家から車で20分で行ける山を見に行く事にした。
到着は8時30分、気温7度、天候は晴れ。
倒木が多く歩きにくい山
山付近は畑や作業場しかなく、人が住んでいる様子はない。
山の境界は鳥獣対策の網が張り巡らされている。
網の扉を開け中へ、しっかりと扉は閉める。
地図で確認していたとおり緩やかな斜面の山。
コンクリの登山道があったので登山道を利用し山頂へ向かう。
倒木が非常に多いので巻かなくてはいけない箇所が多い。
むしろ獣道のほうが歩きやすい、たまに木の枝が上から飛び出ているが。
この山は登山道から外れた辺りを歩いていても、いつのまにか登山道に紛れ込んだりするので移動中は銃カバーが外せそうもない。
山の中にはブドウの枯れ木のようなものが多数あったので、以前は畑などをやっていたのだろう。
現在は放棄されているようだ。
細かい木が植えてある場所は歩けそうな隙間がない。
この山で歩きやすい場所や開けた場所にはゴミが多数ポイ捨てされている。
一斗缶もよく捨てられていた。
頂上付近にはビンが多数捨てられていた。
画像のような平成生まれは判らないような懐かしいゴミも落ちていた。
この山はうんざりするほどの倒木だらけ。
登山道も少し進めば倒木で道を阻まれる。
登山道を歩いているつもりがいつの間にか登山道から大きく外れたりもしていた。
もちろん登山道でなくても倒木が多い。
尾根付近の藪には分かりやすい獣道があった。
奥には寝屋と思われるスペースもあったのだが、今日は留守のようだ。
この山の獣の足跡ではシカや小型獣のものが確認できた。
比較的フレッシュな足跡だったが獣の姿は見えず。
狩猟鳥はヒヨドリやカラスしか姿を確認していない。
ヒヨドリは無警戒に近かったので7半実包を持っていれば容易く獲れただろう。
尾根の奥を探索してから駐車した側の斜面をなるべく探索しようと思ったが、やはり倒木が多くてまともに進める気がしない。
奥までの探索を諦め近場の斜面を下って車へ戻ろうとしたのだが、低い位置の枝に銃に何度もひっかけてイライラしてきた。
木にひかからないよう倒木を巻いたりしながら歩いていたら、いつの間にか尾根の反対側斜面を下っていたのでびっくりした。
GPSをこまめにチェックしていないといつの間にか歩く方向が狂う、この山をウロつくのはいろいろヤバイ。
地理院の地図だけを信用するのは危険
斜面を下り切ったあたりに投棄された冷蔵庫などのゴミを発見。
山の中を徒歩で冷蔵庫を運んで投棄するなんて事はないはずなので近くに車が入れる道があるはず。
ゴミの近くにハコ罠(プレートなし)発見、いよいよ車が入れる道がある事を確信。
ハコ罠からほんの数メートル先に地理院地図に記載されていないアスファルトの道路があった。
市のごみ捨て禁止立て札があったので市道かな?
そして道路の奥には家があった。
この家も地理院の地図には記載されていない。
Google Mapの航空写真に切り替えたら家が見えた。
地理院の地図だけでの矢先確認は危険だと思った。
事前に調査してない山は怖い。
精神的にいろいろ疲れたのでまだ昼だが帰宅するとしよう。
最後に一言
手入れがされていない山を歩くのはいろいろとヤバイ。
木に乗っかったら木が腐っていて崩れたり。
登山道より獣道のほうがよっぽど信用できる道だったのは間違いがない。
獣道は倒木を避けて歩きやすい道を作ってくれていて助かる。
山の中には地理院の地図には記載されていない道がよくある。
歩きやすそうな地面だなと思ったら作業用の道だったり。
初めての山を歩く時は銃カバーは外せない。
今季6回目の出猟だがまだ生きた獣は見ていない。