鉄砲関連

新ハーフライフル用の6倍LPVOを選ぶ前に

12番スラッグを使用して狙う距離は集弾性能を考えると0m〜50mあたりが最適な距離。(銃や弾にもよるけどね)

なので散弾銃に光学機器を載せる場合は近距離(〜100m)で素早く狙いを付けられるドットサイトが適している。

 

ハーフライフルで使用するサボット弾は200mもいける(200mは撃った事がないけど)が、流石に100mを超えてくるとドットサイトでは正確な射撃が厳しくなってくる。

100m以上も狙うのであればせめて2倍以上に拡大できる光学機器を搭載しないとせっかくのサボット弾がもったいない。

 

スコープの倍率は100m毎に2倍あれば十分という意見もあるのだが、私は100mでは3倍はあると安心して狙える場面が出てくると思う。

木に隠れている鹿を精密射撃をしたい時とか。

私がハーフライフルで狙う距離はチャレンジするとしても200mの予定なので最大倍率は6倍で十分。

 

倍率を上げるならドットサイトとMagnifier(倍率は固定されるが)の組み合わせでも良いと感じていたのだが、Magnirierはアイレリーフが6cmとか短いので反動が強い散弾銃で使うのが怖い。

射撃場で額を割った事がある。

 

グループ猟にスコープを搭載した銃で参加するなら接近戦をも想定して最低倍率は1倍、最高倍率は狙う距離100m毎に2倍か3倍が使いやすいと思う。

 

 

LPVOとは

1Xからそれ以上の倍率のスコープを探しているとLPVOという略語が目に付く。

LPVOとはLow Power Variable Opticの略で、簡単に説明すると1倍から始まる可変スコープの事のようです。

あちらの国ではARで様々な距離にあるターゲットを撃つ遊びがあるようで、LPVO近距離〜中距離をこなせる万能スコープって感じで使われているようです。

 

LPVOは1-4Xあたりから1-10Xあたりが主なラインナップで、人気なのは1-6Xと1-8Xなようです。

LPVOはライフルスコープに比べると対物レンズが小さくスコープは短いので重量もライフルスコープと比べると軽量。

 

ハーフライフルでサボット弾を使用して大物猟をするならLPVOを買っておけばまず間違い無いでしょう。

 

 

1倍で使用するならドットサイトとLPVOどちらが使いやすいか?

1倍での使用ならドットサイトの方が断然使いやすいと思います。

スコープは覗く距離(アイレリーフ)や位置(上下左右)が決まっており、それを外れるとスコープの中に黒い影(ケラレ)ができてしまい対象が見えにくくなるからです。

ホロサイトなら頬付けが甘くてもセンタードットが殆どずれないという手軽さまであります。

 

ケラレができない距離や位置はスコープの性能や倍率次第で若干余裕がでてきます。

私はアイレリーフが短くスコープに顔を近づけすぎるのが怖いので、アイレリーフは使用しているMarchと同じ最低85mmは欲しいかなと思っています。

ケラレに関してはできれば実物を覗くか動画などで確認しておきましょう。

 

下記のYoutubeチャンネルが様々なLPVO毎のケラレができる位置などを検証しているので参考になります。

 

 

イルミネーション

イルミネーション(イルミ)はレティクルを赤や緑などで光らせてくれます。

影に入っているなど黒っぽい対象を狙う時にはレティクルの黒と対象の色が被りセンターが見えにくくなる事があるので、イルミネーションの有無は結構重要です。

 

イルミの明るさ調整は何段階あるのか?自動で電源は切れるのか?操作はしやすいのか(段階毎にOFFになるとか、クリックで止まるかとか)?

イルミ電源の多くはCR2032のようなボタン電池を使用します。

バッテリー持ちはちゃんとしたpanasonic製などの電池を購入すれば1猟期中は交換が不要などかなり長い間使えるはずです。

中華電池(panasonic表記だが)を使用していたら想定より早く電池切れでイルミがつかないなんて事はよくあります。

 

またイルミで光る箇所も重要です。

センター付近の+やミルドットまで光るタイプは明るい場所に移動したターゲットが狙いにくくなります。

レティクルはイルミが邪魔になる状況でもセンターがわかるデザインが便利かなと思います。

 

FFPかSFPか

FFP(第一焦点)かSFP(第二焦点)のどちらのスコープが良いか?

