今年は気象がおかしいですよね。
上の山は山頂に雪ががっつり積もっているのですが、下の山は紅葉が始まったばかりです。
12月6日 金曜日
今年は雉をあまり見かけません。
本日は犬と一緒に雉狙いなので、銃はRemington870のリブバレルにフルチョークを装着。
1名の猟友とともに例年通りのキジがいると思われる川へ。
1ラウンド目
川へ行ってみると、萱が濃すぎて歩きにくいし雉が出ても見えないだろうなぁといった感じ。
スタート地点から橋までの川上へ進むルートでしたが、とても萱の中を進めそうもないので半分もいかないで引き返す事にしました。
後半は川下へ進むルートです。
土手の反対側には家やソーラー施設があるので、土手側に発砲する事はできません。
こちらに進むルートは萱があまり濃くないのですが、ほっそい木が沢山あります。
見通しはそれほど悪くはないのですが、雉が出ても木が邪魔で撃てるかどうか微妙ですね。
雰囲気的にはところどころに雉がいそうな藪があるのですけどね。
しばらく進み、犬は土手を上っていこうとします。
土手の上の林に行きたいのだろうけれど、そっちは危ないからダメ。
犬は放置して先へ進もうとしたら近くの藪から雉が土手方面へ飛び立っていきました。
犬を待てばよかった・・・
2ラウンド目
近くの山へ移動。
葦が沢山あった平なエリアは開発がかなり進んでしまい、立ち入り禁止になってた。
車から降りると犬はすぐに何かの匂いを取ったようです。
背丈ほどの藪の中をずんずん進んでいくのですが、人が入れるような藪ではないので猟友は藪の外側から犬を追いかけます。
私は遅れるように移動していたら、前方で銃声と雉の飛んでくる音。
雉は上方正面から私の裏側へ飛んでいくルートだったので、スキートの8番射台のように撃ってみましたが外れました。
難しいですね。
山の奥の方のぬかるみ地点は細かい木が沢山生えてます。
いつもは迂回して撃ちやすいルートを進むのですが、今回は犬が匂いに反応してしまったので突き進みます。
ぬかるみに足を取られつつ木をかいくぐりながら犬を追いかけていたのですが、犬が前方で雉を起こしました。
私も猟友も撃てる状態ではなかったので「あーあ」って感じで、飛んでいく雉を見つめます。
その後、鳥が良くいるルートを進んでみましたが何も出ませんでした。
犬と一緒に雉撃ちに行くようになってから4年目ですが、未だに成果0匹。
いつになったら犬と一緒に雉を取る事ができるでしょうか。
12月7日 土曜日
ついに私の家でも朝は気温0度になるようになりました。
1ラウンド目
今猟期は初めてやる猟場。
やれば獲物はたくさんでるけれど、勢子が入ったほうに逃げられてしまう事が多い猟場ですね。
そちらにはタツマが張れないのが残念。
私のタツマは10m幅の防火線で勢子が最後に到着する地点。
木がないので見通しは良いのですが、守備範囲が北に70m南に90m。
今回は勢子が4人が100m間隔で追ったのですが、それでも逆に飛ばれてしまう事が何回か。
合計10匹以上は逆に飛ばれている感じ。
犬も逆に飛んだシカに付いてしまったので、人間勢子だけで追ってます。
人間勢子だとシカが藪の中などで止まったりしてしまうので、私の方までは獲物がこないかもですね。
中盤あたりから、タツマの前にシカが顔を見えるようになり、銃声も聞こえましたが1匹も獲れず。
勢子の声が聞こえるようになったので終わりかな~、って思ったら、勢子とは逆側からシカ20匹位が現れた。
下側90mぎりぎりのあたりで、モロ見え状態で止まっている。
スコープを6倍にしてこちらを見ているシカを撃ってみた。
私が撃ったシカは撃つ前と変わらずこちらを見ている。
もう1発撃ってみる。
あ、今度は逃げた、南側の奥へ・・・
勢子がかなり近くに来たので、シカが転んでいるか確認にいくよう指示。
そしたら勢子がシカ1頭を起こし、そのシカは南側90mだけど私の前を通って逃げていった。
完全に終了モードだったので、油断してた・・・
撃ったシカには当たっていなかったようです。
私は相変わらず山の下側にいるシカを撃つのが下手くそですね。
このラウンドはシカが沢山出たけれど1頭も獲れず。
2ラウンド目
今猟期はまだやっていない大き目の猟場。
私の記念すべき人生初のシカを獲った猟場です。
慣れている勢子が1名しかいないので、追い上げではなく追い下げで勢子3名と犬で。
車で移動しながらタツマを北側と東側に配置したあたりで、山の中でシカ2匹が西に飛んでいくのが見えた。
あ、これは親方の指示前に急いで西側へ移動してタツマに入ったほうが良いパターンですね。
