MSS-20に装着しているGRSストックのネジ穴が逝ってしまいましたので補修します。
ストックと銃本体パカパカ動く
ある日射撃をしていた時に、GRSストックとMSS-20本体が上下にパカパカ動く事に気づきました。
前回メンテナンスした時に、ネジがしっかり締まっていなかったのですかね。
ネジを締めなおしてみたのですが、やっぱりストックと銃がちゃんと固定されないようで、発砲をすると再び銃とストックがパカパカ動く。
帰宅してから調べてみると、ストックのネジ穴が欠けていました。
MSS-20で使用しているストックはGRSに変更しているのですが、私が使用しているGRS本体は木製です。
GRSは2本のボルトネジでストックと銃本体とマガジンの蓋、トリガーガードの後ろ側を固定しています。
トリガーガードはもう1本ネジが使用されているのですが、こちらは木ネジで銃本体には直接固定されていません。
銃本体に直接固定されていないとはいえ、この木ネジがしっかり締まっていないとトリガーガードが浮いてしまうので、銃とストックの間に隙間ができ上下にパカパカ動きます。
銃本体のメンテナンスでGRSを何度も付け外しているうちに、木ネジを斜めに入れてしまったと思うのですよ。
結果、ネジの先がマガジン側の穴まで貫通してしまい、ネジ穴付近の木が割れてしまったようです。
木ネジを締めようと思っても、ネジは空回りしてしまいます。
この状態ですと、ネジを最悪どこかに落としてしまいます。
ストックと銃本体がしっかりと固定されていないので、射撃結果も変わってきてしまいます。
ボンドでネジ穴補修をしてみた
ネジ穴に木工ボンドを流し込み、乾燥後にネジを入れてみます。
この時はネジはしっかりと入りので、ストックと銃本体は固定できた感じだったのですが。
で、射撃場で撃ってみたのですが、木工ボンドでは射撃の衝撃に耐えられない?ようです。
再びストックと銃本体が上下にパカパカ動いてしまうようになりました。
上手い補修方法がないか、射撃仲間にアドバイスをもらいます。
1.割り箸を削って穴に突っ込む
2.レジンを流し込む
3.エポキシをねじ込む
まぁ、どの方法も面倒ですね。
一番良さそうなのは1番ですね。
ネジを入れた際に木が広がりますからしっかり固定できそうです。
他の方法もないかネットで探してみます。
ん?
木製家具にネジが効くパテだって?
ネジ穴がもとどおりって書いてあるし振動に強いとも書いてあるので、ポチってみました。
ネジパテを使ってみた
まずはGRSのネジ穴を綺麗にします。
ネジと同じサイズのドリルを手動でぐりぐりしてボンド汚れを剥がしつつ穴をまっすぐに。
ねじパテはチューブから直接ネジ穴に入れられるので楽です。
ねじパテは豪快に注入。
はみ出したら乾燥する前にヘラなどで取り除きますが、乾燥時に縮むそうなので若干盛るように。
欠けてしまっている部分にもねじパテをかぶせておきます。
24時間以上乾燥させたのち、余分な部分をカッターで削れば完成。
見た目はよくない。
ねじパテでネジ穴補修後に撃ってみたけど問題なし
3か月に渡り、射撃場で120発ほど撃ってみました。
撃ったあとで、ストックを持ってバレルを上に引っ張ってみましたが、パカパカはなし!
射撃時の衝撃に耐えているようです。
衝撃がモロに伝わる部分ではないですけど。
ネジを外して再度締めなおしてみましたが、ネジ穴が緩んでいるって感じはしませんでした、やったね。
「目安重量16kg」とパッケージに目立つよう書いてあったので正直不安でしたが、射撃後も問題がないので安心しました。
木ネジなんでいずれまた緩くなると思うので、その時には再びねじパテを使うだけですね。
最後に一言
銃砲店にネジ穴補修を頼むと結構なお値段すると思います。
簡単に修理できる個所は自分で修理しましょ。