令和元年に取得した猟銃の所持許可証の更新可能期間に入ってます。
私の誕生日は4月15日なので、2月15日から3月15日までの間が更新可能期間です。
以前このブログでも所持許可証の更新について記載しましたが、実際にやってみるとかなり面倒な手続きでした。
書類の作成は1日費やしましたし。
注意点：3月1日から提出書類の変更
明日、3月1日から提出書類の使用実績報告書の内容が変わります。
これまでは、1つの銃について用途に関係なく直近の2回の使用実績のみ記載していましたが、変更後は以下のように変わります。
- 狩猟 3回
- 有害鳥獣駆除 3回
- 射撃 3回
つまり、1つの銃について最大9回の実績を記入する必要があります。
更新費用
今回更新する銃は3丁だと思っていたのですが、空気銃もギリ今回の更新期間に該当してました。
更新料金は自治体によって異なるかもしれませんが、私の場合は以下の通り。
- 1つ目 7,200円 （許可証更新代含む）
- 2つ目以降 4,400円 X 数量分
それぞれの証紙が必要となります。
私の場合、4つの銃を更新したので、7,200円、4,400円、4,400円、4,400円の合計で、証紙を4枚購入しました。
更新した銃
Remington 870
銃種：12番・ライフル銃及び散弾銃以外の猟銃
用途：狩猟・有害鳥獣駆除（標的射撃は外しました）
ハーフライフルバレルを所持している為、銃種が「散弾銃からライフル銃及び散弾銃以外の猟銃」に変更されています。
銃身は24インチハーフライフル・20インチスラッグ・26インチリブの3つを所持しているので、使い分けを聞かれます。
MIROKU MSS-20
銃種：20番・散弾銃
用途：狩猟・有害鳥獣駆除・標的射撃
主に標的射撃で使用しているので、用途の標的射撃は残しました。
猟友会の大会で使用する為には用途に狩猟の記載が必要なので、更新間際に狩猟で使用する感じ。
SAVAGE 212
銃種：12番・ライフル銃及び散弾銃以外の猟銃
用途：狩猟・有害鳥獣駆除（標的射撃は外しました）
FX IMPACT M3
銃種：空気銃
用途：狩猟・有害鳥獣駆除
銃身は口径.22インチ・.25インチ・.30インチの3つを所持しているので、使い分けを聞かれます。
用途(狩猟・有害鳥獣駆除・標的射撃)ついて
警察本部への確認によると
散弾銃やハーフライフルは用途に「標的射撃」の記載がなくても「猟銃用火薬類等譲受許可証」は取得可能
実包はもちろん、火薬も雷管もOKで、雷管2000個申請しても問題ないと。
用途の標的射撃は「日ラ」とか「日クレ」で推薦されて取得できるライフルや10m標的空気銃用な感じかな？
なお狩猟用ライフルの用途に標的射撃は追加できない。
用途に狩猟があると、「いつ・どこで・誰と・何を」狩猟したのか質問されます。
標的射撃や有害鳥獣駆除も同様の質問があります。
ま、私はメモってるので問題なかったです。
外部から取得する書類
講習会や技能講習は誕生日の1年前には日程を気にして取得しておくべき。
警察から更新通知ハガキが来てからでは日程が合わない可能性も。
その他外部から取得する必要のある書類はそれぞれすぐに取得できた。
診断書、身分証明、有害鳥獣駆除の参加証明（任命書、従事者証、誓約書も必要になる）
用途に狩猟があるなら狩猟免状・狩猟者登録証のコピーも必要。
今回新たに作成した書類
作成する書類は、以前の所持許可証更新時に作成した書類より2つほど増えました。
調査先とする知人等に関する申告書
警察からの電話による質疑応答、訪問が可能でなるべくジャンルの異なる知人を7人記載する必要があります。
7人全員に連絡や訪問がある訳ではないようですが、警察から連絡が入る候補のようです。
近くに住んでいる人の場合は警察の訪問がある可能性が高いです。
