土曜・日曜以外の日は罠の見回りと犬のリードなし散歩の為に山にちょろっと行ってます。
猟期に入ってから足跡が付かなくなった場所にやっとイノシシの足跡が付くようになりました。
罠が1つが掘り出され。
他の罠を避けるように複数頭は通った感じ。
それにしても暖かいですね。
足に張るカイロの出番はないです。
風は多少冷たいですが、日陰のタツマで待っていてもキツイほどの気温ではないです。
1月18日 土曜日
14人も参加者がいます。
無線機の調子が悪くあまり受信してくれません。
1ラウンド目
上の牧場のさらに上の猟場をやる事に。
上の牧場の周りは萱や藪や笹などが沢山生えており獲物が隠れるのに最適な環境。
私は前回同様、最終的に勢子数名が到着する東の最終防衛ラインでタツマを張ります。
ここの猟場は勢子が西から東に追い、タツマは北側の作業道に沿うように西から東にかけてビッチリと東側の防火線に私1人が配置されてます。
獲物が東にさえ逃げてくれれば、その南側には牧場のフェンスがあるので、タツマにかかる可能性が高くなります。
勢子が入ってすぐのあたりにいるシカは特に西側に飛ぶことが多いので、勢子が時間差で入るようにしたようです。
今回は勢子6人が追ってますから、西には逃げられにくいでしょう。(あとで聞いたら西に逃げられてる)
シカ20頭程度の群れが北のタツマの前を東に向けて逃げたようです。
何人かのタツマにかかっていたので銃声が聞こえてきます。
無線が聞こえないので詳しい状況はわからず。
近くのタツマも発砲したのでもうそろそろでこちらに来るかな?
私から一番近い北にいるタツマが無線で北に5頭ほど抜けたのを見たと言ってます。
近いタツマの無線は拾えるようですね。
が、その無線が聞こえる前に北のタツマのすぐ裏あたりで何頭かのシカが木の隙間からチラ見えしてました。
あー、あのチラ見えした鹿が北に抜けてったのかーと、その時は思ってましたよ。
それから1分ほど後、私の北側150mあたりをシカが小走りで東に移動しているじゃぁありませんか。
私が駐車している車のすぐ裏を通っているように見えたので撃てません、車の裏なら作業道だし。
撃てないのでカウントしたところメスシカが10頭ですね。
で、私のすぐ北のタツマは10頭のシカが自分から30m以内を通ったのがわからなかったようです。
タツマで向いていた方角は西南西だとは思いますが、近くで1分もシカが止っていたのですけどねぇ。
というか、自分の西のタツマが撃っているのだから、西の北も南も警戒しておいてほしいものです。
で、このラウンドは1匹も獲れていませんでした。
2ラウンド目
午後です。
私が苦手としている線路に近い猟場すね。
なんせ人生で初めてシカがかかり、群れが目の前を通っている中を散弾銃で5発撃つ余裕があったにも関わらず当たらなかった場所ですから。
それから今までこの猟場では3回シカが来てますが、転ばしたのは1回しかありません。
で、おそらくラウンドは始まっているのだろうけどやっぱり無線は聞こえない状態なので、勢子が入ったかどうかもわかりません。
しばらく時間が経過してから線路の反対側でどこかの飼い犬が吠えているのが聞こえてきました。
タイミング的に勢子はとっくに入っていて、たぶん線路の反対に逃げられてしまったのかなぁと予想。
一応こちら側にも来るかもしれないのでいつでも撃てるように待っていましたけれど、来ませんでしたね。
ラウンド終わりの話だと、親方がシカを見たらしいのですが、逃げた方向からして線路を超えてしまったようだとの事。
この辺りは線路がシカの通り道なんですよね。
電車もどのあたりをシカが通るのかわかっているので、その辺りを通過する際には毎回警笛を鳴らしてます。
そういえば、県からの指示で電車にシカがよく跳ねられるので、線路近くのシカをたくさん捕れとお触れがでました。
3ラウンド目
シカが逃げたであろう方向からして線路のあちら側の猟場をやるかなと思いましたが、やるのは下の牧場だという。
1匹も居ませんでしたね。
4ラウンド目
1日で4回目をやるのは珍しいですが、まだ1匹も獲れてないですからね・・・
