ハンドロード

LEE MINIE BULLET 450-294-Mを購入してテスト射撃してみた

Savage220とMIROKU MSS-20用の弾を作成しようと動いてます。

45口径のモールドを3つ購入したうちの1つ、LEE MINIE BULLET 450-294-Mを紹介します。

 

LEE MINIE BULLET 450-294-Mのモールドについて

MINIE弾は弾頭の底に穴をあけるタイプなのでピンが付いてます。

ピンを使用するタイプは、一度に作成できる弾頭数は1個ずつのようです。

 

 

LEEのモールドのピンはモールドと固定されています

LYMANやロシアモールドはピンがモールドと分離しているので、モールドを開いた際に弾頭がモールドの左右のどちらかがピンに張り付いたりします。

LEEのモールドは弾頭がくっつくとしてもピンの部分だけなので、ピンの部分だけ綺麗にしておけばモールドを逆さまにするだけで弾頭は落ちます。

 

ピンをわざわざモールドに差し込む手間もないし、弾頭制作はかなり楽です。

ちなみに値段は$40位。

 

弾頭を作ってみた

鉛を溶かす温度は400度位。

モールドの温度は計測していませんが、モールドに入れた鉛が固まるまで4-5秒位です。

 

完成した弾頭の重さは302-305グレインでした。

このモールドで完成する弾頭の重さは294グレインになるようなので、鉛を溶かす温度はもう少し低くても良いのかもしれません。

 

今回はテスト射撃用なので細かい凸凹は気にしません。

 

この弾頭は306グレインでしたので、バリがありますし形もいびつです。破棄です。

 

 

頭の形は平らになってますので、空気抵抗が悪いです。

長距離を狙うのであれば、3Dプリンタなどでチップを作成(Remingtonのサボットのような感じ)し、弾頭の頭に穴をあけ、弾頭の頭にチップをねじ込み、ライフル弾の頭のようにします。

 

ワッズ選び

弾頭の高さは20.75mm位。

 

直径は11.38mm位。

45口径弾頭なので、正確に計測すれば11.4mm位でしょうか。

 

 

当然この弾頭を一般的な20GAのワッズに入れるとスカスカです。

なので、3Dプリンタでワッズを造り、直径をかさ増しする必要があります。

 

購入したワッズ

 

左から

  1. BPI SPORTING 20 Short (SHORT)
  2. BPI SPORTING 20-L (LONG)
  3. BPI COMMANDER (COMMANDER)
  4. CLAYBUSTER CB1078-20 (CLAYBUSTER)
  5. WINCHESTER WAA20 (WINCHESTER)

ガスシールはBPIのガスシール。

 

弾頭をカップにセットしてみた

弾頭をカップにセットしてみると、弾頭の高さはWINCHESTERでぎりぎり、CLAYBUSTERは余裕あり、BPIは弾頭がはみ出しています。

BPIを使用する場合は羽を切り落として使用する感じになるでしょうか。

 

ワッズの高さ

 

ショットシェルはREDBIRDを使用します。

ケースの頭をカットした全長は66mmですが、内側の高さは60mm位です。

火薬の高さ6-8mmとロールクリンプ6-10mm分を除くと、ワッズなどで使える高さは42-48mm位。

 

CLAYBUSTERだと火薬量とロールクリンプ量によっては高さがギリギリになる計算ですね。

ガスシールとファイバーワッズを組み合わせた高さはWINCHESTERのガスシール+クッション位の高さなので、この組合せでもOKです。

 

 

3Dプリンタでワッズ作り

 

ワッズはSLAの3Dプリンタで作成。

同時に70個、2個で1発分なので35発分が印刷できます。

 

ワッズは2種類作成。

カップに入れるタイプと入れないタイプです。

 

今回はWINCHESTER、CLAYBUSTER、COMMANDERはカップに入れるタイプを使用しました。

COMMANDER以外はちょっとだけカップ内径が大きく、ワッズが緩い気がしますので撃っても精度ダメかも。

 

 

弾頭には溝があるので、この溝にワッズをひっかけるように設計しました。

この微調整だけで数日費やしましたね。

 

BPIのSHORTとLONGはカップの径が小さすぎるので、カップは切り取りました。

むしろこっちのほうがバレルへの食いつきは良いかもしれません。

あとはBPIのガスシール+ファイバーワッズの組み合わせですね。

 

BPIのLONGが一番高さが出てしまいました。

この高さは厳しいかも。

次に試すときは、カップを切る時に上の凹部分も切ったほうが良いかもしれない。

 

 

実包制作

火薬量は23grから28grまで1gr刻みで6パターン作成。

今回はワッズの種類も6パターンなので、1パターンでは3発ずつ作成。

合計6 x 6 x 3 = 108発の実包を作成します。

スコープのゼロイン用に23grのガスシール+ファイバーワッズを10発余計に作成。

118発なので2日に分けて作成することになります。

1日100発までのリロード制限法の問題もありますが、正直1日で100発も作るのは大変です。

3日かかりました。

 

写真はワッズ3種類分しかありませんが、ワッズの高さはこんな感じです。

 

