山梨県猟友会からピンクの紙が送り付けられてきました。
そうです、今年も山梨県猟友会ライフル・スラッグ射撃大会にスラッグの選手として出場する事になりました。
県大会参加者は去年・一昨年とそれほど変わらない顔ぶれですね。
しかし私は2年連続で県大会のスコアはボロボロでした。
今年は楽して少しでも良い成績を収めるため、道具に頼ってみたいと思います。
地区大会
地区大会は10月に開催されていて、ライフルとスラッグ双方の優勝者と準優勝者、壮年の優勝者1名の計6名が県大会に進みます。
ちなみに県大会は7月、一都八県は9月開催。
他の地区大会は6月とかなんですけどね、私の地区は一都八県が終わってから来年の参加者を決める大会が開催されます。
私の地区大会の射撃場には動的はないのでは立射と座射のみ、なので上位を狙うのが結構大変。
その時のコンディションで勝負が決まってしまいそうです。
私は膝が悪い為に、高得点を狙うべき座射が安定しないのが厳しいんですよね。
さすがに立射よりは高い80点台になりますが、それでも立射と座射は10点も得点が変わらんです。
いままで地区大会に3回出場して3回とも準優勝。
どうも正式な大会というのは緊張するのか、周りに流されて撃ってしまうのか、練習通りのスコアなんてのは出ないもんですね。
で、先日行われた青年限定の射撃大会。
今回は160点とまずまずのスコアで優勝。
この大会は優勝(賞状がもらえる)しようがビリだろうが賞金(参加補助金)も特典(何もない)も変わらないので緊張しません。
青年の大会はこれで3回中2回優勝です。
とはいえ、このスコアでは県大会は不安なので、もっと上のスコアを出したいところ。
過去の県大会は散々な結果
去年・一昨年と県大会に出場しましたが、なんと2年連続同じ点数で、立射・座射・動的の合計が162点!
立射・座射・動的の全てがだめでしたね。
県大会はメンタル弱いと勝てません。
まあ、メンタルなんて簡単に鍛えられるものではないので、道具をよくしスコアあげる楽な道を進みたいです。
射撃スコアを伸ばす為にはどんな道具をアップグレードしよう?
まず考えたのは銃をSAVAGE212にしてみる事。
銃が軽いし、自作弾での50mなら狙ったところにちゃんと当たってくれる精度がある。
が、現在もサボットは入手困難だし、弾が手に入ったところでコストが高い。
じゃぁ自作弾でええやん、ってなるのですが、現在精度が良い自作弾は装填・排莢に問題がでる場合がある。
大会では棒を使って薬莢出すのができないって話だし(整備不良扱いで失格?)。
次の自作弾はいつから作り始めるか目途がついてないし。
私のMSS-20はストックがGRSなので持ちやすいのだけれど、重いです。
じっくり狙えば狙うほど腕がぶるぶるです。
筋トレすれば良いだけの話なんですけどね、筋トレなんて1か月もするとやらなくなりますから。
私は去年からGRSに特化した構えにしているので、MSS-20を使うのがベターなんですけどね。
いかせん、2年連続で162点なんでいろいろ考えてしまいます。
動的射撃の練習でMSS-20にマズルブレーキを付けないの?なんて言われていたので、とりあえず試すだけ試してみます。
MSS-20にマズルブレーキをつけてみた
MSS-20は20番にしてはバレルが太めなので、もしかしたらSAVAGE212のマズルブレーキがMSS-20に取り付けできるのでは?
