狩猟を始めてから2022年3月の猟期終了までは「ブラックダイヤモンド クラッググローブ」を愛用していました。
ビレイ用グローブなんで丈夫。
岩に手をついたり木を握りしめても手が痛くなったり破れたりなんて事はありませんでした。
藪漕ぎをしても棘が気にならない。
厚みのある手袋だけれど引き金は問題なく引けたので、この手袋には獲物をたくさん獲らせてもらいました。
問題点は革の手袋なんで血が染み付き、洗っても落とし切れないしだんだん臭くなってきます。
洗うとゴワゴワになるし。
だもんで、1年毎に買い替えていましたが、コスト削減で安い革手袋を探しました。
おたふく手袋 人工皮革手袋 フーバー
1000円台の安い革手袋を探して見つけたのがこの手袋。
お値段はサイズにもよりますが1000円を切ります。
まぁ革ではなく人工皮革手袋なんですが、正直着用していても革と合皮の違いなんてよく分かりません。
Amazonの商品説明では
しなやかで丈夫な人工皮革グローブ
「カッコいい手袋」がコンセプトのFUBAR (フーバー)グローブ。
指先・指股・掌にアテ補強を施したシリーズ耐久性を誇るストロングモデル。
掌部・指股部にしなやかで丈夫なマイクロファイバーを使用。
マイクロファイバーは天然皮革と組織繊維が似ており、本革に近い特性を持つ、革独特の臭いもなく、通気性、フィット性に優れています。
摩耗の激しい箇所にはアテ補強を施し耐久性を上げています。
ナックル部分には伸縮ストレッチ生地を使用することで機能とスタイルを両立させました。
ミドルレングスのカフは袖口からの埃の浸入や汚れをシャットアウトします。
手の内側にベルト止めすることですばやい着脱が可能なインサイドベルトモデル。
フーバーの使用感
この手袋の革部分は掌ギリギリまでしかありません。
が、それが問題になったことはなく、むしろ夏の駆除では使いやすかったですね。
指の曲げも全然問題ないので銃の引き金を余裕で引けます。
山で岩とか木を掴んでも特に気になる点はありません。
棘も大丈夫そうですが、手袋が短いから手首とかには刺さります。
手袋の甲側をご覧ください。
画像でわかるようにマジックテープの上に穴があるので手袋内にエアがガンガン入ってきます。
これは暑い時期は利点であります。
逆を言えば、寒い時期は手がキンキンに冷えてしまいます。
マジックテープは自分的に使いにくいと感じました。
貼る時に手袋がズレる感じ。
ちなみに半年ほどフーバーを使用していますが、ご覧の通りかなり汚れています。
この手袋も1シーズンごとに買い換える必要がありそうですね。
寒い時はインナーグローブを併用
夏はフーバーだけで快適なのですが、春や秋の気温が低めな時期はフーバーだけでは手先が冷たくなります。
手の保温はメイングローブ+インナーグローブの併用が有効です。
肌寒い位の気温ならインナー手袋を併用すれば手先は十分保温されます。
今までもそうしてきました。
ただし、完全に手の冷えを防げるわけではありません。
流石に気温がマイナス近くになるとインナー手袋を併用しても手先は冷えてしまいます。
ebs warm innner
こちらは昨年も使用していたebs warm インナー手袋。
そこそこ保温効果があります。
値段はフーバー2個分くらいします。
さて、この手袋をつけたままフーバーは着用できるでしょうか?
