狩猟では舗装されてない道を走る事が多い。
舗装されていない道は滑るので走行は十分注意する必要がある。
4WDに切り替えるのは当然として、状況によってはLoに切り替えて走行する必要もある。
しかし駆動を変えてもタイヤが地面をしっかりとグリップできずに滑ってしまう場面もある。
キャリイDA16Tのノーマルタイヤ
スーパーキャリイでキャンプに行った時、駐車したいポイントまでの土の斜面を登れずに苦労した。
jeepは普通に登っていた斜面だったのだがキャリイはLoでも登れない。
パワー不足なのか?とも思ったが、原因はタイヤが地面をグリップしきれずに滑っていたからだった。
砂利が敷いてある平坦な駐車場で2WDでスタックしたこともある、4WDに切り替える事で問題なく出れたのだが。
2度目の利用でも2WDでは再びスタックしたので、以後その駐車場を利用する際には事前に4WDに切り替えている。
同じ駐車場を何度もジムニーで2WDのまま利用した事があるが、1度もスタックしたことがない。
以前山道で見た事のある光景。
その時は私はジムニーに乗っており、前方の車がノーマルタイヤのキャリイ。
山道に砂利が敷いてあった箇所なのだが、前方のキャリイがタイヤが滑りまくりで坂を登れなくなっていた。
時間を費やし前方のキャリイは進む事ができたのだが、私のジムニーは同じ道を何の苦労もなく登る事ができた。
これらの事例はジムニーと軽トラのそれぞれ履いていたタイヤの差だろうと思われる。
ラダーフレームだとか15インチタイヤだとかは今回全く関係がない。
私が狩猟でメインで使用する車はジムニーではなくスーパーキャリイだ。
大物猟では「山に入る=林道を走る」事が多くなるので、スリップやスタックが起きる可能性が少しでも減るようにオフロードタイヤを履かせることにした。
DA16Tのタイヤのインチアップは可能なのか?
欲しいタイヤの条件はオフロードで車検に通るもの。
リフトアップは4cm(1.5インチ位)までは構造変更をしなくても良いらしいのだが、それほどの効果は期待できそうにない。
ネット上でリフトアップなしでも履く事のできるタイヤを調べてみたのだが、大きいタイヤはフェンダーに干渉する、タイヤ幅などで車検に通らなくなるなどの情報が。
ちなみにネット上でキャリイに大きいタイヤを履かせている記事が見つかると思うが、それはDA16Tではないので注意。
ど素人がネットの情報だけでタイヤを選ぶのは危険と判断したのでスズキの私の担当者に相談したところ、とあるタイヤ販売店のタイヤにすごく詳しい店員を紹介してもらった。
早速タイヤ販売店へ向かい紹介して貰った店員に相談をすると車とタイヤを見てみたいとのこと。
店員に車の横に張り付いてもらい、ハンドルを切ったりしながらフェンダーとタイヤの隙間などを調べてもらった。
調べて貰ったところ12インチ以上でも履けそうなタイヤはあるようなのだが、ハンドルが全開で切れなくなる可能性があるとの事だ。
やはり・・・ネットの情報通りの解答が返ってきてしまった。
そして大きいタイヤに替えたとしても車高は1cmもあがらないとの事。
車検時にタイヤを履き替えるのであればもう少し選択肢はあるようだが、フェンダーにはどうしても干渉してしまうだろう。
タイヤのインチアップによる微妙過ぎる恩恵とハンドルが全開で切れない事を天秤にかけるまでもないだろう。
DA16Tは素直に12インチのタイヤを履いたほうが良さそうだ。
※2021/4/17追記
猟友がスーパーキャリイに13インチタイヤを履かせたが、タイヤがフェンダーに干渉してしまいハンドルが全開まで切れないとの事。
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ブリジストン604Vとガイアクロスを購入した
タイヤ屋の店員に様々なメーカーのオフロードタイヤを紹介してもらった。
TOYOのオープンカントリーR/Tがかっこいいなと思っていたのだが、この店では取り扱いしていないとの事だった。
取扱いタイヤの中でいくつか選択肢があったが、一番見た目がかっこいいブリジストンの604V RD-604 STEELを購入する事に決定。
ネットでの事前調べで604Vは性能が良いのも知っていたので躊躇することなく購入。
ホイールはボディカラーと同じく黒の中から選択する事にした、デザインはシンプルなものが欲しかったので数多くのホイールを見せてもらった。
最終的にホイールはガイアクロスのマットブラックに決定。
ホイール中央にロゴが入ってしまっているのが残念だがこれでもおとなしいめのデザインである。
完全無地のホイールは無かった。
店員が気を利かせてボルトも黒を選んでくれた。
値段は取付も含めネットと同じくらいの料金。
パンク時無料全交換オプションを付けて5万円ちょい。
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604Vで走行してみて
ゴツゴツな溝は土の地面もしっかりとグリップしてくれる。
撮影場所はノーマルタイヤで苦労して登ったキャンプ地の斜面を登ったところだ。
斜面を登るのにLoに切り替える必要はあったが、タイヤは滑る事もなく楽々と登る事ができた。
2WDではスタックしていた例の砂利駐車場も2WDで問題なく利用する事ができた。
それなりに604Vで未舗装路を走っているがグリップ力で不安を感じた事はないので、猟期中の林道の走行も問題ないのではないだろうか?
舗装路を走行していてもグリップ性能はノーマルタイヤとさほど変わらないと思う。
低速から時速60kmでは軽快に走行できている。
高速道路は利用しないので時速80kmなどの高速走行性能はわからない。
雨天時の峠の走行でもふらついたりする事もないので舗装路走行では問題は起きないだろう。
走行時のタイヤから出る音だが、路面を走行時にタイヤ音が気になった事は一度もないので静かなほうではないだろうか?
DA16Tはエンジン音も静かなので住宅地を夜中に走っていてもそれほど迷惑にならないだろう。
※2021/4/17追記
凍結していないこの程度の雪では全く問題なく走行できました。
最後に一言
スズキの特徴である地面の凹凸で感じる硬めの振動も軽減されている気がする。
あくまでも気がするだけ。
604Vと黒ホイールに替えて何が良かったっていうと「見た目」
これが
こうである。