光学機器を搭載するデメリットについての説明
搭載に費用がかさむ
光学機器はピンキリ。
ドットサイトは下の値段は4,000円とかで上の値段も高くて10万円とか。
ドットサイトのタイプは薄いオープン型とチューブ型があって、オープン型は光で若干見えにくく壊れやすいけど軽い、チューブ型は薄いものの反対。
あくまでも1倍なのでどうしても拡大して見たいならマグニファイアというドットサイト用の拡大鏡を取り付ければ固定倍率で拡大できます。
しかしマグニファイアの値段はドットサイトより高額だったりするので、だったらスコープ載せたほうが良くない?とか思ったり。
私の使用しているEotechのEXPS2-0なんかはガンガンぶつけても壊れる様子がないくらい丈夫でレティクルも見やすいけどゴツくて重いし目線も高い。
そして現在の国内価格も10万とかしちゃう位高額。
それにEotechのマグニファイアも付けているもんだから、今の日本国内値段だと両方合わせて20万円くらい。
それにEXPS3-2とかも持ってるのでアホですね。
スコープは安いもので1万円くらい、高いものはコスパが悪すぎなので高くてもMarchあたりにしておくのが無難。
スコープの値段はレンズ性能で決まってくる感じ。
スラッグ銃の狩猟用スコープ選びで需要なのは最低倍率は1倍にすること、自ずと最大倍率は10xまでに落ち着いてくる。
近距離戦だと1.5xでも倍率は邪魔になる。
サイトを銃に載せるには、銃にマウントベースが付いている必要があります。
標準でマウントベースが付いていない銃がほとんどなので、別途マウントベースを購入する必要があります。
マウントベースは銃に穴あけ加工が必要だったり、どのマウントベースでもその銃に取り付けられる訳ではないので銃砲店で相談しながら買うのが無難。
スコープはマウントリングを別途購入する必要があります。
スコープとリングを水平に取り付けたりリングの位置調整など色々面倒なので銃砲店でリングを購入して取り付けまで頼んだ方が良い。
スコープにマウントリングを取り付けるのにベディングが必要だったりする場合もあるので、そうなると道具が必要。
お薦めはスコープをネットショップで安く購入。
スコープと銃持参で銃砲店に行き、相談しながらマウントリングとマウントベースを購入。
銃砲店に銃とスコープを預け、銃にマウントベースを取り付け、スコープにマウントリングを取り付けてもらう。
ついでに簡易サイト調整もしてもらう。
銃砲店にもよるが各パーツ取り付けや簡易サイト調整はマウントベースとマウントリング購入時に無料でやってもらえたりする。
レンズ保護のためレンズプロテクターなども欲しくなりますので、さらに+αのお金がかかるかな。
あと銃袋がスコープ用じゃないなら、スコープ用が必要になるかもしれない。
銃が重くなる
言わずもがな。
軽さを求めるなら薄めのオープン型ドットサイトだけど、その分壊れ易い。
スコープはマウントリングもそこそこ重量があるのでスコープと合わせて+500g以上は覚悟した方が良い。
銃が重いと腕も疲れるし、腰とか膝も疲れて痛くなってくる。
邪魔
スリングを肩にかけて銃を担いでいるならスコープはそれほど邪魔にならないけれど、薮に入ったりする時などは銃は手に持つでしょ。
そんな時に光学機器は薮に引っかかったりぶつけたりします。
車内に銃を収納するときなども光学機器がガシガシ当たります。
なので車内に入れて運搬するときはソフトケース(銃袋ごと入れちゃう)に入れて無闇に光学機器が車内に当たらないようにして運ぶ必要があったりする。
ソフトケースも邪魔。
ガンロッカーも光学機器対応仕様じゃないと光学機器付き銃は横向きにしないと入れられないので、ガンロッカーに入れられる最大数が減る。
メンテナンスが必要
レンズが雨、埃、脂などで汚れるので、たまに拭かないとギラついたりして見えにくい。
そして金具部分も油を付けないと錆びたりする。
光学機器を激しくぶつけたりした時などにゼロインが狂ったりするので、たまに射撃場での再調整が必要になったりもする。
マウントベースとリング結合のネジなどが緩んでいるかも。
光学機器を付け外しする時はトルクをしっかりと設定値にして締め込んだり緩めたりしないとゼロインが多めに狂う。
