スキート射撃のジャパンルールに挑戦
猟期まで残り2か月半、みなさん射撃訓練していますか?
最近M870によるスキート射撃が面白くなってきた、現在のスコアはフィールドシングル18/20・ダブル14/20。
M870でダブルも当たるようになってきたしそろそろジャパンルールにも手を出したいと思っている。
2019/09/05追記
ジャパンルールを試してみた、8番で当てたから満足。
スコアは素人レベル。
フィールドとジャパンの大きな違いは下記の通り。
- ジャパンはクレーが発射されてから挙銃しなくてはならない、フィールドは据銃状態からスタートでもOK
- ジャパンは8番射台がある
- ジャパンは1ラウンド25枚、フィールドは20枚
フィールドでは据銃状態でコールができるので、クレーが発射されたら構えたままの状態でクレーの先を狙って撃てば良いだけだった。
ジャパンルールではクレーが発射されてから挙銃を行う必要があるので、いかに素早く正確に挙銃できるかがポイントである。
挙銃が遅れる分だけクレーは先に飛んでいってしまうので、クレーを割るのが難しくなってしまう。
今までは自己流で挙銃をしていたので、顔のポジションを銃に合わせてしまったり腋にリコイルパッドがひっかかったりしていた。
ジャパンをやるからにはこれではいかんと思い正しいフォームや挙銃についてネットで情報収集。
ネットの情報だけでも十分勉強になるのだが、狩猟雑誌にもスキート射撃のフォームなどが掲載されていないかと思いふっと本棚を見るとある2冊の本が目に飛び込んだ。
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飛行標的射撃実習教本を読みましたか?
すでに鉄砲の所持許可を取得しているみなさんは、教習射撃時に2冊の本を貰っていると思う。
「散弾銃射撃教本 初心者用」と「飛行標的射撃実習教本」である。
私は今までこの2冊を読んだ事がなかった、教習射撃を行ってからかなり月日が経っていたので存在を忘れていたのだ。
初めて2冊の本を手に取り読んでみた。
スキート射撃をすでに行っているからこそ教本の内容が解るのかもしれないが、どちらの教本もスキート射撃を始める前に読んでおくべきだったと後悔。
射撃場へ行くなら必ず目を通しておくべき本だったようだ。
「飛行標的射撃 実習教本」にはこのように記載されている。
手袋は防寒用(怪我防止用)と考えていました!
今までは素手で射撃を行っていたのだが、M870のレシーバーを握る左手が汗で滑る事が気になっていた。
M870 EXPRESSのレシーバーはこのようになっている。
画像では解り難いかもしれないが、レシーバーには真ん中あたりでレシーバーの厚みが変わっている。
意識して厚みが変わる箇所に指をひっかけるように握っているのだが、射撃後にレシーバーを見ると左手はいつのまにかレシーバーの手前側を握ってしまっている。
レシーバーを握る左手は汗ばむので汗で滑って手が手前に来ているいる可能性は大いにあり得る。
レシーバーの手前を握ると排莢不良の原因にもなるので、汗で滑らないよう手袋を導入する必要がありそうだ。
射撃用の手袋を探してみる
「飛行標的射撃 実習教本」では「手袋はゴルフやバットスイングに使用するスポーツ用の革製のもの(1万円前後)が必要」と記載されている。
今の時代は革製の手袋といえども低価格で良い商品は買える。
早速スポーツ用革製手袋をネットで探してみたが、種類が多すぎるのと革の厚みやサイズ感が全くわからない。
ネットショッピングの利点は地方でも商品の購入から数日で自宅まで到着する事、商品の種類が多い事、安い事。
だが衣類に関してはネットショップの利用は難しい。
質感やサイズなどは着用してみないと解らないからだ。
革製手袋は伸びにくいので使用時に不快になるようでは困る、やはり実物を手に取って試着してみる必要がありそうだ。
近所のスポーツ用品店というと銃砲店になってしまうのだが、手袋は置いていなかった気がする。
銃砲店で気になる商品の取り寄せ注文も可能ではあるのだが安易に注文して良いものか悩む。
注文したら顔見知りなだけにキャンセルできないし安易に失敗できるほど安い品ではない。
他に近所で手袋が売ってそうなお店は・・・・
イオンモールは遠いし・・・
モンベルも遠いし・・・
手袋といえばワークマンでも良いのがあるのではないか?
手袋の種類もたくさんあるから、もしかしたら良い品が見つかるかもしれない。
ネットでワークマンの手袋について調べていると、レスキュー208という手袋が陸上自衛隊で使用されているとの情報が!
自衛隊で使用されている実績がある手袋なら期待がもてる!
さっそくその商品を調査する為にワークマンへ行ってみた。
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レスキュー208を購入した
ワークマンの手袋コーナーへ。
手袋は簡易作業用の安価な布手袋コーナーと特殊な手袋コーナーで分けられているので商品が探しやすい。
すぐにお目当ての「レスキュー208」が見つかった。
試着してみると薄くて手にフィットするし滑りにくい。
薄い事の利点は指の触覚が損なわれにくい事。
革製より良いつけ心地だ。
しかしここで焦って購入をしてはいけない。
他の手袋も試着してみて比較するべきだ。
いくつかの手袋を試着してみた結果、最も使い心地がよさそうだったのは「レスキュー208」であった。
ネットの情報とか陸上自衛隊で使用されているなど関係なく、着用してみて射撃向きだろうなと感じた。
レスキュー208の特徴
- 従来の合成皮革の比べ、4-5倍の摩耗強度がある。
- ソフトな風合い
- 汗を素早く吸収して蒸れを抑え、通気性に優れる
- 指先を湾曲させた独自の縫製方法で、握りやすく手が疲れにくい
価格は1,543円、この価格であれば気兼ねなく使う事ができる、狩猟で使用して破れたとしても問題ないだろう。
レスキュー208を使用してみる
自宅での使用テストとなると挙銃練習とスライドだろうか。
手袋を着用して銃を持ってみる。
持ちにくいなどという事は一切なく、むしろ素手より銃が手にフィットする。
軍手を着用して銃を持つのとは雲泥の差である。
フォアグリップを握ってみる、すごくしっくりする。
挙銃動作とスライドを行ってみる、何度も行ってみる、フォアグリップの手前に指が来てしまうような事には全くならなかった。
実際に射撃場で使用してみる。
手袋左手はレシーバーを持つ左手が全く滑らないのですごく安定するようになった。
手袋右手はチューブマガジンにショットシェル を装填する時に手袋の親指がチューブマガジンに引っかかる。
射撃には直接影響しないので問題はないのだが、気になるようだったら指先をカットしてしまうのもありかも。
最後に一言
射撃時にフォアグリップの握る位置が移動してしまう事についてはずっと悩んでいた。
肩付け時に左手が滑っているかもしれないし、スライドをする時に滑っているのかもしれない。
左手が滑ると左腕のポジションが変わるので非常に狙いにくい。
フォアグリップが滑りやすいのか?
それなら交換してしまおうと思いネットで滑り難そうなものを探したりもしていた。
手袋装着で手を滑りにくくする事は完全に盲点だった。
もともと狩猟では岩場用の「ブラックダイヤモンド クラッググローブ」を着用する予定であった。
防寒の意味と石や枝などによる手の怪我を防止する為だ。
渓流釣りでは渓流での移動時にこの手袋を着用しているのだが、川で滑って石に手を付いたり斜面で滑って木や枝を掴んだり地面に手を付く事が多いので重宝している。
着用して引き金を引くができるので狩猟でも問題なく使用できる。