天候は曇り、気温11度。
昨晩は雨が降っていて道中霧が出たりしたが、9時頃に現場駐車スペースに到着した時には快晴に変わった。
昨日に引き続きグループ猟で行った山の探索を行う。
昨日は勢子が移動する範囲の半分の地形しか見る事ができなかったので、今日は全ての地形を見たいと思う。
本日の装備
バックパックにはツェルト、救急セット、三脚、ダウンジャケット、お弁当、水筒、ナイフ、レンジファインダー。
足元はメレルのミドルカット、モンベルのチェーンスパイク、モンベルのアルパインスパッツ。
地面が湿っているので、靴やズボン、バックパックなどに防水スプレーを撒布。
袖なし網シャツにTシャツ、コロンビアのジャケット、昨日虫にずっとストーキングされたので今日はバグオフもジャケット下に装備。
レミントンの迷彩オレンジベースボールキャップにクリプテックのオレンジ迷彩ベスト。
ブラックダイヤモンドの手袋、手に持っているのはトレッキングポールだけ、首には双眼鏡をぶら下げる。
銃はレミントンM870、頭にはGoProと電子イヤーマフ。
実包はジャケットのポケットとチークバッドに5発。
銃はバックパックに取り付けている、ホロサイトと背負子に銃の重さが分散されている。
銃口を下にして取り付けると、バックパックを降ろした時に銃口が地面に突き刺ささるので、銃口は上にしたほうがいいかな。
疲労が半端ない
昨日ヤマドリが飛び出したポイント付近まで移動。
フルチョークにチェンジし4号実包を3発装填。
銃をいつでも構えられる姿勢でヤマドリが飛び出したポイントに枯れ木を投げるも反応なし。
脱包し川のほうまで降りてみる。
今日は工事の音がしない。
昨日の夜が雨だったから工事が休みなのかな?
川の手前に藪があった。
キジか獣のどちらが飛び出しても対処できるよう、1発目に4号、2発目にスラッグを装填した。
藪に枯れ木を投げる・・・反応なし。
脱包した時に気が付いた、フルチョークのままじゃないか!
獣が飛び出したら危ない状況だった。
今後もチョークチェンジを忘れる自信があるので、山に入る時はシリンダーだけでいいかな。
地面が湿っているので枝を踏まない限り足音は静か。
獣の足跡は土の上であれば見やすい。
古い道は無視して新しい道だけを辿りながら山谷を移動していく。
新しい道には小型獣の足跡だけが付いていた。
イノシカはどこにいるんだ?
探索している場所が悪いのか?
山谷を舐めるように移動したのでは時間がかかり過ぎるので、ある程度妥協しながら移動しているのがダメなのか?
藪に突っ込んでいかないとダメか?
道を辿っていくとわざわざガケ際を通っていたりする事もあった。
他に通りやすい箇所がたくさんあるのに何故そこ?
谷にある沢から川へ降りられそうな感じの地形があったので、ちょっと無理して川へ降りてみた。
川沿いに進めるかと思ったが、すぐにガケに当たってしまい進めなくなる。
そこまで深くない川なので長靴だったら川を移動できたかもしれない。
スパイク長靴が欲しくなった。
ロッククライミング風にガケを横に移動しようとしたが2歩目で諦めた、岩が滑る。
時刻を確認したら11時過ぎだったので川辺で食事にすることにした。
川の水は濁っていたが、魚がいそうなポイントを目で追いながら食事ができて楽しい。
小鳥が沢下りをしていた。
川辺は砂地で足跡が見つけやすい。
付いているのは小型獣の足跡ばかりだったが。
元の谷へ戻ろうとしたのだが、降りた場所から戻れる気がしない。
無理して一歩一歩慎重に足を踏み出さないと危ない斜面を降りてきてしまったのが失敗だった。
川の上流側へ移動し登れそうな所を探す。
かなり時間がかかったが急斜面に道があったので道を利用しつつ山に戻る事ができた。
気温があがって地面が少し乾いてきたようだ。
落ち葉を踏むと音がするようになってきた。
再び山谷を進んでいきタツマに入った場所を通り過ぎた辺りまで来た。
GPSを見ながらタツマに入った場所に立ってみて思った
「この場所だとイノシカが出てきても当たらなかっただろう」
道がどのように付いているのか?などを川付近まで降りてしっかりと確認。
どうやら道は2つある、谷を上に登る道と川沿いへ行く道。
この2つの道を狙いやすい場所はどこなのか?などの確認が終わったので帰る事にした。
帰ろうとしたところで問題発生、すごい疲労感。
昼飯の量が多すぎたのか?
川から山に戻るのに体力を使い過ぎたか?
5日連続の出猟で疲れが出たか?
寝不足?
原因はよくわからないが、山を1つ登るのもバテバテで無理。
飲み物も尽きてしまったので若干不安になる。
山を登り切ってしまえば、あとは緩めの斜面を登って行くだけで道路に出るはず。
何度も休憩をはさみながら時間をかけて山を登り尾根にある道をたどっていくと、トトロとメイしか通れないような藪に入ってしまった。
道を戻り進行方向を修正したら家が見えた。
あの家は見覚えがある。
草の生えていない平らな地面があったがそこは家の土地だろうから藪を進んで道路に出る事にする。
道路に出る直前で装備を解除。
バックパックに入れられるものをどんどん詰め込む。
ベストやキャップもバックパックに入れたので銃を背負っている後ろから見られなければハンターには見えないだろう。
今日はかなりの距離を歩いたような気がしたが、道路を歩いていたら15分ほどで車に到着。
GPSのトラックを確認したら4時間かけて6kmしか歩いていなかった。
時刻は13時過ぎ。
気温を確認したら18度だったので暑いと感じた訳だ。
網シャツやTシャツ、バグオフ、ジャケットは汗でべっしょりだったのでTシャツを取り替えた。
帰り道に気になっていた付近の池をチェック。
大き目の貯め池はすぐ隣が家でカモ無し。
次の貯め池はやや近くに家がある。
何かのカモがいたがさすがに散弾銃をぶっ放す訳にはいかない。
空気銃でもなければこれらの池でカモを獲るのは無理と判ったので帰路についた。
帰りはTシャツだけでも十分なほど暖かかった。
最後に一言
2日に分けて猟場の山谷を移動したが、私には1,2時間であの距離を移動するのは無理。
という事は私は勢子無理、今後やらされるだろうけど現状の体力では全く戦力にならない。
勢子さん達には足を向けて寝られません。
今日も獣を見れなかった。
GoProで撮影をしているのが虚しくなる。
鳥も小鳥1匹しか見てない。(鳴き声は聞こえていたが)
雨の次の日だからなのか気温が急に上がったからなのか?
単独で忍び猟をやっている人達はよく獣を見つけられるものだ。