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超高速光造形3Dプリンター CREALITY HALOT MAGE PROで印刷効率が2倍以上になった

光造形3DプリンターCREALITY HALOT MAGE PROを購入してから1ヶ月間使ってみて、非常に良いので紹介します。

 

動画はこちら

印刷速度がすごく速い

HALOT MAGE PROの売りは何といっても高速印刷。

売り文句は、高速レジンを使用すれば3倍から5倍速く印刷できるといったもの。

1時間で170mmの高さのモデルを印刷できるらしい・・・

ちなみにほぼ同時期に発売されたHALOT MAGEという3Dプリンタもあるのですが、こちらは1時間で40mmなので間違えて購入しないよう注意。

 

動画で紹介しているモデルのクッションは、高さがサポートを含め19mmくらいなのですが、印刷時間はDynaxモードで37分です。

通常の印刷モードだと印刷時間は1時間12分なので、印刷時間は半分ですね。

初期層は印刷に時間がかかる(160秒)ので、それほど高さが高くないモデルでは恩恵が少ないのかもしれません。

それでも十分速いですけどね。

高速印刷をするには専用の高速レジンを使用しろという事になっていますが、ANYCUBICのタフレジンでもDynaxモードで印刷することができています。

他のレジンは試していません。

 

Dynax+というもっと速いモードもあるのですが、こちらはプリンタ本体で設定しても印刷に反映されないので???です。

スライスソフトではDynax+は設定できないので、プリンタ本体で設定する以外に何か方法はあるのでしょうか?(マニュアル読んでない)

しかし印刷の速さはプラットフォームの上下速度と光を当てている時間と消灯時間で調整できるので、攻めた設定をすれば良いのかも?

 

ちなみに今まで使用していたELEGOO MARS3という3Dプリンタでモデルを印刷する際は、使用する樹脂によって設定を細かく変更する必要がありました。

モデルを速く印刷しようと攻めた設定にすれば印刷が失敗するし、安全な設定では印刷は成功するけれど時間がかかるといった感じ。

速い設定を組めたとしても、私が作成するモデルは大体1時間20分くらいは印刷時間がかかっていました。

 

 

私が使用しているレジンはこちら

 

大型モデル印刷や大量生産するには8kサイズは欲しい

今まで4kサイズの3Dプリンタを使用していましたが、8kを使用するようになってモデルを2倍印刷できるようになりました。

私が造形するモデルは高さがないので、プリンタの高さはそれほど重要ではないです。

 

ELEGOO MARS3ではクッションのモデルを同時に28個印刷できました。

HALOT MAGE PROではクッションのモデルを66個まで印刷できます。

 

これは全てのモデルのラフトを重ねた状態での印刷なので、ラフトが全て繋がって印刷されます。

これだとプラットフォームからモデルを剥がすのが大変そうだし、その後のモデルの洗浄や硬化が大変なので流石に最大で印刷はしません。

 

実際のモデルの配置は、横2・縦5の10個を1セットとし、5セットを同時印刷するようにしています。

つまり同時に50個のクッションなどが印刷しています。

 

 

購入はサンステラがおすすめ

HALOT MAGE PROはAmazonやサンステラで購入することができます。

Amazonの方はちょびっと安いのとPrimeなら速く届くメリットがあります。

サンステラの方は2,000円くらい高いけれど、サンステラオリジナル日本語のマニュアル、光造形のHOW TO 本、1年間保証などがついています。

 

サンステラの付属物がかなり良いものなので、サンステラでの購入を強くおすすめします。

 

 

サンステラ

 

 

 

4kと8kでどれくらい印刷効率が上がったか比較してみた

例えば3種類のモデルをそれぞれ100個印刷するとします。

これをELEGOO MARS3とHALOT MAGE PROで印刷し、それぞれどれくらいの時間で2次硬化まで終わるのか比較

 

ELEGOO MARS3

1回のモデル印刷数 25個

必要印刷回数 25個 x 4回 x 3種類 = 12回

印刷時間 12回 X 80分 = 960分 = 16時間

 

洗浄時間 = 12回分 X 1分 X 2回洗浄 = 44分

硬化時間 = 12回分 X 10分 = 120分 = 2時間

 

トータル時間 = 1124分 = 18時間44分

 

他にもプラットフォームをプリンタから外した時のレジンを落とす時間だったり、モデルをプラットフォームから剥がす時間、アルコールや油をコンプレッサーで吹き飛ばす時間などもあります。

また、2次硬化の機械は50個は1回で硬化できるのですが、モデルの配置によって(ラフトをくっつけて管理している場合)は50個同時は厳しくなります。

洗浄で使用している機械も、横は5個までしか並べることができません(縦は10個以上いける)

 

HALOT MAGE PRO

1回のモデル印刷数 50個

必要印刷回数 50個 x 2回 x 3種類 = 6回

印刷時間 6回 X 37分 = 22分 = 3時間42分

 

洗浄時間 = 6回分 X 1分 X 2回洗浄 = 12分

硬化時間 = 6回分 X 10分 = 60分 = 1時間

 

トータル時間 = 294分 = 4時間54分

 

という感じなので、ELEGOO MARS3よりHALOT MAGE PROの方が3.8倍位作業効率が良いことになります。

 

 

レジン自動供給システム

レジンボトルから直接レジンを自動でレジンバットに供給してくれるシステムです。

レジンバットのレジンが少なくなったら勝手にレジンを補充してくれます。

これが結構便利で、大型モデルを印刷するときは重宝すると思います。

 

スイッチ一つでレジンバットのレジンをレジンボトルに吸い上げてくれる機能もあるのですが、これが曲者です。

まずレジンバットのレジンは自動では完全に吸い上げてくれません。

ヘラなどで吸い出し口にレジンを集める必要があります。

 

また、本体裏にホースがついているのですが、ホースをレジンボトルに入れ忘れたり、レジンボトルにたっぷりとレジンが入っているとレジンが溢れます。

私はホースをレジンボトルに入れ忘れた状態でレジンを吸い出し、机に大量のレジンをぶちまけたことがあります。

そして本体を動かしてレジンを拭こうとしたら、レジンバットに入っているレジンもこぼしてしまい、大惨事になってしまいました。

 

以降レジンの吸い出しはなるべくしないようにしてます。

 

 

不具合など

新しい機械なので不具合がそれなりにあります。

ファームウェアアップデートで今後解消されるのを待ちましょう。

 

  • 変な日本語
  • 付属のレベリングシートでレベリングをしたらZ軸が低すぎ(厚紙で対応する)
  • モデルのWIFI送信ができない(CHITUBOXの設定次第?)
  • 印刷するモデルを選択する際にUSBのファイルが2重(正確にはファイル名の前に ._ がついてるけど)表示される
  • CHITUBOXでスライスしたモデルを印刷した際に、配置場所によってはゴミが印刷される(ベータ版で修正された)
  • HALOT BOXがMACだとゴミ

 

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最後に一言

8kの3Dプリンタは過去記事で良さそうなものをいくつか紹介しました。

 

 

 

 

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