狩猟で使用するスリングはさまざまな種類があるので、どのスリングを使用すれば良いか悩みます。
こればっかりは人によって使いやすいの基準が違うので、いろいろ試した方が良いのですけど。
無難なのは2ポイントスリングで、肩に当たる部分が広く滑りにくいタイプかなと思います。
こういったタイプですね。
ゴムで伸びるタイプのスリングや、スリングの長さがクイックで変えられるタイプは使いにくかったです。
購入したFX IMPACT M3という空気銃はスリングを取り付けられる構造になっていませんでした。
IMPACT M3は鳥撃ちでも使ってみたいのですが、スリングなしでの運搬は大変そうです。
スリングを取り付けれそうなのはピカティニレール位で、1ポイントスリングしか付けられそうもない。
どうせ1ポイントを買うなら、せっかくだからMAGPULのスリングを使ってみたい。
私の所持しているレミントン870がストックとフォアエンドがMAGPULで、MAGPULのMS4が使えそうだし。
という訳でMAGPULのMS4というスリングを購入してみました。
MAGPUL MS4
まずは猟銃で一般的に取り付けられているスリングスタッドに取り付ける一般的?なスリングスイベルから紹介。
UNCLE MIKESタイプのスイベル
猟銃に取り付けられている事が多いスリングスタッドに取り付けるスリングスイベルです。
単品でも購入できるし、スリングを購入するとスリングに付いていたりもします。
スリングスタッドからスリングスイベルを取り外しするには、スイベルの横にあるツマミをクルクル回し、反対側にあるプレートを半回転させ、スリングスタッドに入っているピンを抜く必要があります。
なので、パパッと取り外しできないです。
ツマミも空回転する事が多いので、締めたつもりでも締まってなくて、突然スリングが外れる事もある。
続いて、MAGPUL MS4のスイベル。
QDスリングスイベルタイプ
こちらのスリングスイベルは丸い筒の頭のボタンを押すだけで銃からスリングを簡単に外せます。
MAGPUL MS4はこのボタンを押して着脱するタイプのスリングスイベルが付いているスリングになります。
スリングの片側はこのようなにスリングスイベルを取り付ける事ができる形状になっており、反対側のQDスリングをここに取り付ければ1ポイントスリングとして使用できます。
レミントン870のMAGPULでMS4を使用していたけれど
レミントン870用のMAGPULストックには、このようなQDホールが付いてました。
フォアエンドはM-LOK仕様(横長の溝)になっていたので、MAGPUL QD SLING MOUNT MAG606を後付け。
これでレミントン870でMAGPUL MS4スリングを2ポイントスリングとしては使用できるようになりましたね。
が、この状態のMAGPUL仕様レミントン870ではまだ、MS4を1ポイントスリングとして使用できません。
MAGPUL仕様レミントン870にはこのような金具 MAG507が付いていましたが、これが使えるのはMS3タイプです。
銃にピカティニーレールが付いていれば、MAG337をつける事で1ポイントでも使えるのですが・・・
残念ながら現在レミントン870にピカティニーレールは付いていません。(過去にはつけてましたけどね)
ちなみに、こちらのMAG337はFX IMPACT M3に取り付けて、MS4スリングを1ポイントスリングとして使用していました。
MAGPUL MS4スリングをMS3に変更した
MAGPUL MS4は
- レミントン870では2ポイントスリングとしてしか使えてない
- FX IMPACTでは1ポイントスリングとして使用できている
- Savage212でもMAGPULのスリングを使用したい、1ポイントと2ポイントの両方で
ですが、現状のMS4タイプのスリングスイベルをSavage212で使用するには改造が必要そうです。
銃の改造は面倒そうなので、現在使用しているMS4のスイベル部分をMS3に変更してみたいと思います。
MAGPULのMS1 MS3アダプター MAG516とMAGPUL PARACLIP MAG551
これらのパーツを購入すればMS4はMS3になります。
MS4じゃなくても、スリングの太さが3.2cm以内ならこれらのパーツを取り付けできるそうです。
その他、870、IMPACT M3、Savage212でMAGPUL MS3を使用するのに追加購入したパーツ類はこれらです。
レールスリングアタッチメント
