HUNTING LOG

夏の有害駆除はボランティア

まじ夏場の駆除はボランティア、というか持ち出し?

草で見通し悪いし、山には人いるし、熱中症の危険もあるので夏は罠猟でやるしかない。

楽しくはないけど頭と体を使わないといけない。

 

家でクーラーに当たりながら弾の設計して射撃場で撃ってるほうがよっぽど楽しい。

 

ヒルに注意

罠の見回りは犬の散歩を兼ねてます。

そう考えないとやってられん。

 

シカも出る山はひと気もないし、倒木で先に進めない山道しかないので、犬の訓練と散歩で使ってます。

たまーにシカが出たりするのとヤマドリとかコジュケイが出るので犬も楽しそうだし。

 

しかし、梅雨の時期は話が別。

 

まず

 

ヒル

 

これがくそやばい。

 

 

何がやばいって靴下の上からだろうと血を吸ってくる。

ちなみに靴下はブーツで完全に隠れているので、ヒルはズボンとブーツの間から侵入してきたもよう。

ズボンは靴下のちょい上までしか下ろしてなかったのかな?

この日は靴下の上から左右の足2か所ずつ吸われてました

後日激しいかゆみが1週間位続きましたかね。

 

ヒルは血を吸われてる間とか移動してる時はまったく気づきません。

歩き方は尺取虫のように頭と尻だけを接地させて移動するので肌の上を移動されても気づかない

血を吸ってる時も痛みもなく、なんか肌が濡れてるかなーと気づければ発見できますが、すでにヒルの体は血を吸ってパンパン状態

私は靴下の上から吸われたので全く気付かず、4匹とも家に持ち帰ってしまいました。

トイレでズボンを下した時に初めて靴下が血だらけで気づいたくらい。

 

ちなみに私がヒルにやられたのは梅雨前の雨が降った翌日です。

落ち葉が湿っているからやばいかなーと思っていましたが、まだ虫が飛んでいない時だったので防虫剤していませんでした。

 

この日以降防虫剤をかけているおかげで、私自身はヒルの被害にはあっていません。

 

しかし、犬は別。

 

まぁヒルがよく足にくっついていますね

 

山に行った後でこんなのが家に落ちてたりするんで、ぎゃーって悲鳴が聞こえてきます。

 

 

 

今は犬にも防虫剤をかけていますが、完全には防げませんね。

 

肉球とか足の爪の間とかにくっついてます。

 

ヒルって最初は糸くずみたいな大きさなので見た目で気づかないんですよね。

血を吸った個体は見やすいですけど。

 

ヒルが良く出るのは

 

雨が降ったあとの落ち葉

 

いっつも湿っている水場近く

 

です。

 

なので梅雨の時期の雨が降ったあとは大量のヒルが山の落ち葉の上でうようよ這ってます

落ち葉は湿りっけ続きますからね。

 

ヒル対策で防虫剤はブーツにもしっかりかけてます。

防虫剤をかけていてもブーツにはヒルが乗ってます、死にますけどね。

ヒルは足から這い上がってくるパターンが多いですかね。

上からも落ちてくる事がありますけど稀です。

 

ただ、ヒルが犬につくのは防ぎようないです。

防虫剤は足の裏には吹きかけさせてくれませんし。

ヌタ場の上を歩いたりしたら、防虫剤の効果がなくなるんですかね。

ヌタ場を歩くとヒルが付いてる事が多いです。

 

防虫剤はこちらを使用してます。

 

犬にも吹きかけるのでディードよりイカリジン配合のほうが安心かなーということで。

 

ちなみにヒルはよくある蚊を殺す殺虫剤ではなかなか死にません

じゃぁどうするかというと、イカリジンの防虫剤を吹きかけます

ディードとか他の殺虫剤でも利くかもしれませんけど試してません。

血を吸った個体は、防虫剤を吹きかければすでに吸っている血を吐きだして息絶えます

 

私の軽トラの犬が乗る助手席側は死んだヒルの干物だらけです。

 

 

梅雨はヒルがすごく多いですが、8月もまだヒルの時期なので油断できません。

ただ、県道をまたぐとヒルが全くいません。

農家に聞いてもヒルは見たことがないと。

県道の反対側の農家はしょっちゅうヒルにやられているというのに。

 

ダニに注意

続いては夏場のダニ問題。

 

山を歩いていて自分にダニが付いてた事はないと思います。

犬にはたまについてるくらい。

 

ダニは捕獲した獲物に大量についています。

イノシシよりもシカに大量についてます

イノシシは泥浴びしてるからかな?

 

 

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このくらいの血をすってパンパンになっているダニは動かないのでまだいいんですよ。

 

問題は小さいダニですね。

 

夏場にシカを獲ると小さいダニが超大量についてます。

このダニがシカを噛んだ犬についたり、シカを移動させた時とかに手についてくるんですね。

そしてダニって見た目の割には動きが速いです、たまにジャンプ?します

 

最悪なのが解体中です。

解体中のダニって足の先とか顔のほうに大量に移動するじゃないですか?

