HUNTING LOG

動物を探すのに聴覚が重要だと感じた日【20191129】

天候は晴れ、朝の気温は5度。

 

今回の装備

防水足袋をデビューさせてみた。

本日行く猟場は湿地が多く、靴が泥に埋まるので長靴などが必要。

 

Tシャツ、フリース、コロンビアの上着。

モンベル暖かズボン、ウールの靴下、ゲイター、防水足袋。

オレンジハンティングベストとベースボールキャップ、厚手手袋、電子イヤーマフ。

 

平坦に近い地形で車にすぐ戻れる場所を廻る予定なのでバックパックは持っていかなかった。

ミステリーランチのクイックドロービノハーネスを装備、下部にモール水筒ケースを付けた。

双眼鏡とレンジファインダー、水筒を入れてある。

 

銃はRemington M870にフルチョークを付けた。

実包は4号、スラッグ、今回から7.5号を購入して持参。

 

 

 

11月15日に行った山へ

風が強いようだ。

道路上で落ち葉が渦を巻くようにこちらに飛んできている。

 

10時過ぎに向かったのは池があるポイント。

車で道路移動中はカモが逃げないので、車をゆっくり走らせながら池を観察するがカモの姿は見られず。

車を池から近い地点へ駐車。

身を低くして木などの障害物に隠れつつ池のほうへ進む。

池が見えるか見えないか位の辺りから双眼鏡を使いつつ水面をチェック。

カモの姿が確認できなければ、その地点では見えていなかった水面が見える地点へ移動を繰り返す。

 

カモは留守だったようなので次のポイントまでの道中で他の鳥を探す事にする。

ヒヨドリやキジバトは鳴き声が聴こえてから探す事にし、とりあえずヤマドリを探す事にする。

ヤマドリは双眼鏡を使い赤いものが見えなければ前進して再び双眼鏡で探すを繰り返す。

何の鳥も見つける事なく開けた湿地ポイントまでたどり着いた。

 

この辺りは前回来た時にはたくさんの鳥の鳴き声が聴こえたり獣の足跡がたくさんあった。

湿地+先日の雨の影響で地面がヤワヤワだったので今回も獣の足跡がくっきりと見る事ができた。

 

足跡をトレースするも、落ち葉が多すぎなので途中からどこに向かっているのが判別不能。

今回のメインターゲットは鳥なので足跡のトレースは無理して行わない事にした。

しかし今日は風が強すぎて鳥の鳴き声が全く聴こえてこない。

聴こえるのは風の音、風で木がきしむ音や落ち葉などの音、車の音、私が発する音だけ。

 

風の影響で音を頼りに鳥を探すのは大変そうなので次の池へさっさと向かう。

風が強くて大きく細い木はギシギシと音を立てながら揺れている。

木が自分のほうへ倒れてきたらアウトなので、そのような木からは離れて歩く事にする。

 

次の池の近くへ来た。

双眼鏡を使用し池を見てもカモの姿が確認できない。

見えていなかった部分の水面が見える位置まで移動しつつどんどん池へ近づいていく。

全ての水面を見終わったと思い池の近くの正面にある木を周り込んだ。

 

その時!

池の縁の死角だった場所からマガモのオス2、メス1が突然現れた。

こちらがマガモの姿を目視で確認したと同時にマガモたちは空へ飛びあがる。

銃は手に持っており4号実包も3発装填してあったが、銃を構える頃にはカモが旋回。

道路側ではないほうへ旋回したが、マガモは木が邪魔で狙えない方向へ向かう。

走って木を周り込むが、銃を構えられるようになった時には遥か遠くへ行ってしまった。

 

次の池へ向かうがカモの姿は無し。

車がある最初の池に戻ってみたがカモの姿はなし。

 

今日は気温が低いため、末端冷え性な私の手足の指先が冷たい。

足袋は厚手のウール靴下を履いていても冷えるようだ、次回は靴下を2重にして手袋も2重にしよう。

 

 

