天候晴れ、風あり、気温6度。
9時30分狩猟開始。
本日の装備
M870 7.5号6発、4号6発、スラッグ6発。
Tシャツ、ジャケット、ミリパン、靴下2枚、オレンジキャップ、ベスト。
クイックドロービノハーネス、モンベル釣りポーチ。
いつも記載しているジャケットとはコロンビアのMデコイ1986パーカーのカーキカラー。
左右のポケット内にはショットシェルホルダーが各4つ。
ジャケットの上からポーチやバックパックのウエストベルトを付けるので、ポケットへのアクセスは面倒。
そしてポケットのフタがマジックテープなので開ける時にベリベリ鳴ってしまう。
上からオレンジベストを着るので、結局すぐに使う分のショットシェルはベストのポケットに放り込んでる。
え?そこにイノシシがいるの?
今日は以前チェックした鳥が多いポイントを見てからイノシカを探しに行こうと思う。
駐車はススキが多く茂っている所にあるポツンと開けた場所。
軽トラ車内から荷物を取り出し、軽トラの荷台の上に載せていく。
ドアをロックし、各装備をしようとしていたその時10mくらい正面の林付近から
「ブモォーィィ」
とよく判らない鳴き声が聴こえた。
その鳴き声に呼応するように
「ビヤァァー」
と別の鳴き声が奥のほうから、シカか!
と思っていたら、目の前の林をトットコ横切る灰色のイヌのような生物。
小走りで移動するその生物よく見ると
「イノシシじゃねーか」
直ぐに撃ちたいところだが870は銃カバーの中。
そして実包はカバンの中。
イノシシは視界から消えてしまった。
林の裏には林道が走っているのでどちらにしても撃てなかったが。
すぐに装備を身に付けイノシシが居た辺りを調べる。
そしてイノシシと思われる新しい足跡をトラッキングしたのだが、足跡はススキの密集地帯へと続いていた。
ススキの密集地帯には縦横無尽に獣道が走っているので、犬がいないとイノシシを見つける事は難しいだろう。
それにしても初めて見た生きている獣がイノシシになるとは全く想像していなかった。
グループ猟に初めて参加した時も獲れたのはイノシシだった。
イノシシのトラッキングは諦め、イノシシが居た地点を調べてみた。
イノシシのウンコ?とシカのウンコ。
少し離れた場所にはたくさんのシカのウンコ。
どうやらこの辺りは鳥を獲るだけではなくイノシカを獲る事もできるボーナス地点だったようだ。
栗の木があるので、イノシシは栗を求めてきていたのだろうか?
この付近はどちらかというとフラットな地形で、この山の中では抜群に日当たりが良い。
ススキ密集地帯の周囲を調べると沢山の足跡を発見する事ができた。
なるほど、無理に斜面を登らなくてもイノシカを見つける事ができそうだ。
適当に新しい足跡をトラッキング、ゆっくり進み周囲を見渡すがイノシカの姿は見えない。
そして時折進行方向ではない遠くのほうで聴こえる
「ピヤァァァ」
という鳴き声。
シカは遠くに行ってしまっているようだ。
先日下見をした付近のさらに奥まで見にいってみたが、イノシカは発見できず。
鳴き声も聞こえなくなった。
いつのまにか時間は13時を過ぎてしまった。
ヒヨドリが沢山いたが、鳥を獲る気力はない。
もう4時間も歩いているのでクタクタだ。
車に戻って食事にするとしよう。
次回以降ススキ密集地帯から出猟する事に決定。
駐車する場所はもう少し遠くにしないと林にいるかも知れないイノシカを逃がしてしまうな。
そして林に静かに入れるルートも見つけなくては。
風が強くなってきたので14時終猟。
最後に一言
9時頃にイノシシが寝ていないなどまったく考えていなかった。
イノシシを見てしまうと一気にやる気になる。
時折シカの鳴き声が聴こえたりするものだから、休憩しないでいくらでも追っかけてしまう。
しかし数時間移動して気配が感じられないと一気にやる気ダウン。
腰が痛い、斜面の登り降りで無理な体制でもしたか?
距離も相当移動したし斜面も登り降りしまくった。
途中から疲れてしまい「止まって周囲を見て音を聞く」がおろそかになってしまった。
やはり急斜面は状況確認している余裕がない、足がよろけて下にころげ落ちないよう考えるので精いっぱい。
おっさんは素直に緩い斜面だけ攻めたほうが良いのかもしれない。
幸いこの猟場は平坦なところにもイノシカはいるようだし。