猟場は2ラウンド目の線路の反対側。
勢子は東から西に追います。
私は今猟期130m位を撃って半矢にした西の南側のタツマに付きます。
私の左右のタツマは両方ライフルです、つまり南のタツマはそうゆう場所です。
勢子は西の北側のタツマにかけるように追います。
獲物は南側から入る勢子の犬が出すことが多く、今回も犬がシカを1頭追い出しました。
まぁ、私は無線が聞こえないのでいつ起こしたか知らないのですけど、犬の鳴き声で起こしたのがわかりましたね。
で、私のすぐ北に居るタツマ前にある沢に下るウトを何かが下って行くのが見えました。
わりとすぐにそのルートを犬が来たのですが、シカは北側に逃げたと言ってます。
そのシカは勢子の前を通って逃げてしまいました。
この日はこれで終了。
結局14人で4ラウンドもやって1頭も獲れなかったですね。
やっぱ1ラウンド目のように群れがタツマにかかっても1頭も獲れなかった日は無理っす。
1月19日 日曜日
やばいです、参加者が8人で勢子がいません。
おじいちゃん以外の参加者は勢子をあまりやる機会がない若者ばかりなので山を知りません。
自分は勢子を2年やってたのでまだ山をわかるほうですが、足が悪いですからあまりアップダウンが多い山は時間かかって無理っす。
なので、前日に親方が日曜はやらんと言い出す始末。
仕方ないです、俺が犬を連れてきて勢子をやるから一応やろうよって事にしておきました。
私の犬は甲斐犬のメスで4歳だか5歳、名前は大福ちゃんです。
罠の見回りでシカやイノシシと遊ばせているのですが、イノシシには怖がって噛みに行かないことがわかってます。
シカは追うけれど鳴かない事もわかってるし、シカと距離が離れたらすぐ戻ってくる感じ。
あとガンシャイなので、銃声がしたら尻尾を垂らして私のもとに戻ってきます。
という感じなのですが、シカを見つけて追い出すのは上手なのでダメではないかと。
右足のアキレス腱が悪いのでよくびっこを引くように歩くこともあるけれど、山を駆け回るので問題ないのでしょう。
基本匂いとかがなければ自分から30mくらい前を私を待って歩いてくれるので楽ですし、指で指示すればそっちに行ってくれるし。
今日は無線は調子ばっちりですから、常に居る場所などを実況しながらやりますよ。
1ラウンド目
親方がアップダウンがない猟場を選んでくれました。
勢子は前半はタツマの西側から南に下り、後半は東に移動してから北に追っていきます。
勢子のパートナーは定年を過ぎたおじいちゃんです、山を歩きたがるんですよね。
まぁ、この猟場の前半部分は雪が積もらないと獲物がいません。
後半部分も伐採と開発が進んでいて、獲物が隠れるところが東側の川あたりしかないです。
数年前は後半部分はかなりシカが隠れる藪や林がありましたけれど、今は何もありません。
前半は獲物が通った気配が全くありません。
足跡も最後のほうに少しあったくらいです。
今年は乾燥してますから、足跡がわかりにくいだけかもしれんですけど。
で、後半。
東側は川があり、萱だったり笹だったりが多いので、獲物が隠れるならこのあたり。
西側はダメっすね、よくシカが隠れていた定番の寝屋が無くなってしまいました。
獲物が隠れていそうな萱地帯は小鳥ばかりで、犬の反応もありません。
反応がないまま笹と林があるところまで来てしまいました、タツマは200mくらいのあたりです。
この後は笹を北まで進んで終了ですが、期待できそうもないです。
もうダメかなぁと思っていたら、犬が突然西に走り出しその北にある林に向かいます。
一応無線で起こした可能性がある旨をすぐに伝えます。
それからすぐに2回の発砲音が。
無線で確認したらシカが1頭飛び出してきて、たぶん転んだとの事。
犬はやっぱり発砲音にビビったのか戻ってきました。
犬がシカを起こしたところは、私は歩かないなぁ。
犬が居なかったらこのシカは起こせなかったと思います。
タツマまで到着、タツマは転んでいるであろうシカを探しています。
犬が転んだオスシカを見つけて足を噛みだしました。
普段の罠猟では死んだシカには興味を示さないのですが、今回は違う反応ですね。
