HUNTING LOG

新しい猟場候補は鳥獣の気配が濃かった【20191210】

天候曇りのち晴れ、気温11度。

 

本日の装備

M870、7.5号6発、4号6発、スラッグ6発。

 

網ロング、ジオライン、ジャケット。

ジオラインパンツ、ミリパン、メレルモアブ、ゲーター、軽アイゼン。

オレンジキャップ、ベスト。

ソートゥース、クイックドロービノハーネス、トレッキングポール。

 

初めて行く猟場なのでソートゥースに救急キット、ダウンジャケット、ロープなど詰め込む。

水筒はソートゥースのサイドポケットへ。

 

カーナビタイムは林道に対応していない?

カーナビタイムに目的地付近の寺を登録し無事寺に到着。

その後目星を付けていた山の中腹付近の道をカーナビタイムに登録。

ナビ通りに進んだら、行きたい場所とは違う山の麓付近の川に到着した。

 

カーナビタイムにも林道は表示されているし目的地にもできるのだが、どうやら林道は通れる道として認識してくれていないようだ。

その結果が目的地に近そうな(全然近くなかったが)場所へ誘導し、その後自力で川を渡って徒歩でそこに向かえという事なのか。

 

カーナビタイムのナビでは行く事ができないようなので、スマホアプリの「スーパー地形」を頼りに山へ向かう事にした。

山へ向かう道には鳥獣被害防止の柵があったので柵を開けて中へ。

 

この辺りからでもカーナビタイムは目的地へ向かう道を認識できない。

結局カーナビの目的地誘導機能は使わないで進んでみた。

 

ちなみに帰る際には林道を通って帰る道を示してくれた、仕組みがよくわからん。

 

山の中を車で流して良さそうなポイントを探す

初めての場所なのでどこを進めばどのような場所に到着するかは全く判らない。

なので適当に道路を車で流してみる。

この辺りの道は砂利道なのだが道路のエグレが半端ない。

ハンドル操作を誤ってしまうと、道路上に出てくる深くエグられた車輪跡だか大雨の時には沢になるような溝に落ちてしまうので慎重に進む。

そして道路の凹凸で車はバウンドしまくる。

車高の低い車で来る場所ではないな。

4WDの軽トラで2速にしてゆっくりと進んでいく。

 

適当に林道を進んでいるとススキが大量に生えている場所に。

車で近くを通ると、ススキの中から大量の鳥が飛んでいくような場所がいくつかあった。

この辺りはススキなどに潜んでいる鳥が多いようだ、しっかりとポイント登録をしておこう。

 

林道は倒木、道の溝、左右からの木の密集、石の崩落などで進めなくなる事がよくある。

行き止まりになったらバックして別の道へ進む。

バックが苦手な人には地獄のような場所が林道だ、ハンドル操作を誤ると斜面に落ちる。

 

この山のメインの林道を進んでいると、道路左手に距離のある緩やかな斜面に松が沢山生えている場所があった。

この辺りは車で流し猟ができるかもしれない。

 

メインの林道を進んでいたら山の頂上付近に到着してしまった。

ここから先は車で行く事はできないが頂上へ向かう為の登山道があるようだ。

周囲の斜面を見下ろしてみるとそこまで急斜面ではないようなので、ここから狩猟を開始してみるのもアリ。

とりあえず今日は下見を兼ねているのでメイン林道の下のほうにあった別のルートへ行ってみる事にする。

 

山の中腹付近の脇道へ入ってみた。

道がエグられており走りにくい。

道をふさいでいた倒木の道に被っている部分だけを切ったような箇所もある、間隔は普通車だとぶつけるかもしれないほどしかない。

この辺りは緩やかな斜面や藪、そこそこの間隔で生えている木や倒木があり、何かいそうな雰囲気を醸し出している。

しばらく林道を進むと道を完全にふさぐ大きな倒木で進めなくなった。

倒木付近で駐車しようと思ったが、この辺りの地面はやや緩いようだ。

4WDのLOで辛うじてバックできたが、この辺りに長時間駐車しておくのが不安になった。

少し手前の安全に駐車できそうな場所まで戻る事にしよう。

 

