暖かい日と寒い日の温度差がありすぎです。
もう若くはないので体調崩さないよう気をつけなければ。
1月16日 犬と大物猟
今回は自分と犬とで初めての大物猟をやってみます。
過去に犬を連れて鳥撃ちしている時に何か大物を出して追っていった事はありますが、最初から犬と大物狙いでの猟は初めてです。
犬は甲斐犬2歳メスの大福さんです。
山は自分が狩猟1年目の頃に単独で入ってた山へ来ました。
当時は鹿の痕跡がたくさんあったので何かに出会えると良いですね。
今回は溜池から沢沿いに山を登るルート。
単独の時は山の反対側から沢へ移動したりしていたのですが、その時に鹿が溜まっていた沢を直接登ることにします。
1時間も登れば道路に出るのでそこがゴールの予定です。
沢には砂防ダムが多いのと、岩がゴロゴロしているので時々沢を横切って歩く感じになりました。
沢にはそれほど目立つ痕跡がないので右尾根に登りましょう。
尾根は風が強く肌寒いですね。
獲物の足音なんて聞こえそうもないですよ。
犬が右尾根のさらに右へ降りたのでそちらへ進路を変更。
大きな木の根本に鹿の寝屋が2箇所ありましたが留守。
犬が山を降りたそうなので、右尾根を通って山を降ります。
犬が沢側へ降りたので自分もそちら側へ降りようとしたその時!
雄鹿が2頭、自分の50m位前を右尾根の反対から沢側へ、すごい速さで横切って行きました。
風の音で気配がわからなかった〜。
犬が見えないのでドッグナビで犬の位置を確認。
鹿を追って左側の山へ行ったようです。
というか、何を気取ってあんな速度で飛び出したんですかね?
右尾根の沢とは反対側を降りれば道があるけれど、その道を車や人が通るのはかなりレアなんですけど。
見えなくなった犬を追って左の山を登ることにします。
登っている途中で犬が足元へ帰ってきました。
左尾根を下って車へ戻りつつ獲物を探しますか。
こちらの尾根も風がすごいですね。
犬が沢とは反対側へ走って行きました。
獲物は見えなかったので何を追っているのかわからない状態。
ドッグナビで犬の位置を確認すると車方面へ下るように移動しているようなので、尾根をそのまま下ります。
犬が尾根を横切って、沢側へ移動したようです。
尾根をどんどん下ります。
ドッグナビで確認すると、どうやら獲物に逃げられたようで、戻り始めています。
自分より60m位下で尾根を横切るようなので、笛で犬を呼び戻そうと思います。
だめです、風が強すぎて犬が笛の音に気づきません。
尾根を横切り、元のルートをトレースして戻っているようです。
自分と犬が別れたあたりまで来たところで、ウロウロしているようです。
ここで犬が自分の匂いを追って尾根を下ってくるか、自分を待っている事を期待。
自分は尾根を登って犬と合流を試みています。
犬は沢から左の尾根へ登ってきたルートへ戻っていっているようです。
ドッグナビを確認し続けると、沢を渡って右の尾根へ移動しています。
犬が元歩いてきたルートをトレースして戻っているようです。
ちゃんと匂いが残っているんですね。
そうなると、犬は沢を下って車へ戻るはずなので、自分も適当な場所で沢へ降りる事にしました。
下るのに砂地の斜面を降りてしまいました。
結構急な斜面なので尻と靴と手の5点で地面を滑るように降りました。
そうでもしないと犬に先に行かれてしまいます。
犬の方が沢を下る速度が早そうだったのですが、自分が斜面を滑る音に気づいたのか、斜面の下で待っていてくれました。
沢は風が吹いていないので気づいてくれたんですかね。
犬と合流し、車へ戻り終了。
うちの甲斐犬は獲物を見つけても吠える事なくそのまま追っていってしまうようです。
まぁ、そんなもんだと聞いてはいたんですけどね。
あと、犬は自分より50mくらい前を常に歩いており(ある程度自分と距離が離れると止まるか戻る)、何かを見つけた?時は走っていってしまいます(自分と距離が離れても止まらない)。
犬が走り出した方向を見ても、自分は何も見つけることはできません。
獲物は犬に付けている鈴の音を気取って早めに逃げ始める?
犬がどれくらいの距離にいる獲物を見つけているのかも不明。
獲物の匂いが強くなったら走っていってしまう?
