Savage220 ハーフライフル のカモステンを購入しました。
まだ1発も撃っていませんが、購入した理由など。
ハーフライフルの譲受が規制される前に購入
現在猟銃を所持している方はご存じだと思いますが、ハーフライフル銃身の譲受が近々規制されてしまいます。
規制前にハーフライフル銃身を所持している場合は、既得権によりそのハーフライフル銃身は所持し続ける事が可能です。
規制後にハーフライフル銃身を譲受したい場合はライフルの譲受と同じルールになります。
だいたいこんな感じの法律が施行されます。
ハーフライフル銃というかライフリングのある銃身の問題です。
執筆時点ではまだハーフライフル銃身の譲受は可能ですが、県によって違うかも。
規制後に現行のハーフライフル銃身を持つ銃はライフリングを全て削ってしまえば「平筒」になりますので譲受は可能です。
ファクトリーロードだとスラッグはサボットより安いですし、50mならサボットと比べても精度にそれほど差がある感じではないので規制後でもまだメリットはあります。(ハンドロードのサボットならファクトリーロードのスラッグより安いけど)
スラッグ射撃大会はほぼボルトアクションが上位にきますから、スラッグ射撃をするならライフリングを削ったSavage220も良いかもしれないです。
Savage220はMSS-20より安いですから。
ライフルが買えるのにライフルより精度も弾速も劣るうえに高価な弾を撃つハーフライフル銃を誰がわざわざ買うねんと。
(まだ)スラッグ射撃大会にエントリーできる以外の用途だとサル撃つくらいしか用途思い浮かばないですよ、マジで。
せめて5年以上とかにするとか、フルライフリングOKにするとかさ、以上愚痴でした。
以後「ハーフライフル銃身を持つ銃」は「ハーフライフル銃」と記載しますね。
私は現状ハーフライフル銃を2丁所持しています。
Savage212と、レミントン870のハーフライフルバレルです。
どちらも12番なので、20番のハーフライフル銃も規制前に所持しておかないとライフルが所持できるまでの5年間もやもやしそう。
という訳でSavage220を購入しました。
ハーフライフルは20番で十分?
ハーフライフルを購入する層は大物猟をする人ですよね。
100mでも精度が良いので単独猟で使うメリットもありますね。
単独猟をしていると遠くで止まっている獲物を見つけて撃つ機会も多いのではないでしょうか。
止っている獲物を気づかれる前に撃つなら膝撃ちができたり木に依託できるチャンスもあったりと、割と正確に狙うことはできるはずです。
となると、シカであれば狙うのは首です。
弾はそこまで大きく上下にずれないので、ずれるとしたら腕とか高低差ですかね。
首を狙うのであれば威力はそれほど必要ありません。
重要なのは遠射時の精度で、シカの首の太さからいうと射撃場の的の7点位。
ハーフライフルでサボット弾を使っていれば、的の7点ならば100mでも結構入ると思いますね。
12番のスラッグだと100mは結構難しくて、縦にも横にもずれて飛んでくイメージしかない。
私はSavage212ハーフライフルを1年間狩猟で使用してみて20番で十分ではないか?と思いました。
12番のSavage212で20番のAS-COMPANY LYMAN弾頭をわざわざワッズを作って撃っていた訳ですが、100mなら精度も威力も問題なしでした。
基本的に頭とか首、妥協して心臓狙いだからかもしれませんが、全て1発で仕留めています。
もちろん外したのもあるけれど、それは腕の問題。
そもそもですよ、(私の知っている限りでは)サボットの弾頭って12番用でも20番の口径より弾頭径が小さいじゃないですか。
20番の口径より小さい弾頭をわざわざ12番で撃つメリットって何ですかね。
20番のほうが少ない火薬でガス圧稼げる分コスパ良いと思うんだけどどうなんでしょ。
ステンレスバレルにした訳
今回購入したのはカモステンのモデルな訳ですが、正直カモ柄のストックはいらないっす。
知り合いがカモステンを所持していますが、わずか1年で日焼け?でカモ柄が白っぽくなってるんですよね。
なんでステンレスバレルで黒ストックがよかったけど仕方ないですね。
気になったら塗装でごまかしましょう。
で、なんでステンレスバレルにしたかというと、サビ対策です。
狩猟は雨の日は休みでも、雪の日はやります。
雪が降っていると、バレルに雪が積もったりしてびしょ濡れになります。
帰る頃にはバレルにサビが浮いているなんてザラです。
で、Savage220のステンレスバレルなのですがピカピカ加工ではなく、ちょっとマットな感じの加工がされています。
これなら光でギラつく事も軽減されるかも。
もし獲物にバレルの光で気取られるようであれば、カモ柄のテープを巻けば済む話なので問題ないですね。
ステンレスだからテープの下でバレルがサビてた!って事もないと信じているので。
以下Savage212黒バレル黒ストックとSavage220ステンバレルとカモストック比較画像
まだ撃ってないけど印象を
所持して1か月を経過して未だ1発も撃っていませんが、とりあえず印象。
ボルトは相変わらず硬いです。
これはオイルを塗って何度もガシャガシャしないとダメですね。
まだガシャガシャしてないのでSavage212のボルトと比べるとピカピカ具合が全然足りないですね。
持ってみた感じはめっちゃ軽い。
スコープは乗せていない状態ですけど。
軽すぎておもちゃのように感じます。
スコープはMarchの1-10xをFX IMPACTから移行します。
スコープを載せたらチークの高さとストックの長さ調節をします。
狩猟は登山なので装備の軽さは私のような虚弱体質には重要です。
弾も1発あたりは若干軽くなるだけだけど、10発も持つと結構な違いがでる。
最後に一言
持論ですが大物猟をするなら20番のほうが良いと思うんですよね。
銃が軽い、遠射した時の精度が良い、リコイルが軽い。
散弾を撃つなら12番のほうが良いけれど、1発弾なら20番で十分かと思います。
よく12番のほうが20番より威力が高いからとか言われますが、私は精度のほうが重要かと。
30mなどの近距離戦では威力が高いほうが獲物をしとめやすいのかもしれません。
50m以上の中距離戦では12番だとしっかり狙っても思ったところに弾が飛んでいきにくい気がします。
いくら威力が高くても当たらなければ意味がありませぬ。
ハーフライフルでサボットを撃つなら別です、12番でも遠射で精度がでるので。
でも12番でも弾頭は小さいから12番?って言われると微妙。
そもそも私は弾を獲物の体に当てて獲るという考え方がもうありません。
現在のトレンドはネックショットです。
走っている獲物も積極的にネック狙います。(で、外して怒られる)
ネックをしっかりと撃てるよう動的の練習をしていますが、まだ練習足りないす。
最新ではこんな感じ。(SavageではなくMSS-20ですが)