3Dプリント ハンドロード 動画

ANYCUBICタフレジンで3DプリントしたガスシールとワッズをSavage 212で撃つ(3)

SvaroghuntのMatch弾頭20番用を3Dプリントしたワッズとガスシールで12番のハーフライフルSavage212で撃ってます。

現在はELEGOO MARS3という光造形3DプリンタでAnycubicのタフレジンを使用してワッズとガスシールを作成中。

 

今回の動画はこちら。

新しいガスシールを作成してみた

前回作成したガスシールのクッションはそこそこ硬く、潰すのにテコを必要としました。

また1度潰すとキシム音が鳴り、再び潰そうとすると砕けたりしてました。

どうやらクッション部分に問題があったようです。

 

今回はクッション部分を再設計し、新たに3種類のガスシールを作成してみました。

クッションは厚みが2パターン、ピッチが3パターンあります。

厚みが増えると、ピッチも増やさないといけないんですね。

管理するために、2mm、3mm、3.5mmとピッチ幅で名称を付けます

 

クッションはかなり良い感じの柔らかさで、指で簡単に潰せるくらいフニャフニャ。

そしてクッションの戻りも良く、何度か潰しても砕ける事がない

さすがに何度もつぶしているとガスシールとの連結部分が千切れる

 

 

3Dプリントが難しい?

光造形3Dプリントで何かを印刷する時、通常は角度を付けて印刷する。

FEPフィルムから造形物を剥がす時の抵抗を少なくする為ですね。

 

しかし造形物は印刷時に積層ができる

ガスシールやクッションに縦方向の積層ができるのはバランスが崩れてよろしくないと思っているので、私はガスシールに関しては角度を付けないで印刷している。

ワッズは角度を付けていますけどね。

 

ガスシールのクッション部分は柔軟性を出すために結構薄い設計にしているからか、何度か印刷に失敗した。

印刷後の上昇時に耐えられていない感じだ。

サポートも増やしたけれど、あまり効果なし。

 

何度も連続して印刷に失敗するので諦めようと思っていたが、再度CHITUBOXの印刷設定を見直してみた

硬化時間の問題ではないと思っていたので、Anyubicの公式印刷設定を参考に、リフト距離とか上昇速度などを見直し

それぞれ距離と時間を延ばしてみた。

 

結果、失敗する事なく印刷できるようになりました。

印刷時間は結構延びたけれど、失敗するよりいい。

 

 

いざ射撃場へ

火薬はLongshotを34グレインから37グレインまで1グレイン刻み。

雷管はFederal209A。

HullはRXP RS(使い回しでボロくなってきた)

 

それぞれの火薬量で5発ずつ作成したので、1パターンで20発。

2mm、3mm、3.5mmの3パターンあるので、合計60発作成。

 

ちなみに本命は3.5mm。

理由は設計が綺麗だからw

 

射撃場は西富士。

平日なのに人が多かったです。

というか、西富士は土日は団体予約で埋まっているので、フリーは平日しか行けない

 

いつもの1番射台が空いていたので迷わず定位置に。(動画撮影するので)

マト板に的紙を1パターン分の4枚を貼り、2mmから射撃を開始。

途中から雨が降ったので、的紙が濡れて弾痕が大きくなったけど、横転とかではない。

 

2mmはガス抜けがなかった。

私の的紙はA4サイズで、最大の円の大きさは西富士の的紙の5点と同じ直径200mm。

一番精度がよくて8点にまとまる感じってところか。

 

続いて3mmのテスト。

残念ながらガス抜けが何発か発生していた。

ということはガスシールの設計が同じ2mmもたまたまガス抜けがなかっただけかも。

一番良かったのは37グレインで、9点には全部入る感じ。(的の白丸が直径50mm)

私的には35グレインがすごいなと思って、画像では穴が3つしか空いてないように見えるけど、ちゃんと5発入っている。(動画で確認)

左の穴が同痕、右下の穴が同痕なんで、何かの条件がぴったりあって同じところに飛んで行ったようだ。

 

本命の3.5mmは微妙ですね。

ガス抜けもあったし、34グレインと35グレインで1発ずつ飛ばしている。

設計上の美しさでは精度は良くならないようだ。

 

 

ガスが抜ける原因は?

ガスシールは今まで通りお椀型で設計している。

今回もガス抜けが結構あったので、原因を探る必要がある。

 

前回不発だった時に回収したAnycubicタフレジン製ガスシールをチェックした時に、ガスシールの中心に穴が空いていた

お椀型のガスシールは、お椀の一番底(中心)にガス圧が集中する設計。

以前使用していたガスシールはResione TH72が8・Sirayatech Tenaciousが2の混合レジンを使用していました。

この時はガス抜けが発生していなかった(撃った時のリコイルと音でわかる)。

 

つまり、現状のガスシールの設計でAnycubicタフレジンを使用すると、ガスシールの底に一点集中するガス圧には耐えられないと。

って事は、ガスシールを分厚くするか、ガス圧を分散させる必要があるって事かな。

 

とりあえず初心に戻って(市販のガスシールの設計を参考にして)ガスシールを再設計する必要が出てきました。

 

 

最後に一言

すでにAnycubicタフレジンを2kg使い切ってます。

ちなみに3Dプリンタを始めてから約1年で、20kgのレジンを消費しました。

空き瓶を取っておいたけど置き場所が厳しくなってきたので、頑張って捨てます。

使わなくなったTH72で作ったワッズとかガスシールも捨てないとね。

 

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