膝の手術をしてからタツマ専門でやってます。
春から秋の管理捕獲は虫が嫌
冬の猟期が終わる春からは早速管理捕獲が始まります。
夏が近くなると草木が生い茂り視界が悪くなるだけでなく歩行も困難。
そして登山客やハイカー、山菜取り、釣り人、犬の散歩なども道なき森の中を歩き回る季節でもあります。
なので管理捕獲期間は猟期中以上の安全確認と集中力が必要になるのだけれど、気温が高く体力を奪われているので集中力が切れがち。
そんなバッドコンディションの時期、さらに集中力を削いでくれる厄介な存在がいます。
虫です。
寄ってくる虫
集中力を削ぐ虫は私的には3種類。
1つは「蚊」と「ブヨ」と「アブ」。
まぁ虫除けスプレーで対策できる。
1つはメマトイ。
こやつらは顔の周りをブイーンと飛び回り、歩いて逃げてもずっと顔の前を飛んできます。
メガネをしていても目の中に飛び込んでくるという糞虫です。
黒い無線のイヤホンをつけている耳にもまとわり付くので羽音もストレス。
蚊やブヨ対策の防虫スプレーでは防げないので、自作「ハッカ油」スプレーを顔に吹き付けて対策します。
もう1つはハチ。
ハッカ油で対策できるらしいのですがミツバチとか寄ってきます。
刺されたりなんて事は今までありませんが付近をホバリングされてたら気になります。
刺されると痒い虫系の虫除け
蚊やブヨやダニなどの刺されると痒くなる虫除けスプレーの成分としてメジャーなのは「ディート」と「イカリジン」。
有効成分
イカリジン
イカリジンは子供でも使用回数制限の無い虫除け。
対象は「蚊、ブユ、アブ、ダニ、ヒル、トコジラミ」。
ディート
ディートは有効成分10%以下は生後6ヶ月から使用可能で2歳以上から1日1-3回で12歳からは制限なし、有効成分30%は12歳以上から使用でき、使用回数制限なし。
昔からある防虫剤は大抵ディート配合らしい。
対象は「蚊、ブユ、アブ、ダニ、ヒル、トコジラミ、ノミ、サシバエ」
スプレータイプ
エアゾール
缶。
ワンプッシュでブシューと出る。
スプレー中はヒンヤリ感あり。
パウダー入りなら汗で流れ落ちにくいので長持ち。
サラサラ感がある。
ただし、スプレー中や少し後まではパウダーが飛び散るので気管に入りやすくむせる。
ミスト
PPボトル。
ワンプッシュ霧吹きタイプなので、必要以上にぶっかける事はない。
パウダーが配合されていないのでむせない。
逆さだと出なくなる。
おすすめの虫除けスプレー
12歳以上なら
ディート30%配合のミストタイプです。
ディート10%と比べましたがより虫が近づきにくくなった感じです。
ディートはイカリジンより防虫できる虫の種類が多いです。
5−8時間効果が持続するので午前1回午後1回で効果はバツグン。
エアゾールタイプはワンプッシュで一気に出てくれるのが楽なのですが、とにかくムセルので私は好きではありません。
私の場合は顔以外にしっかりと吹きつけるので、1シーズンで1本必要です。
12歳未満なら
イカリジン15%配合のミストタイプです。
ディートと比べると虫除けできる虫の種類が減りますが、皮膚への刺激が弱いので皮膚の弱い人はこちらの方が良いかも。
効果もディートとさほど変わらないような気がします。
メマトイ対策は手作りハッカ油で
ディートやイカリジンの虫除けスプレーをしても寄ってくるメマトイは手作りのハッカ油で対策してます。
作り方は簡単で、100均の50mlアルコール対応スプレーボトルに「ハッカ油」(10滴)「精製水」(45ml)「無水エタノール」(5ml)を入れて混ぜるだけ。
スプレーボトル以外の材料は薬局で全部揃うと思います。
手作りハッカ油を顔まわりに吹きつければ、メマトイは近づきにくくなります(来ても離れていく)
効果時間は1時間程度とそれほど長くはないので、メマトイが寄ってくるようになったら再噴射できるよう携帯してます。
虫除けスプレーと併用すると効果的なグッズ
バグオフ
バグオフは狩猟を始めた年に購入したのですが、勢子をやるようになってからは一度も使用していませんでした。
移動中に網目が薔薇とかに引っかかるんですよね。
現在はタツマをメインでするようになったのでバグオフを再び使用することにしました。
バグオフの下には長袖のひんやりシャツを着用してます。
虫除け効果の程ですがフード着用で耳付近を飛行する虫の音に悩まされなくなりました。
下半身はズボンの上から虫に刺されていましたので、虫を寄せ付けないというより止まっても離れてくれる効果なのかな?
お守りみたいな感じですかね。
虫除けスプレーなどと併用すると良いでしょう。
最後に一言
虫除け対策していないと管理捕獲やってられない。
転んだ獲物にはダニがびっしり付いてるし、解体中に腕を伝って首まで登ってきます。
流石に慣れたので、ダニは指で摘んでポイできる。