獲物の気配が濃い猟場

スーパー地形のトラック記録開始が11時。

山に囲まれているすり鉢状の場所なので、日当たりはそれほど良くない。

倒木の多い登り斜面方面へ進んでいくと、さっそくフレッシュなシカの足跡を発見。

足跡をトラッキングしていくとシカのフンを発見。

 

トラッキングを続けると、足跡は松の若木が密集している中へ入っているようだ。

松の若木に入らずに斜面を上に進んでいくと再び松の若木へ続く獣道を発見。

松の若木が密集している中に入りたくないなと考えていたら、中から「ガサガサ」という音。

スラッグを装填し、しばらく様子を伺う。

音に集中していると、ガサガサではなく小さな動物が「カサッ、カサッ」とゆっくり移動しているようにも聞こえる。

そして音の主は松の若木が密集している中を登って移動しているようだ。

こちらも松の密集に入らずになるべく静かに斜面の上へ移動していく。

 

斜面を登っている時にちらちらと松の若木密集ポイントを見ていたが、この松の若木密集ポイントには沢山の獣道があった。

音を発している何かの正体も判らないし、さすがに松の若木に入っていく訳にはいかない。

 

尾根付近まで登ると松の若木密集地帯を上から一望できる。

どうやら全て松の若木という訳ではなく、中心付近はススキやよく判らない細い木なども生えているようだ。

じっと若木密集地帯を眺めていたが、結局音を発している主を拝む事ができなかった。

 

尾根に出てみた。

尾根を捜索していると道路に到着、さっき車で走った頂上付近へ向かう道だった。

もし尾根付近で獣が獲れた場合は車をここまで運べば回収が楽だな。

 

斜面を先ほど上った若木密集地帯の反対側から降りてみる事に。

降りていると若木密集地帯のススキポイントを近くから覗ける場所があったので、しばらくそこでススキなどを眺める。

すると再び「カサッ、カサッ」と音が。

細い木も揺れている。

スラッグを装填し、何かが現れるのを待つ。

すると反対側の若木密集地帯の切れる辺りで中型の鳥が移動していくのが見えた。

どうやら音の主は鳥だったようだ。

若木密集地帯に木の棒を投げてみると、小鳥がたくさん出てきた。

 

沢があったので沢沿いに下まで降りてみようと試みるが、藪の密集が沢を覆っており進めなくなった。

沢付近にはたくさんの足跡を見つける事ができた。

足の大きさが少々大きいのが気になるが。

 

沢の隣の斜面を若木密集地帯に沿って登る。

尾根付近には鹿のフンを沢山見つける事ができた。

 

足跡をトレースしてみると、大き目の足跡も発見。

クマかなとも思ったが、親指が離れているのでこの足跡はサルか?

 

残念ながらシカの足跡の痕跡が途中で判らなくなったのでトレースは断念。

トレースしている途中で気づいたのだが、シカはフンを歩きながらするのだろうか。

フンが1粒、しばらく進むとまた1粒と足跡に沿って落ちていたのが気になって仕方がない。

 

谷には沢があった。

沢を渡れば若木密集地帯がなくなるので、沢沿いに下まで降りる事ができた。

沢を降り切った所には小川が流れていた。

国土地理院の地図には記載されていない小川だが、スーパー地形のスーパー地形データでは小川がしっかりと記載されている。

普段はスーパー地形データは表示していない(見にくい)ので気づかなかった。

小川は林道沿いに流れているようなので銃はカバーへ。

小川を渡った先にも林道はあるのだが、橋はかかっていない。

今回は小川の先へ進むのは止めておこう。

 

小川沿いに歩いていると水深がそこそこあるポイントを発見した、獲物を冷やすのに使えそうだ。

 

林道沿いに進み車に到着したので食事タイム、カロリーメイトと紅茶。

 

