夏場は駆除や射撃場でイヤーマフを付けてると暑いですね。
だもんで耳栓タイプのイヤープロテクションが欲しいなぁと思っていたんですよ。
イヤープロテクションに求める機能は収音機能とBluetooth。
しかし探していた当時は良い品が見つけれなくてあきらめていました。
で、最近また探してみたんですね。
そしたらPro Earsが良さそうな品を出しています。
Stealth 28は$180なんですが日本だと3万円超えてしまいます。(安いほうはBluetoothがない)
Stealth Eliteも良さそうですが、$160がAmazonだと28,000円です。
最近の輸入はレート的になかなか厳しいお値段ですね。
もっと安いのはないかぁと思って探してみたらありました。
CaldwellのE-Max Shadowsという品です。
こちらの商品は$130なのですが、Amazonではなんと15,200円です。
レートを考えると2万円超えないとおかしいだろ?偽物か?って思ったのですが、おもいきって買っちゃいましたw
という訳でAmazonでCaldwell E-Max Shadows FDE 23 NRRを購入してみたのでレビューします。
ちなみにFDEはFlat Dark Earthカラーの事で、23 NRRは23db軽減しますよって事のようです。
BlueTooth機能
Bluetooth機能があるので無線機やスマホなどと繋げる事ができます。
iPhoneに繋いでみましたが、普通に周囲の音とスマホから流れる音楽が同時に聞こえます。
ちなみに私の無線機はBluetoothではありません。
じゃぁどうやって無線機の音をE-Max Shadowsで聞こえるようにしているか?
正解は トランスミッターを使う です。
私が使っているのはAmazonで購入した中華トランスミッターです。
こんな感じで無線機のマイクのイヤホン接続端子とトランスミッターをケーブルで接続して使います。
マイクは通常通り、マイクのサイドボタンを押して話せばOKです。
トランスミッターのボタンを長押しするとLEDが青赤に点滅するので、E-Max Shadowsを充電器から取り出せばペアリングがされます。
トランスミッターの問題だと思うのですが、E-Max Shadowsの電源を落としてしまうとペアリングは解除されてしまい、再び電源を入れてもペアリングはされないようです。
その場合はE-Max Shadowsを一度充電器に戻して再ペアリングです。
トランスミッター側はペアリングが切れると自動でペアリングモードになるようなので何もしなくてよいです。
猟場には充電器もセットで持ち歩かないとダメですね。
発砲音の低減具合
射撃場で使ってみた感じ、自分が撃っている音はしっかりと軽減されてました。
マズルブレーキを使っていても耳は問題ないので大丈夫でしょう。
さすがにイヤーマフよりかは音の軽減量は少ない感じですけど十分かなと思いました。
ただ、休憩している時にライフルの音がやたら大きく感じた時がありました。
耳栓をちゃんと装着しているつもりだったんですけどね。
これが耳栓タイプの弱点ですかね。
ちなみにE-Max Shadowsには6種類のイヤーチップが付属しています。
ストレートタイプのフォーム大・中・小。
ゴムタイプの大・中・小の6種類。
標準で装着されているのはフォーム”中”の大きさで、射撃場で使用したのはフォームの”中”です。
ゴム"中"に変更してみたら耳にフィットする感じですが、耳への差し込みがいい加減だとすぐに緩くなりますね。
普段イヤホンは使わないので長時間使用でテストしてはないのですが、フォームのほうがやわらかく耳の中が痛くならない感じ。
マニュアルによるとフォームのほうが聴覚保護力が良く、ゴムのほうはスポーツ用らしいです。
ちなみにフォームの正しい使い方は指で圧縮してから耳に突っ込むらしい。
フォームが耳の中で膨らむことで防音するようです。
なるほど、フォームをただ耳に突っ込んだだけだったからライフルの音が大きく聞こえたのかも。
で、試しにフォームの"大"を指で圧縮して耳に突っ込み、フォームが膨らんだらめっちゃフィットして防音されてる感じでした。
これからはフォーム大を使っていきます。
バッテリー寿命
耳栓自体のバッテリーは5時間連続で使用できるようです。
まだ5時間連続で使った事はないのですが、3時間連続は問題なかったです。
充電ケースは耳栓を4,5回充電できるらしいので、どうしても本体を充電できない時でも日中限定なら2日以上は使えるはずです。
充電中は耳栓のLEDが赤で、取り出すと緑に光ったり消えたり。
猟場で使っていて気付いたのですが、2時間位たったあと?30分とかに1回くらいピピピと電子音が聞こえる。(マニュアルには記載なし)
トランスミッターと再接続しているのかな?
別に周囲に音をまき散らしていないので良いけど。
E-Max Shadowsの操作のやり方
耳栓の棒の部分を指で上下になぞれば音の増減ができます。
音の上下時に電子音はならないのですが、最大と最小の時にピピーと電子音が鳴ります。
電源のOFFは耳栓の棒を1秒間タッチで行います。
2秒間タッチすると周囲の音のON・OFFなので間違えやすいです。
他にも音楽の再生・停止とか、電話に出るとかの操作もあるのですが、自分は使わないので覚えてません。
耳栓からトゥルルルと聞こえたら、耳栓同士のペアリングが切れているので、電源を切ったりするとピーっと聞こえてきて再接続されます。
音質など
MICはそれぞれの耳栓の棒の下にあるので、周囲の音はステレオで聞こえます。
藪を漕いでいて目視できない勢子の位置もしっかり把握できました。
距離感は狂いますけどね。
無線の音はモノラルで聞こえます。
無線の音の調整は無線機側で行います。
音は全体的に少し硬い感じにはなります。
音楽を聴いてみたのですが、やっすいイヤホンの音質って感じ。
中域の音以外は抑え目ですね。
まぁその辺は別にイイんですけどね。
収音は自然音よりは大きく聞こえるようになります。
が、それほど大きく増幅して聞こえる感じでもないです。
収音を大きくすると「ザー」ってノイズが出てしまいます。
その辺はイヤーマフと同じですね。
気になる点など
気になる点といえば、耳栓を落としてしまうのではないかという懸念です。
E-max Shadowsを山で使いましたが、耳栓をしっかりと耳にフィットさせてれば簡単には落ちないと思います。
Pro Earsのほうは耳栓同士が線で繋がっているので紛失はしにくいかなと。
ただし藪を漕がないならですよ?
藪を漕ぐならPro Earsは間違いなく線が藪にひっかかって落とすと思うし、線が切れるかもしれない。
E-Max Shadowsも耳から外れたら山では見つからない可能性が高い。
まぁ藪を漕ぐなら無線機でもイヤホン使わないのが定石なので、イヤープロテクションも付けないと思うけど。
あと、充電器のUSBがType-Cじゃないのがね。
当時はまだType-Cはそれほど主流じゃなかったか・・・
最後に一言
猟で電子イヤーマフを使っていて、夏の駆除もやっているならE-Max Shadowsは買いです。
発砲音から耳を守れるし、音も増幅してくれるから獲物の気配も聞こえる。
Bluetoothで無線機の音も聞こえるようにできる訳で、使わない手はないと思います。
射撃場でしか使わないならやっすい耳栓でも良いし、Airpodsでも問題ないと経験者から聞いてます。
やっぱり夏にイヤーマフは暑いし重い。
冬はイヤーマフを使いますけどね、耳が冷たいから。
E-Max Shadowsは2020年には発売していたようなので、当時レートは105円とかそこら。
$130だと13,700円位だから、発売当時に大量購入して倉庫に在庫たくさんあったのかな?
真相はわかりませんけど。