前回の記事で作成したマトは50mの位置に貼った場合、肉眼では中心が見えにくいといった欠点があった。
今回作成したマトは前回作成したマトと基本的なフォーマットは同じだが、肉眼で中心が見やすくなっている。
マト紙は抜けの良いフジサン企画の超厚口を使用。
ゼロイン用の50mの13MOAのマト
余計な物は排除。
スコープのレティクル合わせは三角にしてみた。
マトの中心をスコープで捉えやすいよう、中心に0.1インチのドットを置いてみた。
中心の白抜きの円は50mの直径2MOA。
その外側の黒い円は直径+1MOAの黒い円(線幅は0.5MOA)を3つ描画し、中心の白い円と合わせて直径5MOAとしてみた。
5MOAの外側の円は+1MOA単位で白と黒の円が描画され、合計の直径は13MOA。
大会に向けた練習用の50mの9MOAのマト
余計な物は排除。
1MOAのマスも不要そうなので排除した。
レティクル合わせ用として線を描画してみた。
線の長さは縦6inchと横11inch。
円の大きさは外側の直径が9MOA。
その他はゼロイン用と同じ変更。
なんとなく作った50mの5MOAのマト
5MOAの円が6つ描画されたマトを作ってみた。
ハンドロード弾の精度確認などで使えるかな?
射撃管理アプリなどでも使えるバージョン(2020/05/20 追記)
某射撃管理アプリは不具合か判らないがうまく作動しなかったので、マト上に距離の目安は設置していなかった。
しかし「Bullseeye Target Manager」というアプリなら作動する可能性があるので距離の目安の十字を上下左右に設置。
左の十字の交差点から右の十字の交差点まで7インチ。
上の十字の交差点から下の十字の交差点まで10インチ。
左右10インチ、上下7インチ。
上下7インチ、左右10インチ。
最後に一言
ゼロイン用のマトの直径は13MOAなので約180mm。
180mmはどれくらいの大きさかというと、西富士ライフル射撃場のマトの5点ラインの中間あたり。
9MOAは約125mm。
西富士ライフル射撃場のマトの7点ラインの外側付近。
5MOAは約70mm。
西富士ライフル射撃場のマトの8点ラインの内側付近。
2MOAは約28mm。
西富士ライフル射撃場のマトの中心の白抜き(約34mm)よりは小さい。
通常練習は自作のマトで行い、大会が近くなったらキープしておいた射撃場のマトを使うなどすると良いかも。
ゼロイン用のマトの円の中に全弾入るという事は、西富士ライフル射撃場のマトの5点には全弾収まっているという事。
とりあえずこのマトに立射10発が入らないと射撃大会に出ても話にならない。
上位に食い込むには座射は5MOA、立射は9MOAに各10発入れられるよう精進したいところ。
一都八県は膝射じゃなく座射でOKという事なので、狙いが安定する座射の練習を。