犬が何か見つけても自分は何も見えないので何もできないっすね。
1月18日 犬と大物猟
先日の山とは別の山へ来ました。
この山も狩猟1年目に単独で入っていた山ですね。
以前は何度か鹿に出会えていた山なので期待。
山へ入って20分位経過した頃、犬が斜面をトラバースする感じで前方へ走って行きました。
前方には薮があるので、そこに何かいたのかな?
見通しが効くので薮とその先も注視してましたが、何も出てくる様子はありません。
犬は薮を通り過ぎ、さらに奥へ移動して見えなくなりました。
薮の奥へ移動すると沢があり、沢の反対側には萱場がありました。
犬は萱場でウロウロしていますが、何もいませんね。
沢で匂いを見失ったのでしょうか?
萱場から山を登って行きます。
犬も何かに反応する様子なし。
地面には新しい足跡も糞もありません。
このあたりは伐採されているので、動物が寄りつきにくいのでしょうね。
ある程度山を登りましたが気配がないので車へ戻ります。
帰りのルート付近にはメガソーラがあり、フェンスの周りは薮もあったりするのですが、何もいませんね。
元のルートへ戻り車へ移動。
車へ戻る途中で犬がどこかへ行ってしまいました。
先に車に戻っているのですかね?
ドッグナビで確認すると犬は車を通り過ぎさらに奥へ移動してます、距離はすでに700m。
最初に追い出した何かがこのあたりまで移動し、それに犬が付いたのかもしれませんが、国道が近いので急いで犬を追いかけます。
とはいえ、犬に追いつける訳もないし、犬は獲物に逃げられれば戻るはず。
というわけで、犬が移動したルート(ドッグナビで軌跡がわかる)へ先回りしてそこで待つことにします。
やはり犬は元のルートで戻ってきているようです。
犬が近くに来たところで口笛で呼び戻し。
今度は気づいてくれました。
今回はこれで終了。
犬と一緒に獲物(回ってたりするので多分鹿を追ってる)を獲るのは難しいですね。
罠にかかった鹿には吠えてたのですが、一緒に山を歩くときは全く吠えないので獲物が出たのかもわからない。
1月20日 巻狩り
山では朝から大きな雪がガンガン降ってます。
とても猟ができる天候ではないので、雪が落ち着くまで待機。
午後雪が少し落ち着いたので牧場へ。
今回ライフルマンが一人休みだったので、ハーフライフルな自分はタツマの場所チェンジ。
雪が吹きつけてくるので顔がチベたいです。
バラクラバを口まで上げ、フードを被って寒さを凌ぎます。
バラクラバで鼻まで覆いたいところですが、メガネが曇ってしまうので我慢。
ちなみに耳はイヤーマフをしているので快適です。
チベたいのは鼻と目の周りくらいです。
鹿が自分とは真反対の方角にいるタツマの方へ向かったとの事。
結局タツマにはかからず?反対側、つまり自分がタツマを張っている方角へ向かったとのこと。
10分以上待ったでしょうか?
自分の下のタツマに鹿が2匹向かっていくのが見えました。
これはまともにかかりそうなルートです。
そして6発もの銃声が。
6発?
どうやら自分の下のタツマが3発撃ったところ、鹿が下へ逃げ、その下のタツマ(いつもの自分のタツマ)が3発撃ったようです。
上のタツマが1匹半矢にしたのですが、いつもの自分がいるタツマの裏の沢で転んでたとのこと。
この鹿さん、すでに前足が1本ない+後ろ脚の蹄がない状態でさらに半矢にされたのでした。
結局獲れたのは1匹だけでしたが、お土産の鹿1頭と猪1頭を解体してこの日は終わり。
そろそろこの牧場の鹿は空になりそうです。
1月21日 雨で休み
山は雨だから巻狩り無理とのこと。
雪が積もっている予定で楽しみにしていたのですが、雨なら仕方ない。
やる気があれば鳥撃ちにいくべきなんだろうけど、銃が濡れると面倒なので休みました。
最後に一言
土曜日の狩猟中にSavage212に雪がのったらすぐ溶けるのを眺めていました。
これは錆びるなーと思っていたのですが、やっぱり家に帰ってみたら銃身がガッツリ錆びてました。
Savaage212のストックを外し、全パーツ拭き上げ。
エアコンプレッサーで細かいところに溜まっている水気を吹き飛ばし
それから錆びた部分を布につけたオイルで何度も擦り、布にサビ色がつかなくなるまでしっかりと。
それから全体をオイルで磨きました。
スコープやカメラも忘れずに。
銃が濡れるとメンテナンスが面倒っす。