当初の予定では南側にタツマ入ろうと思っていたのですが、西側のこのあたりかなーってところで自主的にタツマにはいります。
50m前には南北に延びる針葉樹林があるけれど、この中を走られたら全く見えん。
この猟場に慣れていない勢子2名は南側でタツマを張ったようで、犬と勢子1名が東側のシカが逃げたあたりから追う事になりました。
シカが北側のタツマにかかったようで、銃声が聞こえます。
5匹位来たけれど全部北側へ抜けられたようです。
犬はそのシカに付いてしまい、北側にある他の猟場のほうに行ってしまいました。
ちゃんとその猟場をやるときのタツマの方にシカを追っていたようですw
再び同じタツマにシカが2匹かかったのだけれど、タツマは半矢が行ったほうをずっと見ていたようで気づかず。
勢子はそのまま犬を捕まえにいってしまったので、現在の猟場には勢子が居ない状態が・・・
南にいる勢子が入ってくれたのですが、当初の予定とは異なる追い上げになりました。
勢子が入って10分くらいかな。
前方50mにある針葉樹林の北側で、シカ10頭位がこちら側に現れた。
私からは60-70m位で止まったけれど、上手く木の裏に隠れてます。
が、小さいシカが頭を出したので、首を狙って撃ちます。
撃ったあと、シカの群れはすぐに動かなかったのですが、突然こちら側に走り出してきた。
これは全部オスの群れですな。
撃ちやすそうなシカを撃ちます。
そのあとさらに撃とうと思ったが、排莢失敗。
群れは南へ移動し、東側へ。
南の方でシカがうつ伏せで悶えてます。
ナイフで止め刺しをしようと思ったのですが、1本角だしまだ頭を動かしているから私が刺されそう。
10m位から頭を狙って止め撃ちしますか。
外しました・・・
スコープの高さ分下を狙うのを忘れてた。
立ち上がって逃げようとしてますが、10m位移動してまた座り込みました。
しっかりと頭を狙う・・・
今度は口に当たってしまい、また逃げ出しました。
30m位の位置で再び座り込んだので、今度は頭ではなく首を狙って撃ちます。
やっとクリーンヒットしたようで、シカはのけ反るように倒れました。
1頭に対し、合計4発も撃ってしまいました・・・
1発目は前足の付け根のちょっと前から入り、反対側のアバラを折って弾が体内で止っている状態でした。
最初に撃ったシカを確認しにいったら、ちゃんと首に弾が当たって転んでいたので一安心です。
このラウンドは私が2頭捕獲したのと、犬探しもあるので途中で終了となりました。
12月8日 日曜日
やばい、氷のような粒の雪が音を立ててバラバラと降ってます。
1ラウンド目
前猟期からシカが結構溜まっている猟場へ。
私はいつものフクロウの巣より北へ100m位進んだあたりに入ります。
銃に雪が積もっていきます。
帰ったらしっかりとメンテナンスしないとダメですね。
雪で視界が、風とフクロウの鳴き声で聴覚が利きにくい条件で、猟がスタート。
勢子が入ってすぐに何頭か出たようですが、タツマにかかりません。
シカの足跡を追って勢子が進んでいきます。
西のタツマの北側と南側にシカがかかったようで銃声が聞こえてきます。
が、どうやら近くまでは寄ってこなかったようで西に逃げられたらしい。
北東の方で銃声。
1頭捕獲したけれど、4頭は北に抜けられたらしいですね。
今度は南の真ん中にいるタツマから銃声。
1頭撃ったけれど半矢で北西に逃げられたとのこと。
他何頭には逃げられたと。
結局このシカは転んでいたのですが、他に逃げられたシカはどこかへ行ってしまったようです。
南東側とその北側の私には1匹もきませんでした。
猟場には合計10匹以上のシカがいたみたいです。
もっとしつこく猟場を回ればシカが出たとは思うが、雪降ってるし勢子1人だし2匹獲れたし、終了パターンです。
このラウンド2匹。
2ラウンド目
牧場の脇の猟場です。
1ラウンド目と1km位しか離れていないのだけれど、環境は結構違います。
1ラウンド目は中長距離戦、この猟場は中近距離戦です。
西側のタツマ方面へ移動していたのだけれど、こちらの牧場にはまだウシがいるようです。
ウシが猟場に近く危ないので、自分は南側へ移動。
あとは東にタツマ張ったりしてましたが、こうゆうパターンになるとだいたい何も出ない。
やっぱりこの猟場はシカがいませんでした。
この日はシカ見てないです。
最後に一言
雪でマズルブレーキのボルトの駆動部(六角の穴ね)が錆びてた。
ボルトの駆動部とかあまりオイル塗らないもんねぇ・・・
薬莢の口が歪んでいる弾が1発あった。
潰してしまったのかな?
薬室に入らないからバラシて詰めなおし。