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耐熱レジンSiraya Tech Sculpt Ultra Whiteでオリジナル弾頭のモールドを作成してみた(2)

今回も懲りずに3Dプリンターで耐熱レジンSiraya Tech Sculpt Ultra Whiteを使用し、弾頭用のモールドを作成してみました。

 

 

 

今回の設計もFreeCADで

今回の弾頭やモールドの設計は無料のFreeCADで行いました。

全てのCAD設計はFreeCADでやってます。

 

新しい何かを設計しようとするたびに新しい手法を覚えるので使っていて楽しいですね。

 

 

動画では説明していなかったですが、こっそり弾頭の尻を末広がりからストレートに変えてます。

本当は尻はキュッと内側に締めたいんですけど、流石に3Dプリンタ製のモールドでは剛性的に無理なんで。

 

 

テストプリントは必要です

何を作るにしてもテストプリントはやったほうがいいですよ。

 

出来上がったものを見て

「あーここはこうした方がよかったかー」

なんていうのはよくあるので。

設計段階では気づかないものなんで。

 

今でも新しいワッズを作ったりするときにテストプリントしないで本番レジンで大量に印刷を行い

「やっべ、外径小さくし忘れた」

なんて事をしています。

 

今回のモールド作成でもテストプリントを行っていたことで

「フタのネジはもっと低くてもいいな」

「底のフタはリングにしたほうがいいな」

なども気づけたし。

 

 

ガラスコーティング

とりあえずガラスコーティングとはなんぞや?って事で商品を調べてみると、大体車にコーティングする液体が検索で引っかかる。

 

効果は「ガラスコーティングした木」に「火をつけても燃えない」らしい。

 

モールドは高熱になるのでガラスコーティングしとけばモールドの熱に対する強度が上がるかな?という安易な考えでネットショッピング。

 

とりあえず購入したのはAmazonで見つけたこの商品。

 

プロショップが扱うガラスコーティング剤と同じ濃度で国内製造という事と価格も高くないし。

これが高熱にどれくらい効果があるのかは知らないけど、とりあえずガラスコーティングだから同じような効果だろって事で。

硬度も9Hらしいので傷にも強くなると嬉しいんですけどね。

 

 

本番で使用するモールドが出来上がったら全体にガラスコーティングをしまくります。

 

 

手回し式のモールド

やっぱり本番になると問題が発生します。

 

モールドは手で掴む事になる仕様ですが、手袋をつけているとフタを回す時に抵抗が少なくなるので滑る。

せめて外径を大きくするとかモールド本体を四角くするとかやりようはあっただろうに、テスト段階では気づかず。

 

という訳で滑らない素手でフタ回す事になってしまいました。

素手でも簡単にフタは回りません。

 

原因はモールドを掴みにくいというのが一番だけれど、それに加え鉛が全然切れない。

 

ほら、Youtubeの動画では手で簡単に回してフタで鉛切ってたじゃん。

 

しかし気づきました

 

「ワイの鉛は活字鉛やんけー」

 

はい、活字鉛は鉛より硬いので、簡単にはねじ切れません。

 

これが失敗の原因の1つであることは間違いない。

 

さらに、鉛を入れる穴がモールドの中心からそれほど離れていない事も原因の1つだと思う。

中心から穴が離れているほど、力が加わりやすいんじゃないかと今更思う。

 

あと、このモールド、熱で膨張してないか?

フタも取れないけど、底のリングも結構取れなかったから。

 

 

じゃぁツールで掴めば厚くないしフタも掴めるしいいんじゃないか?

と思ったけれど、フタは大きすぎるし、本体は丸いしで全然掴めない。

 

結局手で回してみたけれど、フタが割れてしまいました。

ツールでクラックでも入ったのかな?

