本で600時間使用できます。
2本目の電池を入れるのが少し大変です。
正面から見た画像です。
カップの左右に付いているのがマイクです。
電源オンの状態ではしっかりと小さな音も拾ってくれます、発砲音は手を叩いた位の音まで下げてくれます。
ヘッドバンド部分を最短と最長にしてみました。
6段階の長さ調節ができます。
収納する時にはこのような形状にする事もできますがこれ以上コンパクトにできません。
最後に一言
私は予算をケチり結局後悔する事が多かったので、しっかりと比較・調査を行い欲しい機能があれば多少高くても購入するようにしました。
もし予算をケチるのであれば日本のショップで買う前に同じ商品を海外サイトで調べる事でしょうか。
日本のショップも商売ですので海外からの購入・輸入費用+αの価格です。
今回購入したKriptekのベストのように、海外の値段+送料より国内のショップでも値段が同等の場合もあるので注意が必要。
すぐに商品を手に入れたい場合は日本のネットショップは便利だと思います。