ハンドロード 動画 工作機械

12番散弾銃の自作弾で3578FPS??疑惑の弾速

今回も20番のSvaroghuntのMATCH弾頭を12番のSavage212で撃つ試み。

 

前回の自作記事で前回作成したガスシールをテストするという内容を書いたと思います。

すいません、撃ってきましたがダメでした。

 

1つ前の超音波洗浄機で洗ったケースを使用して弾を作ったのですが、ケースの乾燥をし忘れました。

ロンデルを下向きで保存してしまっていたし。

しかも撃ち終わった後で、ケースを卓上ヒーターでロンデル側を熱して分解した際に、水が蒸発する音が聞こえたので火薬が湿っていたのは間違いないでしょう。

 

ガスシールを改良してみた

前回作成したガスシールに追加で作ったガスシールも撃ってきました。

追加のガスシールはガスを受ける側じゃない方がドーム形状になってます。

このガスシールは設計を失敗していたので、ガスが漏れてしまったものもありました。

設計図を見直したら弧の厚みが不均一だったので、薄い部分が破けたのでしょうね。

 

こいつを元に新たに設計し直したガスシールを作成しました。

今度は弧が均一の厚みだし、さらに厚みを増やしました。

これでガスに対するパワーも上がるとみてます。

 

あと、CHITUBOXで印刷の階層を1つずつ見ていた時に、外周のサポート以外は不要だという事もわかりました。

外周のサポートのつけ方はまだ研究する必要がありますが、外周以外にサポートが不要というのは自分的には嬉しいですね。

 

 

クッションを改良してみた

Youtubeのコメントで、精度の問題はクッションが傾いているかも?的なコメントを頂きました。

今まで気にした事がないのですが、言われてみれば確かに。

 

という訳でサクサクっとクッションを再設計しました。

再設計自体はそれほど難しくはなかったですね。

 

問題はクッションがケースの内径ほぼピッタリサイズなので、どうやってクッションをケースの底まで入れるか?

上から普通に押してしまうと、せっかくの蛇腹構造が潰れてしまいます。

 

少し悩んだ結果、クッションの上の穴は大きく、下の穴は小さくすることにしました。

下にも穴を開ける必要性ですが、これは3Dプリントの都合で開けてます。

 

で、せっかくなのでクッションを押し込む治具も作成しておきました。

この治具はクッションを押す時は棒の細い方で押し、ガスシールを押す時は棒の太い方で押すようにできてます。

棒の細い方はLEE LOAD ALL2の棒の穴に入るサイズにしてあります。

 

これでクッションはケースの底まで蛇腹を潰すことなく押し入れる事ができるようになりました。

 

 

ショットシェルはクリンプしない方式にしてみた

ショットシェルケースをスタークリンプすると、次回もそのケースを再利用しようとしたときにクリンプの筋が裂けてしまう事がよくあります。

なので、基本ケースは使い捨てだったんですよ。

しかし、Youtubeのコメント(先程のコメント書いてくれた人)でケースはクリンプしなければ何度か再利用できるとの情報が。

 

確かに!

 

ケースをクリンプしない場合、ケースの上の方には丸いカードとかをグルーで止めたりしてワッズがケースから落ちないようにするんですね。

私の場合はワッズをRXPのケースぴったりに作っているのでカードをグルーで止める必要が多分ないです。

 

今回はクリンプしないテスト1回目なんで、ワッズはケースの頭からはみ出さない程度に入れてみる事にしました。

 

 

Magnetospeedの問題

今まで3年間Magnetospeedの使い方を間違えていました。

ゴムの板が付属しているのですが、こいつをバレルとベルトの間に挟むと思い込んでいたんですね。

で、ゴムにはギザギザが付いているので、これが滑り止めになるもんだと。

 

はい、全然違いました。

 

ゴムはマズルブレーキから熱が出るような銃にMagnetospeedを取り付ける際に、ベルトが熱で溶けないように付けるものっぽいです。

滑り止めでもなんでもなかったんですね。

 

つまり普通の散弾銃とかライフルでは使う必要性がないと。

 

今までこのゴムのおかげでバレルに対してMagnetospeedが真っ直ぐ取り付けられてないパターンが多かったので、計測できない事がよくあったんですよ。

 

 

 

 

ショットシェルが薬室に入らない問題

動画では触れていませんが、ショットシェルケースが薬室に入りにくい事が多かったです。

多分ショットシェルケースの上の縁が引っかかっているのかも。

ワッズはケースの中まで入れないとダメですね。

 

ただでさえSavage212は薬室に弾を送るのがシビアなので、クリンプするか上の縁にテーパーをつけないとダメかも。

 

 

弾速がクソ速い件

今回計測した弾速は3000FPS超えがかなり出ました。

これ、ありえない数値です。

 

多分ですが、Magnetospeedの問題です。

今回はMagnetospeedの調子が悪いものだと思い込み、設定で感度をnormalからshotgunに変更してしまいました。

弾速が速く計測されたのは多分これが原因。

でも過去にも何度か感度を上げた事があったんだけど、弾速が速く計測されたりはしなかったんだけどね。

 

何かが(ワッズが割れたとか)Magnetospeed上を3000FPS以上で飛んだのかもしれませんが、弾はそんな速度出てないと思います。

 

 

精度が悪い?

Magnetospeedが付いているので精度はあまり期待できません。

レストを使用していても射撃の腕も悪いですからね。

 

それより、火薬が多すぎると精度が落ちているようですね。

おそらく弾頭やワッズなどの構成的に精度が期待できるのは35グレインまでではないかなと思ってます。

 

1700FPS以上で桜を咲が咲けば満足です。

 

 

最後に一言

Magnetospeedが問題なら弾速計を変更して射撃してみれば真相に近づくかも。

幸いCaldwellの弾速計もあるので。(寄付したので手元にはないけど借りる)

 

ランキングに参加しています。

いつもポチっと応援して頂きありがとうございます。

にほんブログ村 アウトドアブログ 狩猟・ハンティングへ
にほんブログ村

 

-ハンドロード, 動画, 工作機械