また、記載されていない人にも連絡がおこなわれる可能性があるとのこと。
選抜した7名には事前に記載してよいか許可をとっておきましょう。
猟銃所持経歴申告書
私が初めて目にした書類です。
先日警察で頂いた書類にしれっと入っていた。
デジタル配布されていないので、スキャンしてデジタル化しました。
過去10年に所持や譲渡、廃銃などを行った猟銃について記載する必要があります。
原許可年月日、許可番号、銃種別、処理結果。
所持している銃であれば所持許可証を見ながら記載できます。
しかし処理結果が「譲渡・廃銃」の場合、所持許可証が新しくなると所持許可証には記載されなくなってしまうらしいので注意。
新しい所持許可証に記載されていなくても、猟銃所持経歴申告書には10年以内に所持していた銃はもれなく記載する必要があるとの事です。
作成後にコピー必須。
警察署での質疑応答
警察署での所持許可証の更新手続きに要した時間は1時間30分くらいです。
予想では2時間かかるとの事でしたので、スムーズに進んだと思います。
銃のチェックと書類の不備
2名で銃のチェックと書類の不備確認を同時平行で行ってくれたので、時間的にはロスなしでした。
銃のチェックは銃身と全長のチェック、空気銃のバレルの口径チェックだけでした。
書類の不備は、更新申請書のヘッダ部分の
「第7条の3第1項の規定によるXXXの所持の許可の・・・」
XXX部分に、「散弾銃・ライフル銃及び散弾銃以外の猟銃」とだけ記載し、「空気銃」と記載するのを忘れていた事。（書類作成中に空気銃が更新だと気づいたので）
というか、ライフル銃及び散弾銃以外の猟銃という銃種は他の書類などでハーフライフルとも出てくるのでハーフライフルという表記に統一してほしいですな。
他には、経歴書の猟銃等又はクロスボウ所持歴のところ。
記入欄が4件で今回更新も4件だったのと、記載しなかった1件は譲渡したものだったから。
譲渡していても今回の更新に入る期間に取得しているので、記載しろって事で手書きで記載しました。
使用実績に関する質問
この銃では狩猟や有害で1年間で何発撃ったのか？
提出した各書類と実包管理帳簿と照らし合わせながら行いますので、使用弾数や日付にズレがあるとマズイです。
獲物をどうやって運搬しているのか？残滓はどう処理しているのか？
私は先日たまたま撮影した軽トラに乗っているイノシシ画像があったのでそれを見せました。
また通常は獲物はフネに入れ血が流れ落ちるのを防止し、シートをかぶせて見えないよう運搬していると答えてます。
残滓は解体場で埋めているので問題ないっす。
この銃は射撃場で使用したのかどうか？
誰とどこの射撃場で何を（クレーとか標的）撃ったのか？
散弾について、例えばBBは何を獲る為に所持しているのか？
3号は？7.5号は？
なども聞かれています。
使う予定のない弾を所持していないようにしたいのかな？
それぞれの銃の使用用途
この銃は何用？
他の銃と何が違くてどう使い分けている？
参考までに、870はリブ散弾用・ハーフライフル連射用・20インチ勢子用、MSSはやや近接用、SAVAGEは遠距離用、空気銃は.22ヒヨドリ・.25カモ・.30止め刺し用。
どこの猟場をやるか事前にわかっていて、タツマはどこにいくかわかる、勢子やるのかもわかっているから使い分けられていると答えました。
逆に聞かれなかった
空気銃の弾の年間使用数や所持数。
経歴や親族
家族については現在の状況について詳しく聞かれます。
関係は良好か？銃についてはどんな感想？とか。
親・兄弟についても同居しているかどうか関係なく聞かれます。
借金や資産、年収なども聞かれました。
妻が管理してるから知らんと答えておきました。
予想される質問に対する回答をある程度考えておくとよいかもですね。
最後に一言
銃検用に2丁入るソフトケースが欲しくなった。