重要なのが電池残量。
ドットサイトは電池が切れたら完全に役立たずになる。
電池が少ないよ・・・点滅・・・サインが出たら「まだいける!」ではなく、すぐに交換してしまった方が良い。
さっきまでドットが点灯してたのに、いきなり電池切れかい!なんて事も経験済み、もちろんそんな時に獲物がかかった。
最近のスコープなどはイルミネーションがついている事が多い。
イルミネーションが点灯していればドットサイト感覚でスコープを使えるし、暗いところでもセンターがわかりやすい。
スコープは電池がなくても明るいところでは普通にクロスヘアが見えるので問題ない。
レティクルのセンターは必ずしもセンターではない
勘違いする人が多いんだけど、レティクルのセンターは必ずしもセンターにあるとは限らない。
毎回同じ位置で頬付ができているならレティクルのセンターはちゃんとセンターにあるのだけれど。
ドットサイトはガラスに赤い点を当てているだけなので、頬付がずれていてもドットが見えてしまう事がある。
頬付がゼロインした時より左ならターゲットの右側にドットが乗るし、顔が上ならターゲットの下にドットが乗る感じになる。
スコープはズレは少ないというか、頬付が大きくずれていればレンズにケラレが出るからわかり易い。
さらに頬付がズレればレンズは真っ黒。
それでもイルミドットは見える。
ドットサイトもそうゆうことだ。
センターのずれを極力抑えたいならホロサイトなんだけど、全くズレない訳ではない。
レンズに色が付いたりする
ドットサイトでは比較的多いイメージだがスコープでもレンズに色がついているものもあります。
それでも問題ないといえば問題ないけれど、なんか個人的な感想として気持ち悪い。
スコープはレンズコーティングされているので外見では色がついているように見えるけど、覗いている時はクリア。
ただレンズによっては覗いている時も黄色っぽいとか環境次第で色がついて見えたりもする。
高級なものはクリア。
最後に一言
ドットサイトを付けたいと言っていた後輩に私がお薦めしたのはこれだ!
Vortex Crossfire II 1-4x
止まっている獲物に対してスコープで倍率を上げてでも確実に仕留めてほしいという願いを込めて!
Crossfire iiは値段が3万円ちょいなのでスコープとしては安い部類。
マウントリング込みで4万円程度か。
ただレンズは値段相応。
レンズの明るさは問題なさそうだが、明るいところではレンズの端にピンクだか紫が見えるようです。
参考にした動画がそうだっただけで、別途サンシェードを取り付ければ問題解決?
歪みは気にならない。
倍率は1-4Xではありますが普段は1倍以外使わない運用になると思います。
1倍から4倍までのダイヤルを回す量が180度もあるから大変そうではある。
射撃場で50mゼロインする時には4倍が役立つ。
ごく稀に棒立ちしている鹿に遭遇するだろうから、そういった時は4倍に拡大して撃てば良い。
SFPなクロスヘアには目盛がありません。
センター付近はクロスヘアが細くなっているので一応それが何かの目安にはなる。
センター付近はクロスヘアが細いお陰で狙いやすそうだ。
センターの周り3MOAはクロスヘアがないみたいだし。
というかスラッグでクロスヘアの目盛が必要な距離というのは無理に撃たなくても良い。
1.5MOAのセンタードットはイルミで点灯させる事ができ、明るさは11段階調整。
普段から1倍でイルミを点灯させることによりドットサイトっぽい運用ができるのではないかなと思っています。
ただ動画では明るいところでは最大光量でもイルミドットが見えにくい印象。
明るいところでイルミが見えにくくてもクロスヘアがあるので問題ないだろう。
またドットサイトと違って頬付が甘ければスコープ内はケラレにより何も見えない。
だからちゃんとした据銃ができていない状態での無駄な発砲もなくなる。
最大の問題点は大きさと重さかな。
勢子をやっているので、薮の中を進むのが大変そう。
あと500g位銃が重くなるから、それが山を歩くのにどう影響してくるか。
このスコープは狩猟用スコープの入門用としてありだと思います。