車・バイク

タイヤ交換を効率よく行う工具3点

雪が降るまたは路面凍結する地方は年に2回のタイヤ交換というイベントが待っている。

業者にタイヤ交換を依頼する費用は私の近所(車で10分程度)では3,000円程度なので1台あたり年6,000円ほどの出費となる。

今の時期は予約も取りずらいし、車を複数台所有しているとタイヤ交換業者までの移動時間やタイヤ交換までの待ち時間などで1日潰れてしまう。

我が家の場合は車を3台所有しているので年間18,000円の出費も痛い。

年間18,000円と3台のタイヤ交換1回で1日潰れることを考えると、タイヤ交換工具を購入し自分でタイヤ交換した方が断然お得。

 

タイヤの交換は危険を伴うので、安全面を考慮した上で完全自己責任で行ってください。

 

タイヤ交換で必要な工具

下記3つの工具があれば、タイヤ交換は可能となる。

車載工具だけでも事足りるが、効率を求めるなら専用工具を購入した方が何かと良い。

 

トルクレンチ

トルクレンチというのは、設定したトルク以上にナットを締め付けようとしてもそれ以上は締めることができなくなる(空回りする)レンチの事である。

 

タイヤのホイールナットは車種毎に締め付けるトルクが決まっている(マニュアルに記載されている)

参考までに私の所有する車のホイールナットの締め付けトルクは下記のようになっている。

  • スズキ スーパーキャリイDA16T 85Nm
  • スズキ ジムニーJB64 100Nm
  • ニッサン セレナ DAA-GFC27 108Nm

 

トルクレンチが無くてもホイールナットを締める事はもちろん可能なのだが、「締め付けが緩い」とナットが外れそうで怖いし、かといって「締め付けすぎる」と次回ナットを外すのが大変になってしまう。

感覚で締め付け加減(トルク)などわかりようがないので、自分でタイヤ交換を行うのであればトルクレンチは私的には「必須」だ。

 

ジャッキ

ジャッキは車に搭載されているはずなので無理に購入する必要はない。

しかし車に搭載されているジャッキは「非常に使いづらい」し、車種専用のジャッキだったりもするので複数台の車のタイヤ交換では使い回しできない事もある。

複数台の車のタイヤを交換する場合には、フロアジャッキがあるとタイヤ交換時間を劇的に短縮できる。

 

レンチ

レンチは車に搭載されているハズなので無理に購入する必要がない。

しかし車載のレンチはナットサイズが決まっているので、他の車のナットに合わない可能性がある。

また形状がL型なのでナットを付け外しする際にレンチを大きく回す必要があるので大変だ。

十時型のクロスレンチがあれば数種類のナットサイズに対応できるし、何よりナットの付け外しが早くできる。

 

 

 

セットは購入しないほうが良い

最初に購入したのはタイヤ交換工具のセット。

「油圧式パンタジャッキ」「輪止め」「インパクトレンチ」「ジャッキスタンド」「軍手」がセットになっていた。

しかし実際にセットの中身で使用していたのはジャッキと輪止めのみだった。

インパクトレンチは電源が必要なうえにトルクが弱かったので全く役に立たなかった。(ある程度緩めれば使えるが持ち替えが面倒)

ジャッキスタンドは必要そうだが、私の作業環境(地面が砂利)では万が一車が落ちてきた時にはジャッキスタンドで支えられる気がしないので使用していない。

良い地面の環境で作業できるのであればジャッキスタンドは必要だと思う。

代わりに車体の下にタイヤを入れて最悪車体が地面に落下しないようにしている。

 

パンタジャッキは使用中に倒れた事があり危険(地面が砂利)だと感じていた。

本体のバランスが悪いのは使用開始時から気づいていたのだが、こんなもんかと思ってしまっていた。

1年程度でジャッキのオイルが漏れて使用できなくなっていた(オイルを入れれば使える)ので引退させることにした。

 

セットの中身で現在も使用しているのは輪止めのみ。

 

 

 

 

タイヤ交換工具で使いやすかったもの

タイヤ交換は下記の工具3点と輪止めだけで行っている。

 

クロスレンチ

ホイールナットを付け外しする時は、ナットにクロスレンチを差し込み軸を手で軽く抑えたらクロスレンチをクルクルと弾くように回すだけで良い。

固いホイールナットは、しっかりとクロスレンチをナットに差し込み横のバーに足を乗せて体重をかけつつ逆側のバーを引っ張り上げれば回るはず。

 

