ガスシールがダメだと射撃テストができませぬ。
市販のガスシールの在庫が無くなる前に、3Dプリントしたガスシールをとりあえず形にしたいです。
ガスシール用のレジンはTH72で良さそう
Amazonなどで購入できるレジンをいくつか試しましたが、硬さが売りのSirayatech Blu Nylonblackでもガス圧には耐えられません。
結局重要なのは程よい柔軟性。
柔軟性を出すにはSirayatech Tenaciousなどのフレキシブルレジンを混合するのが良いです。
しかしTenaciousは1kgで8,000円なので、できればTenaciousの混合比率は下げたいところ。
Tenaciousを混ぜる事によって柔軟性が増しても、Sirayatech Fastではガス圧には耐えられない感じでした。(ガスシールの設計の問題だったかもだけど)
なら最初から柔軟性と程よい硬さがあるレジン使えれば楽ですね。
RESIONEのTH72というレジンは、そこそこの柔軟性と硬さを兼ね備えています。
このようなレジンは他にもあるかもしれないのだけれど、このレジンは値段が高くないのでコスパが良さそう。
しかし、TH72で3Dプリントしたガスシールとワッズを使用して撃った時は、32グレインあたりからガス漏れが始まった感じですね。
ちなみに火薬はLongshot、ケースはRXP RS、プライマーはFEDERAL 209A、クッションはTenacious100%で印刷したものです。
今回のガスシールはTH72が9に対しTenaciousが1の混合比率レジンで作成しました。
ガスシールは4種類作成。
ガスを受ける面はお椀型で4種類全部同じデザインです。
お椀型はなんとなくガスを均等に受けてくれそうなイメージなので。
ガシスールの側面は )( こんな感じと > < こんな感じ。
ガスシールの上側はデザインを色々変えてます。
こちら側の設計次第で、ガスシールの強度も変わってくると思うので。
画像左から1・2・3・4番です。
1番目はBPIのガスシールのデザインを参考にしました。
2番目もBPIのガスシールっぽいです。
3番目はクッションがハマりやすい形状に。
4番目は、お椀がなるべく厚くなる様なデザインって感じですかね。
こちらの面がぐちゃぐちゃなのは、3Dプリントするときのサポートの付け方と角度の問題ですかね。
これが難しいんだ。
射撃場で撃ってきた
今回は射撃場で他にする用事があったので、とりあえず4種のガスシールで各3個ずつの1グループ、合計12発だけ弾を作ってテストしてきました。
火薬はLongshot 35グレインで雷管はFEDERAL 209A。
弾頭は同じグループは1グレイン以内の重さで揃えましたが、274グレインのグループ、275グレインのグループ、276グレインのグループがあります。
あとケースの長さは揃えていません。
クリンプはスター6枚です。
射撃場で撃った結果としては、2番以外はちゃんとマトまで弾が飛びました。
着弾も2番の3発目以外全部マトには入っています。
ってことは2番以外は35グレインなら完成かもしれない。
撃ってみた感じで良いなと感じたのは4番。
4番だけリコイルがズドンときていた感じがします。
今回は弾速を計測していないので、どのガスシールがどれくらいの弾速を出していたかは不明。
なんで、次回は残ったガスシールを使って弾速を計測してこようと思ってます。
あとサポートの付け方の研究もしないとね。
最後に一言
想定したより早く混合レジン比率が見つかってよかった。
次は残ったガスシールで35・36・37グレインを撃ってみて弾速も計測してきます。