SAVAGE212のマズルブレーキに関する記事はこちら。
MSS-20にSAVAGE212のマズルブレーキを取り付けるにはMSS-20から照星セットを取り外す必要があります。
2本のネジを外すだけですが1本は照星(棒の部分ね)の下に隠れているので、ドライバーとハンマーを用意して取り外し開始。
はい、やっちまいましたー。
照星を横にずらそうとハンマーで叩いていたら隠れているネジを折ってしまうという痛恨のミス。
とりあえず照星セットは外れたので良しとしておきましょうか。
バレル前側のネジ穴に折れたネジが残ってしまいましたが、飛び出している訳ではないので良しとします。
むしろ折れてない後ろ側のネジ穴が開きっぱなしなので目立つ始末。
いよいよMSS-20にSAVAGE212専用のマズルブレーキを取り付けます。
マズルブレーキの穴にMSS-20のバレルはすっぽりはまり、マズルブレーキのちょい奥にあるストッパーでバレルはちゃんと止まりました。
ストッパーはマズルブレーキ側面に3つある溝のうち、手前の溝と2つ目の溝の間です。
なんでストッパーまでバレルを押し込んでしまうと1番手前の溝が意味なくなるんですけどね。
が、前からこれで撃ってみたらどんな感じになるか気になっていたので、このままにしておきます。
とりあえずバレルはストッパーまで押し込んでおいて、マズルブレーキの4本のネジを慎重に閉めていきます。
ネジを全部絞めたらジャストフィット。
ちょっとネジを緩めてマズルブレーキを回す余裕もないくらいジャストフィット。
これで肩付けしっかりしないとリコイルでスコープがメガネに当たるのではないか?といった不安から解放される?
MSS-20にマズルブレーキを付けて射撃場で撃ってみた
弾はREDBIRDの射撃用で、立射10発撃ってみた。
うん?
リコイルが軽減されたのか違いがわからんかも?
続いて座射で10発。
うーん、なんかいつもと変わらないような・・・
バレルをストッパーまで突っ込みすぎるとリコイルはそれほど軽減されない?
あと、マズルブレーキの水平をとらないで取り付けたから、撃った後のバレルの跳ね上がりが右斜め上だ。
だからかわからんけど、スコアはよくもなくって感じ。
工具でマズルブレーキの3つの溝を生かすようにバレルの差し込みを調整。
あと簡易的だが水平器でバレルと銃が平行になるようにした。
で、動的射撃で試してみたところ・・・
はいきた、75点。
1発だけ黒いところに入っていない(かすってる?)のが悔しい。
ま、良かったのは3ラウンドやったうちの1回だけなんですけどね。
こうゆうのは良いところだけしか見せないものです。
得意の3番射台で腰の回転を意識して撃ったらこの点数が出たって感じ。
県大会前のマグレってやつで、大会当日にがっかりするパターンか!
MSS-20のトリガー調整
マズルブレーキ効果を若干感じたのは良いとして、撃っていてトリガーがやたらと重いと感じた。
なんでそう感じたかというと、何度かフリンチングしたから。
トリガーが落ちるはずの力加減でトリガーが落ちないと余計な力が入ってしまい、ガク引きになるかフリンチングになるよね。
家でトリガーの重さを計測したら1.9kg前後だった。
ちなみに前回調整したトリガーの重さは1.6kgくらい。
GRSを外し、トリガー周りにシリコン吹いて何度か空撃ちやったら徐々にトリガーが軽くなった。
どうやらトリガー周りのオイル切れで、トリガーが重くなっていたようだ。
バネの調整もし、1.5kg以上1.55kg未満で落ち着いた。
きわどい調整なので大会前に射撃場の1.5kg錘で計測はしておいたほうがいいだろうね。
GRSのトリガーガード手前のネジ穴が死にそう、ゆるい。
マガジンの入る穴側にネジの先が傾いて入ってるらしく、マガジンが入る穴の壁面がちょっとめくれてきた。
トリガーガード奥のネジをきつく締めると、トリガーガード手前が浮いてきてしまう。
だから両方のネジは緩くはないけどきつくもない感じでしか締められない。
衝撃でいずれネジが取れてしまうそうな感じ。
だもんで、あんまGRSを取り外したくないっす。
最後に一言
SAVAGE212で使ってた自作弾はリコイルがおっかないレベルでしたが、マズルブレーキ付けてからは片手でも撃てるんじゃね?って位リコイルが減ったんですけどね。
REDBIRDの射撃用はもともとリコイルが強い!ってほどではないので、マズルブレーキの恩恵は少ない?
リコイルは減ってはいるとは思うけれど、片手で撃てるほどリコイルが軽くなった感じはしないです。
MSS-20のREDBIRDは弾頭が直接バレルに張り付くスラッグ弾。
SAVAGE212の自作弾は弾頭を包むワッズがバレルに張り付くサボット弾、あとハーフライフルなんで回転が加わる。
この違い?