2023年度の山梨県の猟期が3月15日で終了しました。
今回の猟期はめちゃくちゃな気候でしたね。
暖かかったり寒かったりが週によって変わったり、雪が全然降らないかと思ったら年が明けてから一気に降ったり。
全体的にはやっぱり暖かかったかなー。
それでは11月15日から3月15日までの猟期を振り返ってみます。
空気銃での狩猟
空気銃はFX IMPACT M3の口径7.62mmでスコープはMarch FX 1-10xを使用。
弾はJSB DIABOLO 50.15grで、弾速は880FPSくらい。
猟期中に罠はやらないので、空気銃ではカモとキジしか撃たなかった。
猟期が終わったら空気銃は罠にかかった獲物の止め刺しようになります。
猟期が始まって1週間はカモが池によくいたので、雨の日にカルガモを2羽捕獲できた。
雨の日だと気取られにくいから外しても逃げにくいですね。
猟期始まって1週間経過後というか、土日を過ぎたらはカモが池にいなくなりました。
全くいないわけではなく、目につきやすい池にはいなくなった感じです。
目立たないところにある池も2回行ったらいなくなった。
カメラ三脚で銃を固定、レーザーファインダーで距離を計測、アプリで計算してスコープ調整、レティクルでしっかり鴨を捉えて撃っても当たらん。
風の影響もあるかもだけれど当たらない。
射撃場の50mなら小指の先にまとまるのにね。
猟期中20発以上カモとキジに向けて撃ったけど、当たったのは2発だけ。
獲物のすぐ手前に着弾することが多く、手前に着弾したことによる水飛沫で獲物がびっくりしてすぐには飛ばないパターンが何度か。(半矢ではないはず)
獲った2羽は勘で撃って当てました。
1羽は100m、1羽は40mくらいか。
100mでも弾は羽の上から入って反対側に抜けてましたので威力は十分すぎます。
スコープの倍率はより高い方が良いかも。
100mなら10倍でも狙えたけれど、倍率はもっと高い方がよりピンポイントで狙いやすいと思います。
鹿なら100mで6倍なら余裕だけれど、鳥のバイタルがマト紙の10点くらいの大きさなら倍率は24倍くらいあったほうが安心。
猟期から2週間くらい経った頃には池や川に鴨が全くいなくなったので、あまり行かなくなりましたね。
で、猟期から1ヶ月以上経った頃に再びカモは池に戻ってくるんですね。
その頃にはもう空気銃を持って出かけてないですからどうにもならん。
犬との単独猟
甲斐犬の大福 メス 2歳 と河原にキジを撃ちに行ったり、山で大物を狙ったりしました。
大物だけならSavage212ハーフライフル。
鳥も撃つ場合はRemington 870のリブバレルでMODチョーク。
今年度Remington 870のディアバレル(20インチスラッグ銃身)とハーフライフルバレルは出番なしです。
うちの犬はキジを見つけるのが上手なんですよ。
30m程度なら匂いだか音で居るのがわかるんですかね?
キジの存在に気づいてもポイントしてくれるわけではなく、主人を待たずに薮からキジを追い出すんですけどね。
今年度も何度かキジを出したけど撃てたのは1回だけで、捕獲はならず。
よく行く河原にいたキジはほとんどがメスでしたし。
また今年からドッグナビを導入したので犬と山に行って大物猟もやってみた。
犬は私の周囲50m以内を一緒に歩いているのですが、尾根とか藪付近で何かを感じ取った時に、突然走り出して行ってしまいます。
私からは見えない位置にいる何かを追っている。
そのまま何百mも追って行った挙句、結局逃げられて元自分が歩いたルートを辿って戻ってくるんですけどね。
自分の歩いたルートに私の匂いがあっても私の匂いを辿って戻ったりしません。
近くで笛を吹けば来ますけど、私が見えないか笛が聞こえなければ自分が歩いたルートを辿って車まで戻ってしまいます。
巻狩りに1度だけ連れて行った時には鹿を追い出してタツマまで追っていたらしいので、単独で山に入った時も鹿を追ってくれていたのかな?
