2021年2月15日大物以外の猟期終了で、3月15日に大物猟も終了。
管理捕獲は3月31日が終了日。
今季は単独での大物猟は行わなかったので3月27日をもって狩猟2年目を終える事となった。
今季は鳥猟を頑張る予定だったのだが空気銃も必要という事に気づき、また空気銃の入手が遅れた事もあり結果的に猟欲が下がってしまった年。
雪がほぼ降らなかったので大物猟メインでの出猟はゼロ。
単独では鳥猟に本気出そうと思ったが
ヒヨドリ
猟期初めの方で散弾銃にて山にあるフルーツの休耕畑で待ち伏せ猟。
今年はあまり数はいなかったが、時間があればいくらでも獲れる。
5匹で満足。
年が明けてから空気銃持参で山へ行ったが、ヒヨドリの数が激減していた為撃てるチャンスが少ない。
ゼロインしていなかった空気銃では獲れなかった。
カモ
山梨の山にはただでさえ池が少ないのに冬季閉鎖や落石による通行止めになる事がかなりあるので、カモ撃ちをするなら民家が近くにある池に行くことが必然となる。
目星を付けていた山の池は今年は落石で行く事ができなかった。
民家が近くにある池は猟期中の土日祝を除けばカルガモとの遭遇率がとても高かった。
土日祝は池を見てもカルガモは居なかったので、誰かが早朝やっているのだろう。
今猟期のカモに対する散弾銃の発砲は猟期初日のみ。
それ以降は銃を構える事すらできないくらい警戒心が高くなっていた。
池が凍ってからは川を流してみたが、銃禁エリアの川ではわんさか見かけたのにそれ以外では1匹も発見できず。
という訳で空気銃でカモ猟を行おうと思ったが、プレチャージは高額なのでブレイクバレル式単発空気銃を海外ショップで購入。
しかしコロナの影響で配送に時間がかかってしまった為入手は年が明けてからになってしまった。
空気銃用にスコープも購入したのでまずはゼロインをしなくてはならない。
ペレットの相性も見極めたい。
2021年の猟期中は山梨近隣では長瀞射撃場くらいしか50m以上の空気銃射撃ができなかった。
長瀞射撃場は人気射撃場なので猟期中だというのに射台が予約で埋まっており、空気銃用に購入したスコープの調整に行く事ができない。
ボアサイターで仮調整を行っただけのスコープでぶっつけ本番でカモを狙ってみたがやっぱり当たらなかった。
惜しいのかどうかすら解らないのではやっても仕方がない。
カモは来年に持ち越し。
2021年4月現在は法改正により射撃場が申請すれば空気銃でも散弾銃やライフルのように50m射撃などができるようになっている。
キジ
キジは薮の中に隠れている事が多い。
勢子をやっている時は薮の中を歩くので高確率でキジに遭遇できるが弾がない、来期は4号も1発携帯しようと思うがハーフライフルで当たるかどうか解らん。
今年はキジ狙いの猟には行かなかったけれど、単独でやるなら薮の近くや枯れ木の近くなどにもキジはいるのである程度視界が効くところの方がやり易いとは思う。
休日の大物猟の集合前に車で見切りをしていると稀にキジに遭遇する。
晴れている日は見切り中に1匹のキジを見るかどうかだったが、雨の日は複数匹に遭遇できたりする。
例えば畑などでキジがジッとして止まっているのだ。
また車から降りたのを見られた時に逃げないでジットしている確率が晴れている日より高い気がする。
ちなみに私の狩猟グループでキジを獲っている人はほとんど見切り中に獲っている。
今年は車での見切りでは先輩が助手席に座っていたので、キジを見つけても全部先輩に譲った。
助手席に人がいると後部にある銃が取り出せないからね。
キジバト
東京に住んでいた時はハトといえばドバトしか見かけなかったが、山梨ではドバトはまず見かけない。
キジバトは見切り中によく遭遇するので場所を覚えておき、平日に探しに行ったりした。
だがハトを探すなると全く遭遇できないものだ。
銃を持っていないとまた遭遇できるようになる、不思議。
という訳で今年本気出すはずだった鳥猟は空振り続きだったのであまり行ってない。
というより今年は猟欲が低かった。
大物猟はグループでしかやっていないけれど
シカ
猟期の初めの方は絶好調でタツマで3匹、勢子で2匹を獲る事ができた。
今猟期は勢子とタツマでは勢子の方を多くやっている。
猟期中に10匹以上のシカの群れが何度か出たようなのだが、私は10匹以上の群れを見る事ができなかった。
タツマでシカを狙って外したのは3回で全部50m以上で走っている状態、ただし1匹は転ばして2匹目以降外しているパターンは除外している。
60mで止まっているシカなら立射でも1倍ドットでバイタルを狙えるが、100mで走っているシカを50mゼロインの1倍ドットでスイングしながら撃って当たる気はしない。
単独でなら狙わない状況でもグループでは見えているなら撃つ、外れても反転して他の人のところに飛んでいく可能性があるから。
