射撃場へは週1回ペースくらいでしか行けないので、精度が良い弾ができるのはいつになることやら。
今回の3Dプリントワッズとガスシールでサボットを撃ってみるネタは前回同様
ANYUCUBIC タフレジン
で、ございます。
射撃動画はこちらからどうぞ。
ANYCUBIC タフレジンは買っとけ
とにかく安い
自分的にはこのレジンの存在に気がついたのはかなりラッキーで、このレジンは
値段が安い
ただし
透明緑に限る
RESIONE TH72が5,100円、Sirayatech Tenaciousが8,000円。
ガスシールとして使っていた2:8で混合比率だと、1kgで7,400円ですよ。
1年間で20kg以上ものレジンを消費してきたので、年間6万円以上もコストを減らせるのはでかい。
自分はこれらのレジンが好きだったけど、程よいフレキシブルレジンで値段が安いなら、そちらに流されるのは仕方がない。
あと混合する手間がいらないので楽。
ANYCUBICの公式サイトからセールなどを利用して大量購入すれば安いけれど、送料が$30かかるうえに配送が5-15日かかるそうなので
アマゾンでいいや
って感じですね。
ちなみにAmazonで購入する場合でも、一度に5個、10個、15個、20個購入とかすると数量に応じた割引をしてくれる。
ただレジンは消費期限(1年とか?)があるらしいので、あまり大量に購入しても使いきれないかも。
うちにもTH72、Tenacious、FASTなどの未開封レジンが4本以上、開封済みのBluとかいろんなレジンが合計5kg以上あります。
柔らかさ
使ってみたらタフレジンという名前の柔らかいレジンなんだけれど、2mmとかの厚みで柔らかさが出るか?といえば全然硬い。
薄すぎると今度はフニャフニャになるので、程よい硬さも出すには色々な厚みで設計してみるしかない。
例えばクッション部分なら厚みを出すにしても1mmが限界かなー、って感じ。
ガスを受ける部分はまだわからん。
薄すぎると破れるし、厚すぎると割れるし。
こればかりは撃ってみないとわからないんで、トライアンドエラーするしか。
柔らかさを出すのに重要な点がもう一つあって2次硬化時間は
1分
2分や3分でもそれほど差があるように感じないのだけれど、10分だと硬くなる。
印刷後にショットシェルケースに詰めないで机の上などに放置しておくと、いつの間にか硬くなってる気がする。
印刷後にすぐ使わないなら、UVが届かない暗所に保管した方が良いかも。
印刷設定は試行錯誤中
印刷設定は色々試している途中なのですが、ELEGOO MARS3では露光時間はとりあえず3.5秒って感じすかね。
3秒だと失敗することがあった。
だけどクッションの作り方次第では3.5秒でも大量生産しようとすると、印刷に失敗したりするので難しい。
クッション部分でちぎれる感じですね。
ANUCUBICの公式サイトによる印刷設定は、ANYCUBIC製の3Dプリンタ用しか公表してない。
3Dプリンタ屋だから仕方がないのかもだけれど、RESIONEとかSirayatechなどは様々な3Dプリンタ用のCHITUBOXの設定ファイルを配布してくれているので親切。
一応公式サイトの印刷設定を参考に待機時間だとかリフト距離などを設定すれば、失敗する確率は減ると思う。
射撃場で撃ってみた感じ
今回は前回射撃してみたのと同じガスシールとワッズの組み合わせ。
34-37グレインまで0.5グレイン刻みで各5発ずつ作成しました。
結果、全体的に精度は悪くなかったです。
凄く良いという訳でもないんだけれど、鹿には一応当たるかなといった感じ。
ただ、全弾ちゃんと飛んだ訳ではなく、5発に1発くらいはガスが抜けてる感じでした。
発射音が明らかに違うので動画でもわかると思うけど、実際はリコイルも軽いです。
ガスシールが割れていると思うんだけど、レジンの洗浄がガスシールのクッション部分の内側までしっかりできていなかった、とかなんですかね?
とりあえず今回のクッションは設計的に納得いくものではなかったですからね。
ガスシールを潰した時にメリメリと音が鳴って、クッション部分に亀裂が入るんですよね。
その状態で2-3度クッションを潰していると、クッション部分が割れて千切れる。
現在設計しているガスシールは何度潰してもクッションは衰えない感じなので、次の射撃を楽しみにしましょう。
反面、印刷設定が難しくかなり失敗してる。
あと、久しぶりに不発出ましたー。
火薬が湿ってる感じの不発。
机の上のレジンがショットシェルケースの中にでも入ってたのかな?
雷管は生きてたから、弾頭はポンっと銃口から出てくれた。
で、不発弾のガスシールがバレルに残っていたので回収できた。
ガスシールの中心に穴が開いていたので、ガスシールの中心付近は厚みしっかり付けた方が良いんですかね?
とりあえず今現在設計しているガスシールを撃ってみて、やっぱり抜けてしまうなら厚みを付けてみよう。
なぜ今やらないのかというと、今の設計でガスシールの真ん中に厚みをつけようとすると、クッションが死ぬからです。
最後に一言
3Dプリントは新しい機械やレジンなどに目を光らせていないと、半年で時代から取り残される感じですね。
ANYCUBICのタフレジンは新しいレジンではないと思うけれど、完全に見逃してたのが悔やまれる。
フレキシブルレジンはRESIONEとSirayatech Tenaciousくらいかと。
ぼちぼち高速印刷用のレジンが各社から続々と出てくると思います。
当然だけど高速印刷対応の新しい3Dプリンタが必要。