罠にかかった鹿には吠える(猪には吠えない)のですが、走っている鹿には吠えてくれないから獲物を出してもわかりにくです。
こんな感じだと忍び猟の方が(自分が)獲物と出会える確率高いな、と思ってしまいます。
何もわからない状態の狩猟1年目でも忍び猟で鹿には結構な確率で出会えていましたし。
今はトラッキングもある程度いけるし、いそうな場所なども検討が付くので忍び猟で出会える確率はもっと高いと思います。
しかし犬と単独猟をやっている人の話を聞くと、私の立ち回りに問題ありという事がわかりました。
彼も最初の頃は忍び猟の方が獲れると思っていたそうです。
しかし立ち回りを覚えてからは毎年猪を獲っているようなので、やっぱり私の立ち回りの問題ですね。
私も単独で鹿なんて獲ってどうすんの?と言えるようになりたいですね。
忍び猟
やってません。
行けば鹿に出会える山を教えてもらったりしましたが、結局その山には入ってないです。
近くの山には犬を連れていきましたけど、犬でその山を荒らしたら悪いですからね。
犬を飼っていると狩猟は散歩もかねているので、単独忍び猟はなかなか行けないです。
罠猟
猟期中はやりません。
銃の方が好きなんで、猟期中に罠の見回りに行く元気があるなら鉄砲持って山行く。
とにかく獲物を獲りたいなら罠の方が簡単だと思います。
獲物が出歩く夜も狩猟ができるようなものなので。
だけどつまらないから猟期中はやりません。
害獣被害で苦情が出たら、猟期じゃなければ仕方なくやりますけど。
巻狩り
猟隊の猟期中の巻狩りには24回は参加したと思います。
休んだのは県の管理捕獲に出た時と、ぎっくり腰やった時、最終月の土曜日ですかね。
参加してもほとんどがタツマで、勢子をやったのは1日だけでその時はウチの犬を使いました。
今年はまぁまぁ自分に獲物がかかったので獲れた方ですね。
猟期に入ってからの計算だと、鹿が12匹で猪が1匹ですね。
猟隊全体では巻狩りだけで鹿60匹程度は獲れてるのかな?知らんけど。
猪は罠を除けば4匹ですね。
他の猟隊だともっと獲物が出るんだろうけど、ウチの猟場はそれほど獲物が出ないですからこんなもんですよ。
巻狩りで使用したのはSavage212というハーフライフルで、スコープは1-6xですね。
基本スコープは1倍で使用し、獲物が止まったら倍率を6倍にして確実にネックか頭に当てる感じ。
最大で転ばした距離は80mってところだと思います。
弾は自作サボット弾を使用してますので、1発当たりのコストは200円もしません。
この銃はボルトなのでとにかく連射できません、散弾銃のボルトのリロードは最悪です。
排莢がダメか、装填がダメなんで、基本1発目勝負です。
つまり、複数匹の獲物が来ても1匹しか獲れません。
今年獲った獲物は1匹以外は1発目で仕留めてます。
リロードに成功する確率は5%って感じですかね。
自作サボット弾の問題かもしれないので、検証が必要ですね。
1回の猟で一番多く獲れた数は4匹。
牧場なんですけどね。
今年は獲物の良いところに弾が当たりまくりでした。
猪は首から入って前脚の肋骨に当たって獲りました。
鹿を撃った部位はほとんどが首で、残りは頭と心臓付近、あと背骨に当ててしまったというのもある。
あー、背中から抜けて脚に当たったのもあるか。
スコープの倍率を上げたままの状態で自分に向かってきた鹿の首を狙ったのが外れて、背中から足に貫通して逃げられ、最終的にまた私の前に走ってきて心臓を撃って止めたってのもあったね。
最後に一言
猟欲があるのは12月いっぱいまでですね。
1月はまだ若干猟欲あるかな?って感じ。
2月になると、もういいです〜って感じ。
3月は、え?まだ猟期なの?って感じ。
来季の目標はリロードですね。