ハンターカブCT125を購入しようと思った訳
スズキのスーパーキャリイで狩猟と釣りを2年間楽しんだ。
車でも十分楽しめているのだが「バイクがあれば移動の幅が広がる」と思うことはよくある。
釣りや猟で山を登った(降った)帰り道、車まで歩いて戻る時に特に感じる。
「バイクか自転車(下り限定)があれば車まで楽に戻れるのに」
1月某日にバイクを購入する事を決意。
今までバイクの購入を反対していた家族に対し再度プレゼンを行い、ついに念願の了承を勝ち取る事ができたからだ。
2020年度の鳥猟は間に合わないかもしれないが、2021年の3月15日からの渓流釣りの解禁には十分間に合うタイミングだ。
釣りや猟では林道を走る事も多いのでバイクはオフロードにしようと思ったが、チェンジペダルの操作は靴を選ぶのと荷物の積載量も考えると微妙。
ギアチェンジが楽で荷物が多く積めてオフロード走行ができるバイクを探していて出会ったのが
HONDAのハンターカブ CT125
やはりハンターが求める機能を満たしているバイクはハンターカブになるようだ。
ハンターカブは古いモデルのCT110と新しいモデルのCT125があるのだが、ネットで山梨県のバイク屋を検索してもCT125は全く売っていない。
妥協してCT110でも検索してみたところ中古の走行距離もそれなりにいってるCT110が新車のCT125と値段があまり変わらないのに驚いた。
マジか〜、1万キロ以上走っていて新車より高いとかないだろ。
だったら店に入荷するまでハンターカブの購入を見合わせようか・・・
どうするか自分に問うてみる。
Q:そんなにバイクがあると便利なのか?
A:状況によりけり、なくても何とかなるかも?
バイクのメリット
駐車場所を選ばない
山の中で鳥を待ち伏せたり犬を使っての鳥猟をしないのであれば流し猟をする事になる。
車での流しだと鳥を発見しても駐車する場所を探す必要がある。
釣りも同じで、良さげなポイントに入るのに車を遠方に駐車するしかない場合がある。
バイクなら道の脇にササっと駐輪し、銃バッグを持って撃てる位置に移動すれば良い。
「駐輪する場所」にあまり気を使わなくて良いのはバイクの利点だ。
走行ルートの自由度
車より転回がしやすいので細い道に気軽にアタックできるようになる。
車だと林道に入り倒木などによって引き返そうにもUターンする場所がないなんて場面にも遭遇する。
はい、林道の行き止まりからバックで戻っている時に道幅が軽1台分のカーブでスーパーキャリイのドアを凹ませましたのは私です。
バイクなら方向転換は比較的楽なので先が不安な道も走れるから、新たな猟場探しの下見にも良い。
燃費
カブの特徴として燃費の良さがある。
スーパーキャリイXのMT(34L)の燃費は18.8km。
実際はエアコンを付けている事も多いのでリッター15kmも走れていないと思う。
一方CT125の燃費はリッター50〜60kmらしい。
毎日遊びに出るなら断然バイクの方が低コストだ。
車で運搬すればバイクをデポできる
これ。
1人で山を登る時に入り口と出口に車両を置く事ができる。
バイクのデメリット
天候に左右される
冬のバイク走行は当然寒いし、夏でも天候によっては寒い。
空調が使える車には快適性では大きく劣ってしまう。
雪などが結露している道はバイクでは走りたくないし、雨の日は運転していて憂鬱な気持ちになってくる。
風が強い時は釣りやエアライフル猟も厳しい。
雨が降っていたら銃は錆びるし、大物は雨や雪が降っていたら動かないし。
バイクを運転したくないような天候の日は家で大人しくしているか車で出かけるようにしよう。
ヘルメット
ヘルメットの着脱は流し猟をする上で面倒。
ヘルメットを付けたままで銃を構えるなら半キャップやジェットヘルメットにするしかない。
林道走行をするならフルフェイスやオフロード用を被りたい所なので悩ましい。
ヘルメットのシールドは濡れていると視界が悪くなるし、夜間はさらに光が反射してよく見えない。
積載量
荷物の積載量は車と比べると断然少ない。
バイクに積載量を期待してはいけないが、増やせるなら増やしたい。
COVID-19によるCT125の在庫不足
やっぱりCT125がすぐに欲しいわ〜。
という訳で、近所のバイク屋に直接出向いたりしてみたのだが、メーカーにも在庫がないと言われた。
山梨県にあるさまざまなバイク屋に片っ端から電話をして在庫確認をしてみたが同じ返答が返ってきた。
ネットでの検索結果は正しかったようだ。
2021年2月時点ではハンターカブの新車購入はかなり難しい、原因はCOVID-19。
ディーラーやバイク屋による情報ではタイで生産はされているが、日本に運搬する為の船が確保できないとか船が日本に入国するのが難しいとかなんとか。
とにかく2021年の夏まで(店によって情報が異なる)はCT125の新車は入荷しないとの情報。
CT125を入手できた
でも3月15日の釣りの解禁前には絶対にCT125が欲しい!