私の所持しているクロスレンチは17mm、19mm、21mm、21mmとなっている。

 

ナットサイズはスーパーキャリイとジムニーは19mm、セレナは21mmだ。

 

せっかく4つのソケットがあるので、17mm、19mm、21mm、23mmのクロスレンチの方が便利かもしれない。

 

 

アルカン 3t スチール/アルミニウム ハイブリット ジャッキ

 

タイヤ交換で一番時間がかかっていたのがジャッキアップだった。

車載のジャッキだと1輪を持ち上げるだけでかなりの時間を浪費するだろう。

油圧式のパンタジャッキは1回のレバー上下で持ち上がる量が少ないので、車体を持ち上げタイヤを浮かせるまでレバーを何十回も上下させる必要がある。

パンタジャッキはハイパワーではないし、何よりバランスが悪いので基本は1輪ずつ持ち上げてタイヤを交換する事になる。

 

一方フロアジャッキはハイパワー(な物が多い)なので本体を車体の下に潜り込ませ(る為の車輪付き)て2輪を同時に持ち上げる事ができるだろう。

またフロアジャッキ本体は縦幅が広く横幅もそれなりにあり重心も低いので安定度がある。

車体が落ちる可能性はパンタジャッキより断然低いだろう。

 

フロアジャッキは2tなどの商品があるが、長く使うことを想定して3tを購入しておいた方が良いと思う。

フロアジャッキ本体の重量が重い(20数kg)のが難点だが、バンなどを購入した時にも安心して使用できる。

 

アルカンの3tジャッキは1回のレバー上下で持ち上がる量が非常に多い。(10回もレバーを上下せずにタイヤが持ち上がるレベル)

使い方は2本のレバーを結合し、本体に差し込む。

差し込んだら時計回りに回転させるとジャッキアップができる準備完了。

レバーを上下させるとパッドが上がる。

パッドを下げたい時はゆっくりとレバーを反時計回りに回す。(一気に回すと車体が一気に落ちて危険)

 

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エマーソン トルクレンチ EM-29

 

使用方法は、グリップ部の底にあるネジを左に回すとグリップ部分が回転するようになる。(ネジが回りにくい時はレバーを少し動かす)

グリップ部分の上にトルクの数値が10単位、グリップ部のリングに1単位の数字が記載されている。(レバー1回転で10のトルクが変わる)

マニュアルに記載されている「ホイールナット」のトルクに合わせ、グリップ部底のネジを締める(締めないとグリップ部が回転してしまう)

車体によってホイールナットの径が異なるが、一般的なホイールナットの径に対応したソケットは付属しているのだと思う。

セレナのホイールのようにナットを入れる穴が深いもの、ジムニーののようにレンチを回す際にホイール真ん中の出っ張りが邪魔な場合にはエクステンションを使用すれば良い。

 

 

 

 

タイヤ交換で気をつける点

タイヤ交換は軽トラですら1tまではいかないが非常に重たい車体を持ち上げて作業するので危険が伴う。

だからこそ安全の確認をしっかりと行った上で作業をしてもらいたい。

 

私のタイヤ交換環境は悪いお手本。

 

まずよくない点が「地面が砂利」な事だ。

砂利は地面を均しても、1点に重量が集中すると砂利がズレる事がある。

パンタジャッキが何度ズレたことか。(1度倒れたし)

砂利が高速で飛んでくるかもしれない。

 

 

そして2番目によくない点が地面が斜めになっている事。

ジムニーとセレナを駐車している場所は、タイヤを両輪同時にあげた場合では左右のタイヤの上がっている量がかなり違う。

片輪が完全に浮いているのに、片輪は依然地面についている状態だったりする。

またリア側に向かって傾斜になっているので、後輪を交換する際も注意する必要がある。

 

私のような環境でタイヤ交換を行うのはかなり危険なので、タイヤ交換は「地面が平らで傾斜の無いアスファルト」上などで行う方が良いだろう。

 

 

タイヤ交換前にはギアとサイドブレーキもしっかりとチェックした方が良い。

MTなら前輪を交換するならR、後輪なら1へギアを入れる。(車体が自分側へ動かないように)

ATならP。

 

交換しない2輪に輪止めをしっかりと行う。

輪止めは車体の前進・後退を防止してくれる。

 