興味深いです。
2ラウンド目
1ラウンド目の猟場から引き続き北に追う感じです。
ここの猟場は横に広すぎて勢子が細かく歩くのが難しいのと、獲物を追い出してもタツマにかかりにくいですからね。
タツマは車で北側に移動しました。
牧場の東側の猟場をやる時と同じ場所にタツマを張る感じです。
北に追うやり方は覚えていませんが、まあそれほど難しくはないでしょう。
勢子は1人追加して3人で追う事にしました。
西と東の勢子の距離はかなり離れてますので。
勢子は南から北に追うのですが、東と西に逃げられたら負けです。
私は西側の沢沿い、笹が沢山あるあたりを歩きます。
で、2ラウンド目スタート。
と同時に犬が匂いに反応。
犬の後を追って歩いていると、犬はキツネを追って東に行ってしまいました。
こうなると犬が戻ってくるまでは移動できません。
ウチの犬は私とはぐれた際に、私の匂いを追って私を見つけてはくれないので、犬の通ったルート付近で待っていないと車に戻ってしまいますから。
キツネは東の勢子の前を通りすぎていき、犬もそれを追っていったようですが、割とすぐに戻ってきてくれたので助かりました。
西の川沿いを進んでいくと、犬が空気中や地面の匂いを嗅ぎだしました。
犬は川を西側に渡りたそうに川沿いで私を見つめていますが、北に追わなくてはならないので呼び戻して川の東を北に進みます。
しばらく北に進むとまた川を渡りたそうにして私を見つめています。
こりゃ何かいるかもなぁと思ったので、川を渡って北に進むことに。
犬がクンクンしながら北に進みますが、獲物はいません。
獲物が良くいるのは川の東側ですからタイミングをみて東に戻ろうなどと考えていたら、北側で発砲音が。
無線で話を聞くと、前から6匹位のシカが来て、1匹は転び、3匹は北に抜けられ、残りは南に戻ったとの事。
話は戻りますが、発砲音がしてからシカが戻ったのは真ん中付近という事なので私は川を東側に渡りました。
そのまま川沿いを北に向かったのですが、まぁシカの気配の濃いこと。
シカの匂いが充満してたり、シカの寝屋があったり。
タツマの近くまで行ったところで、東を歩いていた勢子の前をシカが1頭通ったので撃ちましたが外れたようです。
で、転んでいたのはメスシカが1頭。
首に1発入って転んだようです。
タツマが居たのは私が歩いていた川の北側よりちょい東あたりでした。
上の猟場のタツマの張り方の逆バージョンだと、タツマは南西を向いて張っている感じで、前から来たというのは私の方からって事のようです。
シカは犬が川の西の匂いをキャッチしたあたりにいて気取って北に逃げていたか。
それか川の東のシカの匂いが濃かった場所にいて、私と犬と東の勢子を見て北に逃げたのかなと。
で、この日は2頭獲れたので昼飯前に終了です。
私が勢子やるならマジで犬いないと無理っすわ。
あとガチ山は無理、今回は標高差あったけどゆる~い上りだったのでなんとかできたけどね。
最後に一言
最近木の裏で止まったシカが転ばせられなかったので、スコープを疑ってました。
射場で50m撃ってみたら4発中3発はほぼ真ん中に着弾。
50m以内に寄せれば狙い通りに弾は飛んでいく感じですな。
が、1発は抜けたような発砲音とリコイルで的の下の方に着弾。
3Dプリンタで作ったガスシールなので、落とし切れてなかったレジンで火薬が少し湿ってしまったかもしれません。
100mで的の中心を狙って5発撃ってみた、6倍なので若干の横のズレは許容範囲って事で。
3発は中心より15cmくらい下に着弾。
これなら100mでも外した理由は腕って事になる、頭を狙って撃ったから首にはあたるはずだから。
2発はドロップ量は変わらずだけれど、20cm以上横に着弾した。
あーこれなら外れるわって感じ。
そういえば、以前130mで撃ったシカさんは横にかなりずれて着弾していたっけ。
この差は鉛を溶かすときの温度チェックをサボったからなのか、薬莢の長さを揃えるのをサボったからなのか。
または3Dプリンタの残レジンをしっかりと落とすのをサボったからなのか。
よくわからんけれど、50mでは問題ない感じだから寄せて撃てって事ですかね。