年が明けてからはタツマでの遭遇は少ない。
1回イノシシやっている時にシカと正面で対峙し目があったがイノシシやっているから銃を構えもしなかった。
目があったけど殺気がない為か私の3−4m横を小走りで抜けて行ったのが印象深い。
が、イノシシをやっている時もシカを撃ってOKという事が判明したので今度からは遠慮なく撃つ。
勢子ではシカに遭遇しまくっている(やってる回数が多いというのもある)し、タツマと逆に飛ばれたシカは撃つこともある。
シカが見えなくなるまで2秒以上あったり近めだったりすれば突然の遭遇でも転ばせられると思うが、見えても1秒とか50m離れていたとかならそうそう当たらん。
銃を背負っていたら銃を構えるのが間に合わないので銃は両手で持って移動。
実際には突然シカが見えても周囲の確認したり他にも色々考えてしまうので撃つ前に見えなくなっている。
しかし事前に出る事が予測できているなら上記の条件に該当しなくても転ばせられると思う。
今猟期に勢子で獲った1匹は、過去に2回そこから飛び出したのを見たから今回もそこで飛び出ると予測できていたし、親方からも注意するよう指摘されていた場所。
しかも過去2回ともタツマとは逆に飛ばれているので、仮にシカが飛び出しても自分が撃つしかないだろうと想定。
実際にシカが飛び出てタツマがいない方向に向かったのが判明してから撃つまでは2秒もかかっていないがそれなりに狙えた。
結局当たったのはケツだったけど転んでくれたので結果的に止めることができた。
シカがよく出る場所は経験で解るので、猟場が解っていれば勢子でシカを転ばせられる確率は増える。
イノシシ
0勝2敗。
1回目の遭遇は見切った足跡は親子だったが飛び出したのは子の方。
まさか私のタツの方に来るとは思わなかった上に、想定していたルートではなく真横から飛んできたので銃を構える事ができなかった。
イノシシは私を気取って(後で気づいたが私がいたのはウトの真横)斜面を降ったので、上からケツを撃ってみたが当たらなかった。
斜面下を横に移動してくることを想定していたタツだから、斜面を降るように横に移動するのは死角ができて撃ちにくかったというのもある。
その先にもタツがいたから撃たないという選択肢もあったが、イノシシ初遭遇なのでとりあえず記念に撃っておいた、当たるかもしれないし。
勢子の犬と見間違えた(犬の色を知らなかったので)位の大きさだから1−2歳位か。
2回目の遭遇は1回目とは別の猟場で、飛び出したのは親子共だが私のところに来たのは子の方。
200m以上遠くの方で横に走っているのが見えたし先にはタツがいるはずなのでわざわざ私の方には来ないと思っていたが、まさかの遭遇だった。
左手は杉が1.5m間隔程度で均等に植えられた林で尾根を横に抜ける場合は木が重なって見える為に隙間が狭く狙いにくい。
縦に抜けるなら近づけば近づくほど木の重なりは減るので真横までくれば1.5m幅で狙える。
杉林の左手は崖でそこにある1本のウトを登ってから杉林を縦に抜ける(本命)かそのまま尾根を横に抜けて正面を通ると予想。
正面は1m幅の木がない尾根なので見通しが効く。
右手は谷なので正面を抜けられたらしばらく見えなくなるが、反対の斜面を登るならまた見えるがちと遠い。
正面は見通しが良いので尾根を横に抜けた場合にはここで撃つ予定だった。
しかし突然現れたイノシシはゆっくりペースで尾根を横切る方向へ走ってきたので、思わず左手の杉林の木と木の間の僅かなスペースを事前に狙っておきそこを通った時に撃ってしまった。
1の矢を外しても2の矢で止められるという打算だった。
そんな邪道なことを考えてしまう余裕ができるくらい小走りというか遅い移動速度だった。
銃で狙っている場所にきたターゲットに対して瞬間的に発砲する練習などしたことがないのでもちろん外した。
しかし1発目の発砲によりイノシシは急加速してしまったので、一番狙いやすい正面の尾根を通った時にはろくに狙えず発砲。
その後右手の斜面を登っているのが見えたのでとりあえず発砲したが遠いし小さいしで全く当たる気がしなかった。
イノシシはシカより低いから狙いにくいので、撃ちやすい場所に来た時に得意な狙い方で撃たないと当てることすらできないことを実感。
イノシシのサイズは体に縞模様が残っているがウリではないよな?という程度の大きさで、1回目に遭遇したイノシシより小さい。
どちらにしても射撃の腕の悪さとメンタルの弱さが敗因。
斜め下方向でスイングする時には銃が泳いでいる気がする。
最後に一言
来猟期までに秘密兵器(まだ未発売)を入手し使用できるようになったら単独でシカをまたやろうかと思っている。
高い買い物(DT11程度の値段なら嬉しい)になりそうだけど面白そうだから良しとする。