 

FFPの特徴は倍率を変えても狙うべき目盛が変わらないのでそのまま狙えば良いのと、倍率を変えるとレティクルも拡大縮小する。

例えば1倍でセンターの1個下のドットを狙えば当たる目標に対し、6倍に拡大してもセンターの1個下のドットを狙えば当たるのがFFP。

また拡大する事によりレティクルも拡大するので表示内容が変化していくので現在何倍か?スコープを覗いた状態で判別可能。

しかし拡大するとレティクルの線などもその分太くなるので、ものによっては逆に狙いにくくなってしまうかな?

 

SFPの特徴は拡大してもレティクルが一切変化しない事です。

例えば1倍でセンターの1個下のドットを狙えば当たる目標に対し、6倍にした場合はセンターの1個下のドットでは当たらないのがSFP。

拡大すればするほどレティクルで隠れる範囲は狭くなるので精密射撃に向いていると思います。

静的射撃ではSFP一択ですね。

難点はFFPのようにスコープを覗いた状態で今何倍か?というのが判らない事かな。

 

FFPとSFPはそれぞれ長所と短所があるのでどちらが良いかは使う人や使う状況で変わるので一概にはどちらが良いかは判断できません。

 

 

レティクルのデザイン

レティクルのデザインは人によって見やすいものが違うので、完全に好みです。

 

SFPでよく見かけるレティクルは+ですが、Tや○など様々なデザインがあります。

レティクル形状が+で外側の線が太いとか、ミルドットが見やすいとか、中心が抜けているだとか色々。

 

FFPは低倍率時のデザインは咄嗟に狙いやすいものを選べば良いけど、高倍率時のデザインはどのような状況でどう使うのか想定しておくのが重要かも。

レティクルが太くなるから。

 

私は+レティクルに慣れているのでLPVOも+を選ぶ可能性大です。

 

レンズ

今時のスコープのレンズは値段が安くてもレンズ越しの映像が通常の明るさと同じように見えるようです。

高価なスコープのレンズになるとレンズ越しの映像が通常より明るく見えたりします。

明るければ良いかというと値段がその分上がるので普通に肉眼で見える明るさが出ていれば十分な気がします。

 

外周にいくにしたがい歪んで見えるいわゆる魚眼レンズは私としては避けたいので、実物や動画を見たりして事前にチェックしておきたいです。

 

視野は6倍LPVOだとだいたい対物レンズ径が24mm、100ヤードで19フィート(580cmくらい)前後のようです。

 

 

値段

LPVOに費やす費用はあらかじめ設定しておかないとズブズブいきます。

LPVOを使用するのは狩猟なので、ぶつけて壊れる事も想定して値段設定をします。

 

今回探すLPVOの値段は中堅クラスのものも見据えた$1500位までとしておきましょう。

 

 

欲しいLPVOが日本で売っていない場合

日本で欲しいLPVOが売っていない場合や費用を抑えたい場合は個人輸入するしかありません。

しかしアメリカやイギリスのショップは武器の輸出制限等で販売してくれない事が多いです。(ebayでは買えたりする場合もある)

 

EUの一部の国は日本へ輸出してくれたりするのでLPVOはEUのショップから輸入するのが楽かも。

 

ただし個人輸入で購入した場合は保証はないものと思った方が良いです。

保証を気にする人は日本で正規輸入代理販売をしているショップで購入できるものにした方が良いでしょう。

 

 

最後に一言

1-6X LPVOだけでも$200未満もたくさんあるし$1000以上もたくさんあるから選別が難しい。

日本とEUのショップで売ってないものは省こうか。

 

次の記事では良さそうなLPVOを掲載していきます。

 

ランキングに参加しています。

いつもポチっと応援して頂きありがとうございます。

にほんブログ村 アウトドアブログ 狩猟・ハンティングへ
にほんブログ村

 

-鉄砲関連