MT車のスーパーキャリイのサイドブレーキを引き忘れて作業を行っていたこともありヒヤリとした。

交換する側と逆へギアを入れていたのと輪止めを行っていたので車体が動くことはなかったが。

 

タイヤ交換手順

地面が砂利の環境でタイヤ交換を行うのは危険ですので真似しないように。(私は自己責任でやってます)

 

1 タイヤの回転方向確認

タイヤの回転方向が指定されている場合があるので、しっかりとタイヤの表記を確認(ジムニーなど)

 

 

2 ジャッキを当てる位置を確認する

1輪ずつ持ち上げるパンタジャッキを当てる位置はマニュアルに記載されている。

フロアジャッキを使用する場合はネットにジャッキのパッドを当てる位置の情報が出ていたりするので調べておくと良い。

基本的には車体の下を覗けばそれらしいところがあるのでそこにジャッキのパッドを当てれば良い。

 

 

3 ギア、サイドブレーキ、輪止めなど安全処置を行う

前輪を交換するならギアをRに入れて後輪の前に輪止めを。

後輪を交換するならギアを1に入れ前輪の後ろに輪止めを。

車体の下にタイヤが入るなら入れておく。

 

車体が自分に来ないようにする処置。

 

4 ホイールナットを少し緩める

ジャッキで車体を持ち上げる前に、交換するタイヤのホイールナットを少しだけ緩めておく。(1/4回転くらい)

ジャッキで持ち上げた後にホイールナットを緩めようと思っても、タイヤが回転してしまい緩めることができないから。

車体が持ち上がった状態で体重を乗せてホイールナットを緩める行為は危険だし。

 

 

5 ジャッキアップする

 

ジャッキのパッドが所定の位置に当る場所へ移動させ、ジャッキのレバーを上下させる。

パッドの当たっている位置に問題ないか、ジャッキが徐々にズレていないか確認。

異常があれば油圧をゆっくりと弱める。

 

両輪が空中に完全に持ち上がるまでジャッキアップ。

 

6 タイヤを交換する

ホイールナットは対角線で外していく(ナットが5箇所なら一筆書きの星を描くように)。

タイヤを交換する。

ジムニーの後輪のようにホイールにパーツ?がついている場合はこのタイミングで交換(内側に押せば取れる)

 

ホイールを車体に押し付けるようにしながらホイールの穴にボルトを通したらホイールナットを取り付ける。

ホイールナットは対角線で取り付ける。

ホイールナットは1つを一気に締めるのではなくそれぞれ平均的に締め込んでいけばしっかりと奥までホイールがハマる。

いきなり1つ目から全力でナットを締めると、完全にナットが締まっていない箇所ができてしまう可能性があるので注意。

 

ナットはクロスレンチでもって片手で回せる程度の力で締め付けておけばとりあえずOK。

 

逆側のタイヤも同じように交換。

 

6 ジャッキの油圧を緩める

 

レバーを反時計回りに回せば油圧が弱まり車体が下がる。

レバーを一気に回すのは厳禁。

レバーはビビりながら慎重に少しずつ逆時計回りに回し、車体が少しでも下がり始めたと思ったら回すのを止めて様子を見る。

車体が下がらなくなったら再び逆時計回りに少し回す、これを繰り返す。

 

レバーを一気に回し油圧が一気に下がると車体が落ちてくるので非常に危険。

タイヤが地面に接地していてもまだ車体は下がるので油断しないように。

 

油圧を弱めても車体が動かなくなったらレバーを反時計回りに全力で回して油圧を完全になくし(パッドが一番下まで下がる)、ジャッキを車体下から取り出す。

 

7 トルクレンチで締める

ホイールナットを対角線上にトルクレンチできつ目に締める(まだトルクはかかっていない状態)

全てのナットをきつ目に締めたら、トルクレンチで本気で締める(トルクレンチからガチんと音が鳴る)

 

8 逆サイドの両輪を交換

「3 ギア、サイドブレーキ、輪止めなど安全処置を行う」 から 「7 トルクレンチで締める」 まで行って終了。

 

 

最後に一言

タイヤ交換は危険なので掲載するか悩んだが、アルカンのフロアジャッキが良すぎたので掲載することにした。

1回のレバー上下でグイーーっと上がるからマジ感動。

道具にはお金を惜しんではダメだなと思いました。

 

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