そこをうっかり掴んだりしていると、手から這い上がって顔とか体につく。

なるべくダニが手を這い上がっているときにナイフの刃ですくい捕ったりするけど、全部は無理

たまに忍者のように気配を殺してすばやく顔まであがってくる個体がいる。

 

顔とか首についたときはサワサワって感触でわかるけど、もうね、それ以降に体で何かがサワサワってするとパニックです。

だいたいは勘違いなんだけれど、たまにTシャツの中で複数のダニを発見したりとかあるからね。

ズボンについたダニも色的に意外とわかりにくいんだよねー。

 

家に帰ってからも家にダニが落ちてるし。

ちゃんと解体した時はすぐシャワーに直行するけれど落とし切れていないか、シャワー前に家に落としてるか。

 

ダニを捕まえたらガムテープとか多少粘着力が強い幅広のテープにくっつけると完璧です。

やつらは動けなくなるので、折りたたんでゴミ箱にポイですね。

 

虫が顔にまとわりつく

梅雨があけると蚊の季節です。

山は蚊以外にもブヨが顔にまとわりつきますね。

ブヨは梅雨前からいます。

というか冬の猟期以外ずっといるなこいつら。

 

蚊とかブヨはしつこいくらい顔にまとわりつきます

ダッシュしようが、ずっと顔の前を飛んでます。

車から降りた瞬間から顔の周りを飛び回ります。

 

なので帽子の上から付けられる防虫ネットは必須です。

視界が悪くなるので銃を使うときはやめといたほうが良いかもしれません。

 

ちなみに防虫ネットをしないと顔や首や頭を刺されます。

防虫スプレーはブヨにはききませんので。

 

あと厚手の長袖も必要ですね。

私はバートルの綿の扇風機付きを着用してます。

扇風機付いてても暑いので、薄手のクール長袖で山に入ったりしました。

で、防虫スプレーをし忘れました。

はい、体中虫刺されです。

バートルの長袖は防虫スプレーしなくてもさされません、暑いけど厚いので。

 

 

 

あと蜘蛛の巣。

蛛の巣が顔の高さに結構ありますね。

これも防虫ネットがないと顔にまとわりつきます。

防虫ネットがあっても体に蜘蛛の巣がまとわりつくので、変なごみが体中についてたりなんてのがあたりまえ

私の車の中にも蜘蛛の巣が張ってありますね。

蜘蛛を車に連れてきちゃうんですかね。

最近は山では常にスコップを持っているので、スコップで蜘蛛の巣を払いながら歩いてます。

 

 

蚊とかブヨも山によって数が少ないとかあります。

蚊とかブヨが多いのはヒルがいる山。

ヌタ場だったり水が溜まっているような場所が多いかな。

 

こ奴らの数が少ない山も川がすぐ横にあるけど、水たまりは田んぼくらい。

 

夏の駆除は地獄だぜ

これだけ苦労しているんだからさぞイノシシは獲れていることでしょう。

 

去年の6月から9月までの4か月で罠で獲れたのはシカ4匹のみ。

イノシシは10月に入ってから3匹。

 

今年の6月から今日までの3か月で罠で獲れたのはイノシシ1匹、シカ3匹。

 

一応イノシシもシカも1匹捕獲で1.5万円貰えるけれど、ガソリン代になるかどうか。

4か月間2日に一度見回りに行って6万円ですからね。

 

これがシカ狙いでシカが数いる山だったらもっと獲れるだろうなと思う

シカが多いのはもっと標高が高いほうなので、私の家からはいく気になれないけど。

基本近くの農家の苦情ありきで相手がイノシシなので数獲れない

罠でシカ狙いならイノシシより数倍楽なはず。

あいつら罠を隠さなくても踏むくらい警戒心薄いんで。

 

もっと精進して、イノシシを1発で獲れるくらいにならないと楽できませぬ。

罠バレしてるうちはダメっすね。

 

ただシカやイノシシはたくさん獲れれば農家からは喜ばれるけれど、今度は猟隊から苦情がくるからなぁ。

 

 

夏の単独猟はやめとけ

この時期ってなにもなさそうな山でも歩く人がいるんですよ。

釣りだったり、虫だったり夏キノコだったり。

私が罠をかけている山なんて、道の向こうは自然公園的なところなんで、夏は虫目当ての人で駐車場は満車です。

 

なんで、むやみに単独猟なんてできないです。

だって、草の影とかに人がいるから。

草刈りの人とかね、エンジン止めてたら気づかないです。

 

うちの犬も今は鈴つけてオレンジのベスト着せてるけど、ベスト来てない時はマジ行方不明。

音がするのに行方不明。

 

そんな感じなので、獲物がいたとしても撃てませんよ。

 

苦労して獲物を藪から追い出しても数m移動したらもう藪ですから。

あたり一面藪ですから。

 

というか自分の足元もよくみえない。

しってる山でも危ないっす。

そういえば今年事故ありましたね。

 

あくまで私がやってる地区の山の話なんで、ちゃんと管理されている山とかならありかもしれない。

 

ちなみに今時期は発砲音がすると警察が飛んできます。

花火の音でも警察が飛んできます。

あれです、避暑しにきてる都会の人たちが通報入れてくれます。

だもんで私は罠の止め刺しは空気銃を使ってます。

 

 

最後に一言

狩猟は冬にやるのが一番ですね。

12月から3月位が良い感じですかねぇ。

虫もいないし山を歩く人も少ない。

見通しもきくし安全安心。

 

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