MAGPUL RSAレールアタッチメントのパクリパーツ。
MAGPULロゴとか入っていて完全アウトな気もしますけど455円という誘惑に負けて2個ポチりました。
こいつはピカティニーレールに取り付け。
WADSN QDスリングスイベル トライアングル形状
QDホールに取り付けます。
フォアエンドにはMAG606を取り付け済みなので、QDスリングスイベルを取り付ける方が安い。
金具がピカピカです。
FX IMPACT M3へMS3を装着
FX IMPACT M3はスリングを取り付けるような作りになっていません。
スコープを前にずらしてレールを余らせ、レールスリングアタッチメントを取り付けます。
MAG337を活かす手もありますが、レールスリングアタッチメントが安かったので、MAG337は外しました。
IMPACT M3にMS3を取り付け、1ポイントスリングで運搬できるようになりました。
MAGPUL仕様レミントン870へMS3を装着
レミントン870にQDスリングスイベルを取り付けたので、MS3の2ポイントスリングモードはOKです。
1ポイントスリングモードでも使用できるようになりましたが・・・
金具MAG507の位置はバランスが安定する銃の中心付近よりもだいぶ後方にあります。
なので、このMAG507を用いて1ポイントスリングで銃を運搬すると銃口はガッツリ下向きに。
他の銃で使いやすいスリングの長さにしているので、870に26インチのリブバレルを取り付けると、私の身長(168cm)では銃身の先が地面スレスレです。
スリングの長さを短く調整すれば改善されますが、870以外の銃で使用する場合だと短すぎるのでスリングを長く調整しなおす必要ありです。
Savage212にMS3を装着
Savage212でMAGPUL MS3を使用するのに、スリングスタッドにはUNCLE MIKESタイプのスリングスイベルを取り付けることにしました。
このスリングスイベルをMS3で挟めば、MS3を2ポイントスリングモードで使用できます。
ピカティニーレールとスコープの間には隙間があったので、レールスリングアタッチメントを取り付けできました。
これでMS3を1ポイントスリングモードで使用できます。
2ポイントと1ポイントを状況で使い分け
2ポイント
2ポイントスリングはスリングを片肩にかけて銃を縦にして運搬したり、襷掛けして銃を運搬したりするのに使用します。
銃カバーをかけて運搬する場合、1ポイントだとカバーが捲れてしまい銃が丸見えになるので、カバー使用時は2ポイントになります。
山を登る際の斜面角度にもよりますが、銃が体の前にあると厳しい場合は2ポイントが良いですね。
両手を使って斜面を登る時とか。
2ポイントでの銃の運搬では襷掛けの方が速く撃てるかなと思います。
片側肩掛けなら銃を反時計回りでくるっと回すか(難しい)、スリングを肩から外して構えるかんじ?
襷掛けは右利きならスリングを左肩にかけ、銃口が下向きで銃は体の前に来るよう持つようにします。
銃の上下を半回転させて構えれば撃てるのでそれなりに速いです。
1ポイント
レールスリングアタッチメントを取り付ける位置が銃のバランスが取れる箇所だと、手を離したら銃が横向きとかになります。
銃口が完全横向き、やや上向は危ないので、銃口は地面側に向くようにしましょう。
あまり銃口が下を向きすぎると歩きにくいので、程よいバランスで。
移動する時は、両手は銃を撃つのと同様ポジションで持ち、銃口は前方斜め下に向く感じですかね。
銃の重さは主に肩にかかるので腕はそれほど疲れないと思います。
この1ポイントスリングを用いた運搬方法だと、銃を咄嗟に構える事ができます。
2ポイントの襷掛けより断然速いです。
フォアエンドを持っている左手をあげるだけで、肩付と頬付けが決まるって感じ?(画像はスリングの長さ調整不足で銃床の位置が微妙だけど)
2ポイントじゃないと銃の運搬がきつい時以外は1ポイントが良い感じ。
ちなみに右利きですが、スリングを左肩に掛けると銃を構える際に銃床が服に引っかかりやすい感じがします。
右肩掛けでもスリングがきついと銃を構えられないので、スリングの長さを調整は重要です。
タツマで立って待っている時も、銃を手で持って待っているとシンドイので、1ポイントにして待つのが良いと思います。
最後に一言
獲物を引っ張ったりする時に銃が邪魔な時は銃をリュックに固定してます。
リュックの下にダンプポーチ付けて、ダンプポーチに銃床を突っ込む。
バレルはリュックの豚の鼻などについてるベルトで固定。