ロールクリンプは問題なくできました。

ちょっと弾頭がカタカタしていたので、後日さらにロールを深くしましたが意味ないですね。

 

一番高さがあったのはBPIのLONGでしたが、28grでも問題なくロールクリンプできました。

 

 

射撃場で撃ってみた

今回は弾速の計測がメインです。

弾速が上がらないようであれば、ガスシールの問題です。

弾速計測はFPSです。

 

N/Aは人為的計測ミス。

-は計測不可。

WINCHESTER

23gr 1406 1455 1361
24gr 1365 - 1436
25gr N/A N/A 1529
26gr 1541 - 1536
27gr 1626 1537 1570
28gr 1582 1606 1605

 

COMMANDER

23gr 1380 1399 1409
24gr 1481 1432 1486
25gr 1496 1515 1504
26gr 1591 1554 1539
27gr 1588 1624 1585
28gr 1616 1564 1599

 

CLAYBUSTER

23gr 1413 1454 1305
24gr 1394 1424 -
25gr 1455 1512 1478
26gr 1550 1548 1413
27gr 1610 1606 1582
28gr 1636 1615 -

 

SHORT

23gr 1449 1436 1381
24gr 1480 1473 1402
25gr 1512 1566 1488
26gr 1516 1572 1548
27gr 1645 1663 1613
28gr 1640 1587 1656

 

LONG

23gr 1381 1313 1357
24gr 1429 1355 1408
25gr 1430 1402 1420
26gr 1445 1421 1502
27gr 1565 1438 1552
28gr 1562 1569 1431

 

GAS+FIBER

23gr 1396 1425 1364
24gr 1442 1444 1488
25gr 1448 1505 1491
26gr 1454 1525 1546
27gr 1601 1589 1605
28gr 1581 1617 1598

 

 

結果考察

同じ火薬量、同じワッズでの弾速の微妙なバラつきは、弾頭の重さ、ショットシェルの長さの影響も出てます。

ショットシェルは66mmでカットしているとはいえ、65.9mmとか66.4mmとかも混ざってますし。

 

弾速を出すには

全体の結果から25grで1500FPSが見えてくるようです。

27grで1600FPSが見えてくるようです。

火薬量30grも詰めれば計算上1700FPSは出そうですが、ショットシェルの長さが短いのでどうでしょうか。

ショットシェルのカット量67mmはぎりぎり使えそうな感じではあったので、そちらを攻めるのも良いかもしれません。

 

 

WINCHESTERとCLAYBUSTERはダメなのか?

上記の表にWINCHESTERとCLAYBUSTERに「-」表記がありますが、これは火薬がちゃんと燃焼しなかったパターンです。

弾は一応出ましたが、弾速は計測できなかったようだ。

撃った瞬間「弾は出たか??」って感じの音とリコイル。

 

ショットシェルが真っ黒になってます。

バックファイヤーを起こしている感じです。

ガスシールがダメなのか、ワッズが緩かったのがダメなのか。

 

 

全体的にガスシールがダメかも

どのワッズもREDBIRDに入れるときは、指で軽く押し込むことができました。

つまりガスシールが緩いってことです。

BPIの単品ガスシールも緩いので厳しいです、弾速見ればわかります。

12GAのBPIガスシールは良かったんですが、20GAのはダメですね。

火薬量増やして弾速が落ちるってどういうこっちゃ。

 

唯一まともだったのはSHORT

今回のテストは弾速計測が目的でしたが、一応精度確認もやってました。

唯一狙った付近に飛んだのはSHORTだけでした。

弾速も安定している感じです。

他の弾は的板のどこに飛ぶかわからない、そもそも的板に当たらないような状態。

3Dプリントワッズのせいでもありますけどね。

 

弾速と精度を出すには

3Dプリントワッズがショットシェルに手で押し込めるくらい緩い。

この辺はきっちりとプレスして押し込めるくらい攻めないとダメでした。

かといって攻めすぎてショットシェルが膨らむのはアウトなんで、ギリギリを見極めないとダメですね。

これで精度は安定する?

 

とりあえずLONGとBPIガスシールはもう使わないかな。

WINCHESTER、CLAYBUSTER、COMMANDERはカップを切り落として使ってみます。

弾速を出すには火薬量30grまで攻めないとですね。

ただ、SHORT以外のガスシールはガスシール部分にリップがないんだよね。

それでガスが漏れている可能性もある。

 

市販のワッズで使えるのはクッション部分だけなのか?

ワッズの上下カット面倒です。

3Dプリントガスシールと併用だと高さが出てしまうから、SHORTとCOMMANDER以外はガスシール部分もカットしないとです。

BPIガスシールはクッションというかスペーサー代わりに使うのもありかもしれないが。

 

最後に一言

市販のワッズはこんなにダメだったっけ?

SAVAGE220はライフリングがあるから、MINIEの穴がなくても精度が出るはず。

穴が潰れてしまっている可能性もあるんだよね。

SAVAGE用はMINIEと同時購入した他の弾頭にシフトしてしまうのもありかもしれない。

MINIEはMSS-20専用で、1500FPS付近で攻めますか。

 

 

 

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