渓流方面へ

地図で目星を付けていた歩きやすそうな地形がある渓流沿いのポイントへ車で向かってみた。

ここは渓流釣りシーズンはそこそこ人気のポイント。

装備を持って渓流に沿って上流方面へ向かう事にする。

 

ゴミ溜めのような甘ったるい臭いのする場所にヒヨドリがいたが、撃つと道路に弾が飛んでしまうのでスルー。

木の間を縫うように上流方面へ進むが、渓流の音がうるさすぎて鳥の鳴き声が聴こえない。

渓流付近では音で動物を探す事は困難だと気づく。

普段耳にする鳥の鳴き声より明らかに渓流の音のほうが大きい。

獣の足跡も見えないので上流方面へ進むのを中断し今度は下流方面へ。

 

下流方面の右手は少し開けており山の斜面がある。

左手は渓流。

木に葉はほとんど付いていないので見渡しやすい。

見渡しやすいだけで、鳥の姿も獣の足跡も見つからない。

水の近くの地面はヤワヤワな湿地で、突然足が沈む。

普通の登山靴なら靴下までビショビショになっていた場面だが、防水のタビを履いていて助かった。

沢の水で足袋とゲイターを洗う。

 

ある程度下流の先まで進んできたが動物の気配がまったくしないので車に戻る事にしよう。

このポイントは今後来なくても良いかな。

 

 

再び池を見に行く

15時前だったので2つ目のマガモを逃がして池に戻る事にした。

夕方頃はカラスが鳴くイメージなので、鳥が出てくる事を期待したい。

 

2つ目の池にはカモの姿なし。

続いて3つ目の池へ向かうもカモの姿はなし。

少し考えてしばらく音を立てずに池のほとりで潜む事にした。

潜むといっても木に座りながらお茶を飲んだり喫煙したり。

 

すると遠方の山でシカの鳴き声。

後方で「グワァー」とカラス?鳴き声。

もう少し斜面上のほうで何か木を叩く?ような音。

なるほど、むやみに歩くのではなく気配を消すようにしていると様々な音が聴こえてくるものだ。

しかし今日はキジバトとヒヨドリの鳴き声が全く聴こえないのはこの辺りにはもう餌が無くなったのかもしれない。

 

16時近くになったので帰宅する事にする。

暗い山道を車で走りたくない。

 

 

最後に一言

今日も何も獲る事ができなかったが、いろいろと勉強になった1日だった。

 

ほとんど動かないで動物を待つ狩猟もありだなと思った。

次回山に入る時は椅子を持参してみよう。

動かないと寒いので防寒対策は必要そうだが。

 

私の視覚はあてにならない。

狩猟で使用している眼鏡をかけても視力は1.0にもならないからだ。

運転用の1.0になる眼鏡をかけて狩猟をしてみたのだが目の奥が痛くなってきて無理だった。

そうなると私にとっては動物の気配を感じる為の聴覚が重要になってくる。

 

聴覚は電子イヤーマフで鋭くなっているので、鳥の鳴き声は遠くのものでもよく聞こえるし鳴いている方向も解る。

難点は葉を踏む音や服が擦れる音がすごく大きな音に感じてしまうこと。

枝を踏んだらとんでもない音が聴こえる。

また木から葉が落ちた音でも獣の足音?と思う位の音で聴こえてしまう。

先日山を歩いている時に前方で水を勢いよく大量に流しているような音が聴こえたのだが、見に行ったら人もいないし水を流す施設もなかった。

もしかしたら獣が藪漕ぎをしている音だったのかもしれない。

 

余談だが電子イヤーマフは私の耳の保温に役立っている、末端冷え性は耳も冷たくなる。

イヤーマフを付けないならばニットキャップを被る事になるだろう。

 

鳥は視野が広いというのはマジだったようだ。

マガモは見えた瞬間にはもう飛んでいた、進行方向ではない横方向に私がいたのに。

 

帰宅時に家の前の電線にヒヨドリが止まっているのを発見。

しばらく逃げなかった。

手にはガンケースに入れられた銃があるが発砲はできない。

完全に舐められてる。

ヒヨドリやキジバトは家の周辺にいっぱいいるが猟場にはいない。

 

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