私の所属している猟友会支部の町が、害獣に関しての市への苦情が市の中で一番多いそうな。
苦情件数的に週1ペースくらい?
苦情は巻き狩りも罠も難しいあのあたりだろうな、と予想していた場所があるのですが、やっぱりその辺りからの苦情が多いようでした。
猟友会の上層部へ市からなんとかしてくれと依頼があったようですが、上層部も現場を見てお手上げだから自分らでなんとかしろと。
1月31日 金曜日
猟期に入ってからは罠はやらない事にしていたのですが、苦情対策で1か所だけは罠を再開。
今シーズンは猟期前にイノシシとシカを獲った場所です。
巻き狩りをしたくない場所だけは猟期中でも罠をかけます。
猟期に入ってから、罠の設置場所付近の落ち葉には足跡が一切つかない状態。
猟期前にイノシシ獲って地形が変わってるから警戒されているのだと思うけれど。
1月に入り、仕掛けた罠より上の斜面にごっついスジがいくつも付いた。
足跡はわかりにくいけれど、落ち葉のスジを見た感じでは複数頭のイノシシだろうなと思います。
そこらにおとり罠を3つ置いてみた。
スジがはっきりせず、どこを歩くか予想しにくいところには罠を見つかりやすく設置して、通るスジを絞る作戦です。
この場所だけで合計5本の罠を置いてますが本命はスジがはっきりしている2本の罠。
で、1月最終日に罠を見回りにいったらイノシシが崖際の本命の罠を踏んでました。
めっちゃ睨まれていますが、あまり動けないようですね。
画像をよーく見ると、左前脚にワイヤーが2つかかってます。
崖際の罠を踏んだ後、その上の本命2の罠を踏んだようです。
で、2本のワイヤーと木の根がからまってほとんど動けなくなったと。
ワイヤーを結んでいる木が近いですからね、仕方ないね。
銃を持って止め刺しに向かいましたが、こっちを向いてくれなくなったので、後ろから頭を狙って止めました。
からまったワイヤーをほどくのが大変すぎでしたね。
イノシシがうずくまっていた場所には大きな穴と、その周りには土の山ができていました。
本命の罠2つのスジが逝ってしまったので今後どうしたもんか。
私の罠にかかるイノシシってこんなパターン多いっす。
別場所ですが、前シーズンは2つのスジにそれぞれ仕掛けた罠に2匹のイノシシが同時にかかったし。
鼻に罠がかかったり。
ま、イノシシがどう罠にかかろうと獲れればいいんすけどね。
今シーズン罠で獲ったイノシシは2頭目。
2月1日 土曜日
県のシカの管理捕獲の残りの捕獲数は7頭なのでがんばりましょう。
参加人数は11名。
1ラウンド目
上の山の私がよく転ばす猟場。
西から東にかけての作業道下にほとんどのタツマが待機してます。
私だけは作業道より150m以上下で一番東に位置しています。
で、上のちょい西にいるタツマが、シカ6頭が東に行ったと言ってます。
その東のタツマにはシカが2頭だけ来たようで、1頭転ばし。
1頭は南に下ったと。
その南のちょい東にいるのが私ですね。
発砲音によりシカが全速力で走ってくると覚悟して待ち構えていたのですが、なんということでしょう。
メスシカが並足で下ってきて、40mほど前方で止まったではありませんか。
止まっているので首を狙いますが、この距離ならスコープは1倍のままで十分ですね。
発砲後、シカはその場で即倒したのでちゃんと首にあたったようです。
で、弾は首の根本あたりに当たっていたのと、シカがちょいこっち向きだったようで背ロースの3分の1くらいまで弾が入ってしまいました。
ロースは残念だったけど、今までで一番良い感じの潰れた弾頭がロースの中から回収できたので私としては満足w
今後弾頭を設計するので、獲物から回収できた弾頭はいろいろ参考になるんすよ。
4頭のシカは行方不明っす。
獲れたのはシカ2頭。
2ラウンド目
何もいません。
3ラウンド目
何もいません。
この日は1ラウンド目で獲れたシカ2頭の捕獲が完了。
県の管理捕獲の残り定数5頭。
2月2日 日曜日
ちょっと水っぽい雪が降ってます。
雪なので獲物の移動音は聞こえにくいかもしれませんね。
この日は芝焼の日なので参加人数は7名と少なめ。
1ラウンド目
今猟期まだやってない山に挟まれた棚田がある猟場。
田んぼは長年稼働していない状態なんで藪が凄かったり溜まった水が腐ってたり。
前方の山から裏の山に行かれないように棚田の段に沿ってタツマを張る感じです。
裏の山の先端前の棚田の藪に良いスジがあったのでそこにタツマを張ろうか考え中。
でしたが、私の上のタツマが山の中にずんずん入っていくのを見てしまいました。
上のタツマのほうには獲物がよく通る段があるんだけれど、上のタツマはその段が見えなくなるかもと思い、私はタツマを2段上に移動。
上に移動しないと私からはその段が見えないからね。
下のタツマがシカ4頭が上に上がっていくと言ってます。
私は前方の山と前方の田んぼの段を注視していたのですが、シカ2頭が2段下の田んぼ脇の藪から突然現れたのが横目で見えた。
予想外の事に焦りぴょこぴょこ跳ねて移動中のオスシカを撃って外してしまいました。
リロードは排莢失敗するし、シカは山を登る前に止まってるし散々です。
薬莢を取り出し次弾装填した時には2頭のシカは山の中に入ってしまった後。
残りの2頭のシカも来るはずだとシカが飛び出した藪を注視していたら、シカ1頭が右側(もともと向いていたほう)を走っていくのが横目で見えた。
今度はリードをとりすぎ状態で撃ってしまい外れ。
で、上のタツマもほぼ同タイミングで発砲したので重要な段はちゃんと見えていたようです。
タツマの位置が数メートル上にずれただけで散々な目にあいました。
残り1頭のシカはどこいったかわからないけれど、私のミスで1匹も獲れませんでした。
反省。
2ラウンド目
今猟期だと100m以上を撃って半矢を作った猟場。
勢子が無線で何やら言って何やらやってるけど、状況がよくわからんうちに私のすぐ上のタツマ(いつもいるライフルマンとは違う)が発砲。
3匹のシカが目の前の沢を北から南に下ってきて、前方の山を登って東に逃げたと。
他は何も出ず。
勢子曰く、上のタツマの位置がいつもいるタツマの人の位置と全然違った。
3ラウンド目
先日私が勢子をやった猟場。
私はいつものタツマではなく、お休みのライフルマンが行くタツマへ。
シカが居るのは東だろうし、私が勢子をやったときもここにシカがかかったし。
西の勢子がシカを1匹起こしタツマのほうに行ったと。
が、いつまでたっても銃声が聞こえないまま勢子がタツマまで到着。
勢子が雪に付いた足跡を確認すると、シカは私がいつもいるタツマの場所のすぐ脇を通ったようです。
タツマは本来のタツマの位置からずれた位置にいて、向いていた方向も南ではなく西だったと。
今回もタツマの位置で失敗。
4ラウンド目
牧場横の小さい猟場で、お休みのライフルマンのタツマに私が入った。
犬がシカを起こしたけれど、タツマがいない方向に逃げられた。
この後は何も出なかった。
この日は1匹も獲れず。
私が参加した日で1匹も獲れなかったのは今猟期初めてです。
この日はシカがかかったタツマの位置がことごとくダメで獲れなかった感じですね。
最後に一言
苦情対策で罠やらない連中は市から提供された罠を私に譲れと。
獲物がかかった罠直すの面倒。