SVBONYのSC002というフィールドスコープに取り付けることができるデジタル接眼レンズのレビューです。
フィールドスコープにカメラを取り付けるメリット
射撃場では撃った弾がマトのどこに当たったのか確認するのにフィールドスコープを使用します。
ライフルスコープでももちろん確認できますが、低倍率スコープやオープンサイトでは100m以上のライフルや空気銃の弾痕はフィールドスコープがないと確認は困難です。
いわゆる同痕が発生したと思われる場合、マト紙だけの確認では「横転」だとか「当たっていない」と判断してしまうことが多々あります。
そこでフィールドスコープにカメラを取り付けて録画をすれば、マト紙に弾が当たる直前の映像と、弾が当たった後の映像で比較できるので、同痕判断はやりやすくなります。
マト紙に当たる直前の飛んでいる弾も映ることがあります。
特にハンドロードで弾のテストをしているときは、マトの外に弾が飛んでいくこともあります。
録画映像を確認すれば弾がマトの上下左右どこへ飛んで行ったか確認できたりするので、スコープのクリック調整がすぐに開始できるかもしれません。
スマホアダプタの欠点
フィールドスコープに取り付けるカメラで手軽なのが、接眼レンズにスマホアダプタを用いてスマホを取り付ける方法です。
私は6年間このやり方でフィールドスコープの映像をスマホに録画していました。
数千円で実現できるし、荷物もさほど増えないので良いのですがいくつか問題点が。
スマホカメラの軸と接眼レンズの軸を合わせるのが大変
フィールドスコープの接眼レンズを覗いた時に軸がずれればケラレが出ます。
倍率を上げればさらにケラレが出やすくなります。
接眼レンズにアダプタでスマホのカメラを取り付けた場合
- カメラの位置調整
- カメラの角度調整
これらを行いつつ、接眼レンズの軸に合わせるのはかなり難しかったりします。
実際の運用では多少ケラレがある状態で諦めて運用していくことになります。
またスマホの重さでアダプタが回転してしまうこともあり、水平に録画しているつもりでも、映像を確認したら斜めに撮影されていたりもしました。
SVBONY SC001の欠点
フィールドスコープの映像を手軽に綺麗に録画したいと思い、SVBONYのSC001というカメラを購入したこともありました。

SC001はWi-Fiでスマホやタブレットに映像を転送し、専用アプリで映像確認や撮影ができます。
タブレットで映像が確認できるので、いちいちフィールドスコープを覗く必要がないから楽です。
が、SC001はクセ者でした。
接眼レンズに直付けできない

フィールドスコープから接眼レンズを取り外し、アダプタでSC001を接続する必要がありました。
アダプタも3000円くらいするので、SC001との総額だと16,000円位します。
倍率は最高倍率固定
接眼レンズを外していますので、録画される映像はフィールドスコープの最低倍率よりかなり大きい状態でした。
SC001を取り付けていたフィールドスコープSV41は25~75倍だったので、50倍くらいで見えている感じですかね。
なので50mのマト紙を確認するには近すぎて使いにくかったです。
SVBONY SC002の紹介
SC002は値段が安いです。
フィールドスコープとの接続アダプタなどを用意する必要がないので、総額はSC001の半額位でしょうか。
iOSやAndroidのスマホやタブレットが別途必要です。
私はiPad Miniで使用しています。
使用するには無料アプリSvbony Camのダウンロードが必須なのでダウンロードしましょう。
2台まで同時に表示できるそうなので、友達とフィールドスコープ映像をシェアしたりもできますね。
サイズや充電など
サイズはSC001より大きくなっていますが、外部アンテナが無くなった分持ち運びはしやすくなりました。


フィールドスコープへの取り付け
肝心のSC002内側の撮影を忘れました。(公式サイトで確認できます)
上記画像を見てもらうと、左側(USB端子がある部分)とその隣のパーツがくるくる回るようになってます。
くるくる回転させると内部の爪が広がったりするので、爪で接眼レンズを挟むだけ。
問題があるとすれば、接眼レンズの覗く箇所がズームダイヤルのフィールドスコープの場合、倍率を変更する際にSC002の撮影角度が回転してしまうことでしょうか。

充電はUSB Type-Cで行います。
内蔵バッテリー式1500 mAhです。
バッテリー持ちは2時間~3時間位でしょうか。
録画しているとバッテリーを速く消費します。
試していませんが、モバイルバッテリーに繋ぎながら撮影すれば良いかも。
バッテリーが切れてからモバイルバッテリーに繋いでもすぐに電源は落ちたので、充電速度より消費速度の方が速いと思われます。
使用方法
SC002の手前にあるボタンを長押しするとWi-Fi接続できるようになるので、スマホなどの設定画面のWi-FiでSC002に接続します。
ランプが赤青で光ります。

Svbony Camで接続するとフィールドスコープの映像が表示されます。
解像度は最大1920×1080です。
フレームレートは30FPSなので、飛んでいる弾を鮮明に撮影するのは難しいです。

不具合で最大表示にしても画面が小さいままのときがありますが、一度トップ画面に戻ると元に戻るようです。

録画は画面右のアイコンをビデオカメラのようなアイコンをクリック。
そして画面中央一番下の日の丸のようなアイコンをクリックすれば撮影開始です。

映像は本体のSDカードにMP4で録画されます。
付属SDカードは容量が32GBととても少ないので最大である128GBのSDカードに買い替えておきましょう。
今回の撮影では100発分の録画をやりきれませんでした。
こちらが録画した映像のスクショです。
フィールドスコープはWinchesterで倍率は12倍位だったと思います。
ケラレは出ていません。

音声も同時に録画されます。
録画した映像はSvbony Camでも再生できますが、Svbony Camの再生機能ははっきり言って微妙です。
SDカードを取り出せばPCでも映像の確認はできます。
現場で録画映像を確認したい場合、スマホやタブレットの画面録画機能で録画した方が操作しやすいかもしれません。
SC002は買いか?
絶対に買いです。
スマホアダプタより接続が簡単でケラレが出ない。
ほとんどのフィールドスコープに取り付けできる。
フィールドスコープの倍率変更対応。
映像も綺麗で音声も録画される。
最後に一言
フィールドスコープの倍率が高すぎるとハンドロードでの新しいレシピを試すのに全く向かない。
25~75倍のSVBONYより12~42倍のWinchesterが使いやすいです。
が、接眼レンズの倍率変更ダイヤルがSC002の爪と同じ位置なので、その点は使いにくい。
倍率変更のたびにSC002の角度を変えないといけないから面倒。
その点ではSVBONYの方が使いやすい。
倍率を0.5倍下げるレデューサーを取り付けるのもありか?



