今回も12番Savage212で20番用のSvaroghunt MATCH弾頭を撃つ内容です。
3Dプリントしたワッズ・クッション・ガスシールはほぼ完成したと思ってます。
ワッズ・ガスシール・クッションは3Dプリンタで作成してます
自作の詰め物は全て光造形3Dプリンタで作成してます。
使用している3DプリンタはELEGOO Mars3で、3Dプリンタを始めるのに最適なモデルでした。
量産するには手間とコストがかかりすぎるけど、自分で使う分を作るくらいなら1日フル稼働で50発分は作れるかな。
造形物の販売をを考えるなら大型のSaturn8kあたりが欲しい。
ワッズはRESIONE TH72というレジンで3Dプリントしてます。
今回の射撃で発射時にワッズが割れている可能性が出てきたので、次回はガスシールと同じレジンで作成してみます。
こいつはSvaroghuntの20番用MATCH弾頭を12番で撃つ為の専用ワッズ。
ガスシールはRESIONE TH72とSirayatech Tenaciousというレジンを混合して3Dプリントしてます。
市販のガスシールと比べても見劣りしない出来栄えと自負してます。
クッションはSirayatech Tenaciousというレジンで3Dプリントしてます。
フレキシブルに全振りしているようなレジンなので3Dプリントが難しいです。
Sirayatechのレジンはamazonで定期的に安売りしているので、安い時に買いだめしてます。
クリンプはロールクリンプする事にしました
シェルケースはクリンプしないとSavage212で使用するのが厳しい事が前回判明しました。
Remington 870だと薬室までの経路がテーパーになっているので、弾のクリンプが甘くても薬室に滑り込んでくれるんですね。
でもSavage212は薬室までの経路がテーパーになってない。
弾がしっかりクリンプされていても、弾の滑りが悪いだけでも装填で引っかかるのがSavage212。
なので、広げてしまったショットシェルケースの口を少し窄める為にクリンプする事にしたんだけど、RXPのケースは肉厚なんでロールクリンプが非常にやりにくい。
色々考えた結果、シェルケースが変形しない程度、ちょっとだけロールクリンプする事にしました、これをチョイクリと名付けます。
2mmも下げれば十分。
普通のリロードでチョイクリするとなるとワッズと弾が動かなくなるよう押さえるものがなくなり、ワッズと弾がシェルケース内で動いてしまう可能性が。
なのでワッズの上に丸くくり抜いた厚紙や薄いコルクなどを置いてグルーガンでシェルケースに軽く接着。
12番はこいつで厚紙などをくり抜くと良いです。
弾のケースをひっくり返す
今回は火薬量を調整して弾の精度を確認しようと思っていたので火薬量の異なる8種類の弾を作成。
全てのシェルケースにワッズまで入れ終わり、あとはクリンプをすれば良いだけの状態でした。
で、チョイクリが終わった弾から、弾のケースに入れていたんですね。
34グレインまでケースに入れ終わったところで、弾のケースに手を引っ掛けて床に弾をぶちまけてしまいました。
弾のケースを少し高いところに入れていたのが失敗でした。
35グレインと36グレインはチョイクリ前だったので無事だったんですけどね。
クッションの位置で火薬量を見極めようとしましたが諦めました。
弾速計測がうまくできない件
Caldwellの弾速計は、弾速計の2つのセンサー上を通った物の影で速度を計測します。
Magnetospeedのようにバレルに何かを取り付けるタイプではないので、弾の精度を犠牲にする事なく弾速を計測できます。
とりあえず、バラ撒いてしまった弾は火薬量はわかりません。
なので、前回設定をミスってしまったMagnetospeedの再設定(リセットした)がうまくできているか試してみました。
うん、多分設定は元に戻ってくれた。
火薬量に対しての(29-33グレインのどれか)想定通りの弾速を計測してくれていたので。
で、34グレインからCaldwellで弾速が計測できるかテストしたのですが、これがとんでもない弾速を計測してくれました。
3800fpsとか計測したので、弾速計の故障を疑いましたね。
その日は射撃場に人が大勢いたので、近くのライフル撃ちの人に弾速計を試してもらいました。
2回計測したのですが、7mmライフルの想定内の弾速でした。
その後私が撃ったら2000fps超えは当たり前で、3000fps超えとか何度か出るし。
つまりどうゆう事だってばよ?
ガス圧が強くてワッズが欠けた?
にしても、3000fps以上で何かが飛んでいったのは間違いないとは思う。
弾は流石にその速度は出てないはず。
撮影データを確認したら、ライフルの着弾よりサボットの着弾の方が明らかに遅いんで。
2回目の射撃テスト
今度は弾のケースをひっくり返すこともなく、29グレインから1グレイン刻みで36グレインまで弾を作成。
今回はワッズをクッションにピッタリくっつくように入れました。
前回はワッズは少し押し込んだだけで、クッションとの間には隙間があったので。
クリンプもチョイクリから1mmほどクリンプを深くしました。
結果シェルケースの口が外側に少し膨らんだ感じになっちゃいましたね。
次回はチョイクリに戻します。
で、射撃場でCaldwellで弾速を測りつつ精度を確かめました。
33グレインから弾がまとまり始め、34グレインで5発中4発は重なりました。
で、弾速ですが、6000fpsを超えたりしてましたw
何が6000fpsで飛んでるのか気になるw
ワッズが欠けている可能性は捨てきれませんが、弾速計がマズルと近すぎてガスの影を拾っているかもしれません。
弾速計からマズルをしっかり離すとなると、西富士射撃場だと自分は銃架あたりまで下がらなくてはなりません。
他の人がいない時ならやれないこともないだろうけど、人がいるときは危なくて無理っすね。
最後に一言
とりあえず次回でSvaroghunt 20ga Match for 12ga弾完成したいです。
今回作成したLongshot 34グレインで完成でもいいんだけど、5発全部重ねたい。
ただね、Caldwellの高級レストを使用(借り物)してガチガチで銃を固定しているのに、動画で確認するとたまーにガク引きになってるんですよね。
そうなると弾の精度以前の問題なので、5発を重ねるのって難しい。