ついにSavage212にマズルブレーキを取り付けました。
私にとって初マズルブレーキです。
効果は動画を見るとはっきり分かります
GRIZZLY GUNWORKSのマズルブレーキを購入する
この会社の存在は前から知っていたのですが、マズルブレーキはそれほど必要と思わなかったのでスルーしてました。
しかしSavage212で自作弾を撃つようになって、50発も撃つと肩が痛いと感じる事がたまーにありました。
火薬が多いので銃も跳ねるし、これだと狩猟では2発目を当てるのは厳しいかも。
それでもマズルブレーキは高額なので購入を躊躇していたのですが、知人がSavage220でGRIZZLY GUNWORKSのマズルブレーキを使用して撃っているのを間近で見て効果を実感。
撃った後にほとんど銃が跳ねてない!
「Savage212はライフル持つまで使い続けるだろうし」と自分に言い聞かせ、ついにマズルブレーキの購入に踏み切った訳です。
購入方法
GRIZZLY GUNWORKSのページを見ると、ライフル用、ショットガン用、ハンドガン用のマズルブレーキがあります。
CLAMP-ONは銃の先にネジが切っていないタイプ用。
THERAD-ONはネジが切ってある用。
Savage212は銃の先にネジが切られていないのでCLAMP-ONですね。
ショットガン用のマズルブレーキはDefcon、Hunter 1.25 inch Spikes、Hunter Flat Faceと3種類あります。
Hunter Flat Faceは全部OUT OF STOCKなので、DefconとSpikesの2択ですね。
Savage212は専用品が用意されているので購入は悩みません。
専用品がない場合は、CUSTOMからオーダーメードする事になりそうです。
また、マズルブレーキには照星がついている銃用のタイプも用意されているようです。
私はDefconの黒を購入しました。
標準カラーのようで、料金は250ドルです。
派手なカラーのマズルブレーキもあるのですが、料金が跳ね上がります。
標準で4本のボルトが付属していますが、25ドル追加でさらに4本のボルトを購入できます。
派手なカラーを購入した場合は追加のボルトが欲しくなるかもしれません(画像から推測するに標準で付属しているのは黒いボルト)
日本への送料は45ドルです。
合計295ドルになりました。
支払いはVISAかMASTERのクレジットカードで行います。
注文から手元に届くまでが長い
注文が完了するとメールが届きます。
それから商品の発送メールが届くまで、私の場合49日かかりました。
それまで一切状況に関するメールなどは届きません。
注文が完了してから発送まで何日くらい、という目安もありません。
正直かなり不安になりますが、私は事前に注文から受け取りまで時間がかかると知人から聞いていたので待ち続けました。
発送完了メールから手元に届くのは想定より早かったです。
発送から受け取りまで1週間ですね。
輸入したことない人だと長いと感じるかもしれませんけど。
税関で3日も止まってました。
銃口への取付けが簡単そうで難しい
サイズ感などは動画を見て確認してください。
取付けはマズルブレーキを銃口に差し込んで4本のボルトを締めるだけです。
が、これがなかなか難しい。
スコープをスコープリングに取り付ける感覚に近いですね。
まず、マズルブレーキは銃口に差し込むとズボッと奥まで入ってしまいます。
マズルブレーキの溝から銃口から出るガスを逃す必要があるので、銃口は溝に被らないよう差し込まないと意味ないです。
この調整はそれほど大変ではないですけどね。
難しいのは銃とマズルブレーキを水平に取り付ける時です。
銃はスコープなどに水平器を置いて水平を出した状態で固定します。
マズルブレーキにも水平器を置いて水平を出します。
この後4本のボルトを締めるのですが、ボルトの締め付け段階でマズルブレーキの水平が崩れてしまいます。
水平を出す => ボルトを締める
これを何度もやり直しました。
10分くらいこの作業してたかな。
ボルトを締める時の力加減って難しいですね。
マズルブレーキを取り付けて射撃してみて
マズルブレーキは銃口に挟んでいるだけなのでちょっと不安でした。
撃った時に飛んでいかないかとか、回転しちゃわないかとか。
3Dプリントワッズなどがマズルブレーキに当たって砕けて自分に跳ね返ってこないかとか。
全然問題ないです。
マズルフラッシュはマズルブレーキなしだと銃口の先にまーるく出たりしてたのが、マズルブレーキ取付け後はちょっとだけマズルブレーキ内が光程度になりました。
煙はマズルブレーキなしだと銃口の先に鋭く楕円で出てたのが、マズルブレーキ取付け後は横と上に結構大きく膨らむように出るように。
銃の跳ね上がりは減りました。
動画で確認しましたが、跳ねがないわけではないけれどかなり小さくなってます。
マズルブレーキなしとの比較動画を自分で見ても、かなり効果あるなぁと感じます。
リコイルはだいぶ減りました。
火薬もりもりの12番が20番のリコイルになったかな?って感じですかね。
リコイルが減ったことで、顔をスコープに近づける事ができるようになりました。
スコープで額を割った事があるので、怖かったんですよね。
今まではスコープを覗いた時に油断をするとケラレが出るくらいの距離感だったのですが、今はケラレが出ない距離まで余裕でスコープに顔を近づけられます。
当然肩は痛くないです。
ただし、銃は重くなりました。
マズルブレーキの重量はわずか285グラムなのですが、銃口の先に取り付けているということもあって、立ちで銃を構えると500gは増えた感覚です。
が、なんか安定感が出た感じです。
マズルブレーキは他人に迷惑がかかる
これ、結構重要です。
マズルブレーキを取り付けた事により、ガスは斜め後方横上に出るようになります。
どうゆうことかというと、隣の射台の人にガスが当たります。
たかがガスと思う人は間違いです。
ガスが当たると「ビシッ」とした衝撃が体に当たってそれなりに痛いです。
最悪のパターンが、マズルブレーキを付けた銃を撃っている人が座射をしていて、自分が立射をしている場合。
顔にガスが当たります。
マズルブレーキを取り付けた銃の射手は射台の少し前位置から撃った方が良いと思います。
それか、不幸にもマズルブレーキを付けてる銃の射手の横になった人は少し後ろに下がるとか。
最後に一言
精度に影響が出るかどうかですが、銃身のバイブレーションが変わるはずなので精度に影響あると思います。
私は弾を自作していてまだ完成している訳ではないので影響は少ないですけどね。
ふ、と思ったけど、銃検の時はマズルブレーキを取り外していかないとダメだね。
マズルブレーキを水平に取り付ける治具作った方が良さげ。