ボディーカラーはHONDAなのでレッドが希望だが、今の状況ではボディーカラーを選んでいられるほど国内に在庫がないと予想。
なので、 CT125の在庫があるならボディーカラーはなんでも良いから即購入だ。
ネットの大手バイク販売サイトで検索条件を近隣の県まで広げてみたところ、新車のCT125のレッドが定価で売っているお店を発見。
すぐに電話連絡をして購入する旨を伝え、運送料などを含めた代金を翌日に全額振り込んだ。
購入から約2週間後にCT125が家に配達された。
やったぜ。
CT125に収穫カゴを取り付けてみた
ナンバープレートも取得し、早速試運転か?
いやいや、試運転の前の晴れている状態でやるべき事はある。
いらないステッカー剥がしだ。
ドライヤーで温めつつ剥がせば綺麗に剥がれる。
予定だったが、思いのほか糊が残ってしまった。
残った糊はパーツクリーナーを吹きつつ、使い捨てウエスで拭き取った。
次にやる事はリアキャリアに収穫カゴを取り付ける事だ!
収穫カゴと行ってもさまざまなカラーや形状があるが、私が選択したのはホームセンター「カインズ」で売っているカーキ色のもの。
この収穫カゴは持ち手の形状も良いし。
CT125に収穫カゴを取り付ける
ネットでカブに収穫カゴを取り付ける方法を調べるとゴムバンドやロックストラップやラチェット式ベルトで取り付けるなど色々やり方があるようだ。
しかし収穫カゴが容易に取り外せる反面、カゴの位置は自由度が少ない。
私はカゴの取り付けには位置の自由度が高い代わりにカゴを取り外すのにナイフが必要な「結束バンド」を選択した。
私は銃ケースを背負ってCT125で移動する予定もあるので収穫カゴが前すぎると運転しにくくなってしまう。
だからできるだけ収穫カゴは後ろにズレらして取り付けたかったのだ。
しかし収穫カゴをあまり後ろに取り付けてしまった場合は積荷のバランスや重さでカゴが壊れるかもしれない。
とりあえずリアキャリアからカゴを少しだけはみ出させて仮付けしてみたのがこの画像だ。
取り付けには結束バンドを使用し左右と後ろに2箇所ずつ、合計6箇所で止めてみた。
結束バンドは狩猟で頻繁に使うと思って(腹を閉じるのに)大量購入(500個入り)してしまったが使う機会がなかった。
この機会に大量消費できそうで助かる。
結束バンドはまだまだ400本以上残ってるからいくらでも位置調整可能だ。
座席シートとの間には20cmのスペースが確保できた。
このスペースのおかげでザックなどを背負ったりもできると思う。
収穫カゴに適当にものを入れてみた
渓流釣りで使用するものは余裕でカゴに入った。
空きスペースが寂しかったのでビク置いてみたが、本番では収穫カゴに入れるだろう。
大きめのザックやクーラーボックスを無理矢理適当乗せしてみた。
収穫カゴにはネットを付けないと段差などで物が飛んでいきそう。
収穫カゴの持ち手の穴も要注意だ。
ザックは荷物量によってはシートに座る位置が前になってしまうかもしれない。
そう考えると20cmよりもう少し空きスペースが欲しいかも。
延長キャリアの購入を検討するか、収穫カゴを後ろにずらせるだけずらしてみるか。
アユの友釣りセットを積んでみた。
運転はできるが注意が必要かもしれない。(地上高180cm)
竿を固定する方法を考えないといけないか。
フネを空きスペースに置く場合、水が溢れて尻やマフラーが濡れてしまうかな。
収穫カゴを取り付けた状態でのバイクカバー
おっかなびっくり購入したFavotoのバイクカバーはCT125に収穫カゴを取り付けていても余裕で被せられたので安心した。
カバー内の前後に固定バックルが付いているが、それでも風でバタバタしてうるさいのでバイクの真ん中もベルトで固定すると良いかもしれない。
最後に一言
こんな感じでバイクの横にガンケースや鮎用の竿を取り付けられると良いかも。
これは撮影用にガンケースをタンデムステップに乗せてカゴに寄り掛からせているだけ。
この位置に取り付けできるなら運転は問題なくできる。
このガンケースの銃床サイズは200mmなので、この品はちと小さい(150mm)。