3Dプリント ハンドロード 動画

Svaroghunt Match 20GA弾頭用ワッズを3Dプリンタで作成して12番散弾銃で撃つ企画は終了

今回でSvaroghunt MATCH 20GA弾頭を12番散弾銃で撃つ企画は今回で終わりとなります。

弾頭が軽すぎる感じなので自分的にはもっと早く終わりたかったのですが、狩猟で使う弾をとりあえず完成させたかったので続けていた感じです。

 

動画はこちらです。

 

クッション付きガスシールはやめました

ガスシールのガスを受ける側の形状を平らにしたクッション付きガスシールは精度が結構良さげでした。

しかし、Longshot37グレインの弾速を計測してみたところ、わずか1300FPSしか出ていませんでした。

時間をかけて作成していたので、この結果はかなりショックです。

 

この弾速は12番のスラッグを撃った時の弾速に近いです。

ちなみに20番のスラッグの弾速は1500FPS程度です。

 

Svaroghunt Match弾頭は結構軽いので、Longshot37グレインだと1800FPSは欲しいところですが、なぜ1300FPSしか出ていなかったのか?

 

CADデータを見直したところ、ガスシールの直径が何故かクッション部分と同じになっていました。

 

やっぱり何かを変えた時は弾速の計測をしておくというのは大事ですね。

 

 

ガスシールとクッションは別々で作成

なぜガスシールとクッションを1つにして作成していたのかというと、印刷の手間が1回で済むとの、印刷時のサポート分のレジンも浮くから。

以前はガスシールとクッションを別々のレジンで作成していたので手間がすごかったです。

ガスシールとくっついているので、クッションを押し込む為に作成する下部の蓋も必要ありません。

 

現在はANYCUBIC TOUGHレジンに出会えたことで、クッションもガスシールも同じレジンで作成できます。

ただ問題が1つあって、私のお気に入りのお椀型ガスシールが割れてしまっていました。

とはいえ、お椀型がダメだったのはクッション一体型ガスシールの時だったので、以前のように斜めに印刷すれば割れないかもしれない。

 

ということで、ガスシールのガスを受ける側の形状がお椀型が2つ、平型を1つ作成。

お椀型は以前と同じ厚み、それより1mmほど厚くしたものといった感じです。

 

クッションは2パターン作成。

1つは2mmピッチ、1つは3mmピッチ。

2mmピッチの方が高さが高いので、弾頭を入れる時にクッションが若干縮む。

 

テスト射撃はLongshot、FEDERAL209A、RXP RSの組み合わせで火薬量は35グレイン。

射撃した感じ、ガスシールが割れている感じのリコイルは1度もなし。

お椀型はどちらも精度よし。

ガスシール平型は精度が全然でしたので、次は作りません。

 

ガスシールが薄い方は2mmピッチと相性が良さそうでしたが、厚い方がガス圧に強いと思うので今後はこちらを使用。

 

弾速もどれも1600FPSを超えていたので、ガス漏れはないですね。

 

 

ガスシールの厚みとクッションの相性

ガスシールが厚いものだけを使用し、クッションは2mmピッチと3mmピッチの両方で火薬量を変えてテスト。

火薬量は35グレインから37グレインまで0.5グレイン刻み。

 

2mmピッチは精度的にイマイチ。

2mmピッチは印刷に失敗しやすいのと、ケースに入れるときに割れる感じだったので、こちらの精度が良くないのは問題なし。

 

3mmピッチは35グレインと36グレインの結果がかなり良さげ。

35グレインは1発だけ飛んでしまってたのですが、これは良くあるパターンで、おそらくケースの問題。

36グレインは3発が重なっているので、弾速を考えるとこちらの方が良いかもしれません。

 

仮の狩猟用装弾はとりあえず36グレインで作ってみますかね。

 

 

Remington870とSavage212でゼロインしてみた

狩猟で主に使用するのはRemington870なので、この銃で精度が良ければ最高なのです。

 

とりあえず数十発Remington870で撃ってみましたが、全然まとまる様子がありません。

スコープはEOTECHのドットに3倍のMagnifireといった組み合わせなので、センターが見ずらいとしても、この精度はないかなといった感じ。

 

一方Savage212はスコープをクリックすれば想定通りの方向へ着弾点が移動してくれるので、ちゃんとゼロインできました。

 

この弾はSavage212以外では使えそうもありませんが、とりあえずOKでしょう。

 

100mで撃ってみましたが、ドロップは30cmくらいです。

落ち方としてはかなり大きいですね。

ただ、精度的にはそれほどバラけないので悪くはないです。

 

弾速は1700FPSは超えているのですが、ちょっとものたりません。

鹿の腹を撃ってしまった時に転ぶのか?

ちゃんとバイタルに当てないと転ばないのか?

が気になります。

 

この弾に満足はしていない

自分で設計したガスシール、クッション、ワッズを光学式の3Dプリンタで印刷してそれなりに使えそうなサボット装弾を作成できた事に関しては満足です。

 

これで完璧なのかというと全然そんなことないです。

1つは精度。

10発撃って9発は10点に入って欲しい。

現状はそこまで精度が良い感じではない。

 

1つは威力=弾速。

Svaroghunt Match20番用弾頭は275グレインとかなり軽い。

狩猟で使用する弾なので、これだけ軽い弾頭なら弾速は1800FPS出ていないと厳しい。

以前作成していた320グレインの弾頭はLongshot36グレインだと1850FPS位だった気が。

 

射撃用なら精度さえ良ければ弾速とか弾頭の重さなんてのはどうでも良いんだけどね。

 

 

最後に一言

次はどんな弾を作るかもう考えてます。

知人から購入した20GAのモールドで作成します。

Svaroghunt MATCH 20GAよりちょっとだけ重量が重くなります。

とりあえずこれでささっとワッズを作って(これが一番時間かかるんだけど)、精度が良ければSvaroghunt MATCH20GAの弾と差し替えですね。

 

20GAの弾頭を12GAで使うのは弾頭重量が軽すぎかなと思い始めてます。

20GAの弾頭を20GAの銃で撃った時の弾速と変わらない割に、火薬はかなり盛らないといけないので燃費がクソ悪い。

Longshot36グレインで何グレインの弾頭までなら1700FPSが維持できるのか気になります。

 

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