 

とりあえず失敗作だったのは間違いないので、次行ってみよー。

 

 

3Dプリントする際の造形物の角度

もうこのネタだけで1つのコンテンツになるくらい重要らしい「印刷角度」。

 

今までは「サポート痕が付く範囲が広がるから嫌」とあえて避けてきました。

 

しかし今回は

 

印刷のベスト角度は30度

 

とかいう(違ったかも)記事を読んでしまったがために、30度で印刷する事にしたんです。

 

なんで印刷に角度をつけるかというと、印刷物はFEPフィルムという透明フィルム上でUV光を当たられて硬化し、その層のプリントが終わったら一度ビルドプラットフォームが上に上がる訳です。

その際にFEPフィルムから印刷物が剥がれる訳ですが、一度に印刷される物の範囲が角度をつける事によって少なくなればFEPフィルムから剥がれやすくなるので失敗も減ると。

かといって角度をつけすぎても積層痕が残りやすいとか色々問題があるらしい。

 

で、

 

30度

 

この角度が良いらしい。

 

例えば90度にして造形物を寝かせると、印刷時間は減るけど一度に印刷される範囲が大きくなるのでFEPフィルムとの剥離抵抗が増えるので失敗が増える。

確かにたまーに印刷しているときに

 

バコン

 

とか音がなる時があったな。

 

 

しかし今回は30度は全然失敗。

モールドの内側が真っ直ぐ印刷されなかったためにヤスリで削ったりする必要があり結構苦労しました。

 

結局モールドの本体作りではデフォルトの0度が内側も真っ直ぐ印刷されていい。

 

 

ちなみに印刷角度をつけようがビルドプラットフォームの軸がずれてると失敗するし、軸がしっかりしててもサポートから先が無くなってたりする。

同時に印刷する造形物の量を減らしたりした方が、よほど効果がある気がする。

印刷時間は倍以上増えるけどね。

その辺りのバランスを考えるのが3Dプリントの難しいところだ。

 

 

 

Svarogの円柱式タイプのモールド

どうせモールドの大きさ的に1発ずつしか弾頭作れないなら、同じ円柱タイプのSvarogのZVEROBOYあたりの取手使えばいいのでは?

なんてよくわからない発想になってしまいました。

 

思い立ったらすぐに設計に取り掛かります。

今回のポイントは、フタカッターをハンマーで叩く際にボルトにかかる圧力に耐えられるようモールドの上側を大きくする、です。

 

設計は慣れたもので、ささっと終了。

テスト印刷をしてみたら1発で取手もボルト位置もネジ位置も決まってました。

 

本番印刷もヤスリとかタッピングが必要だったけど無事1回で終了。

 

ガラスコーティングもしたしこれはいける!

 

などと淡い夢を抱きながら鉛を流し込んだ訳です。

 

いざフタカッターを開けようと思ったらハンマーが無かったことに気づきます。

 

部屋に戻りハンマーを手に作業場へ。

 

で、フタカッターをハンマーで叩いたら1発で終了ですよ。

 

ボルトの外側が割れるとかじゃなく、そっち側のモールド全部割れた。

 

 

Siraya Tech Sculpt Ultra Whiteではモールド作り無理

もうね、無理です、ソウルシリーズでも折れなかった私の心が折れた・・・

 

SirayaTech Sculpt Ultra Whiteは耐熱性は間違いなくあります。

しかし強度は全然ありません。

多分私が所持しているレジンの中で最弱。

さらに熱が加わると強度が下がるようだし。

 

今後色々設計してみてもすぐに壊れるようではこのレジンを使いモールドを作成し続けるのは難しそうです。

このレジンはクソ高いので。

前の記事でも書いたけど、このレジンは日本では販売していないので送料含め1kgで12,000円超えします

前の記事書いた時より円安なのでもっと高いと思う。

 

 

もしこのレジンで何かしらのモールドを作るなら、鉛の注ぎ口に残った鉛はモールドに入っている状態で切るのではなく、モールドから取り外してからカッターなどで切断すればいける気がする。

設計はすぐにできるけどね、フタは無しでモールド本体に鉛を入れる口と穴もある感じかな。

ただ弾頭は数作るのでさらに時間のかかる工程を増やしたくない、という私の考えでは厳しそうです。

 

このレジンは粉っぽいのでクッキーの型を作るわけにもいかないので、時間があれば残ったレジンでフタ無しモールドを作ってみるかも。

 

 

最後の一言

オリジナル弾頭作りは諦めていません。

このレジンで作るのはとりあえず一旦中止。

 

 

 

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