ebs warm innerをつけた状態でもフーバーの着用は普通にできます。
着用に余裕があるわけではありませんが、キツイわけではありません。
引き金も普通に引けます。
おたふく手袋 冬用防寒手袋
続いておたふく手袋のインナー手袋です。
この手袋の魅力は値段、なんと200円しません。
ただこの手袋は指先の作りが残念です。
ほつれもすぐできてしまいました。
軍手よりは薄く保温力がありそうですが、ebs warm innerよりは厚く保温性も高くありません。
この手袋を着用した状態でもフーバーは装着できます。
ebsの方が性能が良いのでそちらを使用していますが、おたふくがダメというわけではないです。
作りと耐久性が値段相応って事。
防寒テムレス
テムレスはホームセンターなどでも見かける手袋ですね。
よく見かけるのは青いカラーですが、ODカラー(緑?)は狩猟でも使っても見栄え的に悪くなさそう。
テムレスの特徴は
透湿性と防水性を兼ね備えたポリウレタンをコーティングし、汗などの湿気を手袋外部に放出することでムレを軽減します。
● 特殊なポリウレタン樹脂コーティングにより、やわらかさと軽さを実現しました。
● 特殊樹脂をコーティングしているため、高いスベリ止め効果を発揮します。
● 耐洗剤性を有しています。
● 自然に手にフィットするデザインを採用しています。
● 裏布は編み目が細かく縫い合わせのない、独自の13ゲージ・シームレス編み手袋です。ショーワグローブ テムレス より引用
で、防寒テムレスは
● ポリウレタンを採用し、軽量化を実現しました。
● 手袋内部に起毛させたパイル地を採用することにより、保温性を高めています。
● 低温下でも柔軟性を保ちます。
● 特殊樹脂をコーティングしているため、高いスベリ止め効果を発揮します。ショーワグローブ 防寒テムレス より引用
とまあこんな感じで、ゴアテックスっぽい性能で保温性もあるわけです。
冬の猟期中でタツマなら使えるんじゃないでしょうか?
で、テムレスは手首側のロゴが特徴的ですね、主張が強いというか。
安心してください、ジャケットを着てもロゴはしっかりと見えます。
おしゃれさんは、こんな商品もあるからこちらを選ぶのもあり。
裏起毛はこんな感じ。
防寒テムレスをずっとつけていればかなり暖かい。
が、防寒テムレスを着用してもすぐに手先が暖かくなる訳ではないので注意。
猟では運転中から手袋はつけっぱにしておくか暖房で温めておくのがよし。
この撮影をした時は気温マイナス何度だろ?
かなり寒い時に防寒テムレスを外してiphoneの操作をしたりしたので、手先も防寒テムレス内も冷えてしまいました。
防寒テムレスを再度着用してもタツマは動いている訳ではないので当然全く暖かくならず指先がちぎれるかと。
防寒テムレスに限らず手袋は保温しかしてくれないので、手先を温めるには暖かい血液が手先まで巡るか、カイロなどで物理的に温めないと暖かくはなりません。
カイロがない時は動くしかないですな。
手袋の表面はザラザラしていますので、物を掴んだ時に落としたりしません。
銃の引き金も問題なく引けるので大丈夫。
M870の弾倉にシェルを入れるときは、他の手袋同様手袋の先が挟まりますけど><
テムレスの他の良いところは、獲物を引っ張ったりで手袋が汚れても簡単に洗って落とせる。
あと商品説明にある通り基本蒸れることはないですが、汗かくほど動くと流石に蒸れるというか濡れる。
悪いところは、棘が手袋に刺さったままになってた事があるので、鋭い枝とかは刺さることがあるかもしれん。
なんで勢子で使ったらすぐにダメになるかも、革のような丈夫さはないので。
あと長すぎてジャケットの袖内に入れにくい。(TAGAMIのジャケットは特に)
手袋の甲で鼻水が拭けない。
最後に一言
実はテムレスを試す前に他の暖かそうな手袋を買って試したんですけどね、引き金を引けない手袋は猟で使えないので犬の散歩用にしました。
現在この手袋は娘が使ってます。
家での作業用に手の甲に電気カイロを入れる手袋も購入。
手の甲を温めるタイプは手の甲が集中して熱くなりすぎるのと、手の動きが制限されるから使いにくい。
この電気カイロをなんとか利用でいないかと思ったけれど厚すぎて他の手袋に入らん。
ポケットに入れて普通のカイロと同じようにして使うか?