次は斜面とは逆側へ進んでみる。

小川が付近を流れているので地面が柔らかい。

油断すると靴が地面に飲み込まれてしまう、次回からはタビを使う事にしよう。

一歩一歩トレッキングポールを使いながら進むとヌタに到着。

沢山の獣の足跡を見る事ができた。

 

小川の水深が浅いポイントを渡ると藪に到着。

藪の方へ向かっている足跡などを見つける事ができた。

こちら岸は藪が小川沿いにびっしりと生えている。

次回はこの藪もチェック対象としよう。

 

少し斜面を登ると林道に出た。

この林道がどこまで続くのか、車で入る事ができるのかを調査しにいく。

 

林道を数分進むと大き目の林道に出た。

この林道は頂上へ行くメイン林道か?

左手に細い林道があったので、この林道を進んでみる。

 

この林道はひたすら斜面を登る林道だった。

途中から道幅が細くなっているので車で登ってくる事は難しいだろう。

それ以前に左右と上からちょっと太目の枝がよく飛び出していたので、無理に進めば車のボディに深い傷を負うかもしれない。

途中途中で獣道らしきものをいくつか見つけたが、林道の左右はずっと細い木が密集して生えているので立ち入る事は難しそうだ。

 

しばらく林道を登っていくと尾根のハイキングコースに当たってしまった。

なんとなくこの山の頂上が気になったのでハイキングコースを進んでみた。

左右は急な斜面なので獲物が出ても撃つ気になれないだろう。

頂上がになかなか到達できない、あとどれくらい進めば頂上なのか?

GPSの確認をしたついでに時計も見ると15時になりそうだった。

いつ到着するか読めない頂上に登ってしまうと戻りは何時になるのか判らない。

尾根は足を踏み外せば急斜面を落ちる事になるので、この先に進むのは危険と判断。

ハイキングコースを引き返して林道を降る。

 

林道の出口付近には封鎖された林道がある。

次回はここに駐車する事にする。

今回はシカのいそうなポイント付近まで車で入ってしまったので、シカが逃げてしまった可能性も考えられる。

ここから川沿いに進んでいけば藪のチェックもできるので良さそうだ。

 

駐車している林道まで戻ろうと、メイン林道と思われる道を進む。

しかしいつまでたっても駐車している林道の入り口が出てこない。

GPSを確認すると、駐車ポイントから遠ざかっているようだ。

一度さきほど降りてきた林道の入り口まで戻り、駐車ポイントの方向を確認。

そしてメイン林道を進んでみるもやはり駐車している林道への入口が見つからない。

GPSが狂ったのだろうか?同じ道を2往復くらいした。

 

駐車している林道の入り口へ向かう道が見つからないので、小川沿いで戻る事にした。

小川沿いで戻るとあっさりと駐車している場所へ到着する事ができた。

帰りにしっかりと林道の入り口を確認しなくては。

 

帰りに駐車していた林道の入り口を確認したら、さきほどメイン林道と思っていた道はメイン林道ではなかった。

その道をしばらく進んだのちに右手に曲がるとメイン林道にぶつかるので、再び右手に進めば駐車している林道に戻れる。

国土地理院の地図ではT字路で表示されているのだが、実際の道はT字路ではなかった。

ちなみにカーナビタイムの地図では正しい道が表示されていた。

国土地理院の地図が100%正解ではないという事が解ってよかった。

 

15時30分終猟、歩行距離5.5km。

本日は普段以上に歩行距離があるのは林道を多く歩いたからだろう。

 

最後に一言

今日も獣を見る事ができなかった。

しかし今まで見てきた猟場の中では断トツで鳥や獣の存在を感じる猟場だ。

「カサッカサッ」音のおかげで緊張感もあった。

 

この猟場は所属している猟友会支部のエリアにある山なので、今後はこの山で猟をしていこうかな。

グループ猟をするような猟場でもないし、鳥獣被害防止柵に囲まれているエリアなので、そのうち獣を見る事ができそう。

 

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