銃検にて警察にチェックされる項目が増えたので令和7年版の実包管理帳簿を作りました。
散弾銃用ですが、ライフルでも使えると思います。
こちらが新しい帳簿す。
無料のエクセルオンライン版で作成し、関数も使っているのでなるべくエクセルオンラインで管理してやってください。
ちなみに自分で十分なテストをした訳ではないので、バグあるかもしれません、ご了承ください。
以前の実包等管理帳簿主な変更点
帳簿は1年単位で管理
以前は猟期で年度分けしてたのですが、1月1日から12月31日で管理するほうがわかりやすいのでそれで。
年度が変わったら新しいファイルで作り直してください。
用紙はA4縦
以前はA4横でしたが、横の項目を減らしたのでA4縦で印刷できます。
弾の種類を分けた
散弾銃の弾の管理は散弾とスラグに分けました。
警察から散弾とスラグを別カウントしてくれと何度も言われていたので。
12番用と20番用は1つのブックで管理できます。
火薬と雷管は別帳簿
以前の帳簿は1つのブックで実包と火薬を管理していましたが、新しい帳簿では別ブック管理です。
ここの管理はちょっと面倒になりましたが、ハンドロードしてない人は逆に使いやすいかな。
製造した時は火薬と実包の2か所のブックを更新しなくてはならないす。
射撃と狩猟と有害鳥獣駆除を分けました
最近の警察の帳簿チェックでは、この銃は射撃で使ったか、狩猟で使ったか、有害鳥獣駆除で使ったか細かく見られます。
なので、射撃と狩猟と有害鳥獣駆除は別ブックで管理し、使用した銃も摘要のすぐ横の列にしてわかりやすくしました。
その他、ブックの色とか項目など色付けしてますが、お好きな色に変えてやってください。
この管理帳簿を使用するうえで一番重要な事は
ブックの名称は変更するな
です。
ブックの名称で管理しているので、ブックの名称変更するといろいろバグります。
無料のオンラインエクセルはブックの名称などを変更しても、式が自動で新しい名称に切り替わってくれない?ようです。
帳簿の使い方
ブック
表紙、別紙1、射撃用実包、射撃用火薬、狩猟用実包、狩猟用火薬、駆除用実包、駆除用火薬
表紙
表紙の一番上
令和 「7」 年
となっていますが、ここの数字を帳簿を作成する年度に変更してやってください。
例えば「8」を入力すると、他のブックのヘッダー部分も全て令和「8」年になります。
氏名から許可証番号までは一度入力してしまえば、翌年コピペできます。
下の実包保管数という表はいじらなくてもOKです。
他のブックに入力した内容が自動で反映されているだけです。
別紙1
管理帳簿の摘要欄スペースは限られているので、長くなりそう、よく出る項目はここで略称として登録します。
銃器の一覧
略号はABCでもいいし、123でもあいうでもなんでもいいです。
種類は散弾銃とかライフルとか。
適合実包は12番とか308とか。
名称は銃の名前。
銃番号は刻印番号。
許可番号は許可証に記載されている銃の番号。
警察は所持許可証とここの略号の銃器の内容、実包管理帳簿の略号を照らし合わせて所持許可証の目的で銃が使用されているか確認してました。
氏名の名称うんたら
氏名・名称には銃砲店の名前とか、猟場とか射撃場の名称とか入れます。
住所場所はそこの住所を入れておけばOKです。
射撃用実包管理帳簿
射撃やっている人は、ここのブックへの入力が一番多いかと思います。
クレー射撃をやっている方が多いので、スラグより散弾の項目を前にしておきました。
1番上の行の入力
一番上の行(背景水色にしている行)は残弾合計以外の残を手入力してください。
基本的に前年度からの繰り越しや改ページした際に前ページの数を入れる感じです。
2ページ目までいってしまったら、前頁の最終の値を手入力してやってください。
ページの最終行まで入力してしまったら
もし、入力が最終行まで行ってしまったら、この表のブックをコピーします。
そしたら元ではなくコピーした方を1ページ目にしてください。
元のページはブックの名称は変更せず、内容をまっさらにしたうえで2ページ目として再度お使いください。
元のpageは2/2にし、1ページ目のpageは1/2と変更。
表紙のブック下段の表はデフォルトブック名の各項目の最終行の数値を参照している関係で、そうしてください。
摘要
銃砲店の名前入れたり射撃場の名前を入れたり。
注意点が1つあり、ハンドロードした弾数は譲受に入力しますが、
必ず適用に「製造」というキーワードを入れてください
製造というキーワードが無い場合は実包を銃砲店から購入したとみなし、譲受許可の残量を減らす仕様になってます。
私の表の場合
背景が緑の行は銃砲店での実包購入なので一番右の列の譲受許可の残量が自動で減ってます。
逆に背景が赤の行は譲受許可の残量に変化がありません(空白)、摘要に製造が入っているからです。
使用銃器
別紙1で作成した略号を入れます。
警察チェックはこのやり方OKです。
散弾・スラグ弾の項目
散弾は号数関係なしにひとくくり管理です。
7.5号がいくつとか警察に聞かれた事ないので。
スラグもサボットとひとくくり管理でOKだと思います。
譲受は銃砲店で弾を購入した時か、ハンドロードで弾が増えた時に入力してください。
消費は撃った数を入力します。
残は一番上の行(9行目 背景が青の行)以外は手入力不要です。
10行目からは自動計算。
基本的にその行で変化のあった項目と関係ない箇所は空白が表示されています。
が、その後何かしら該当項目に変化があれば、ちゃんと数値が出てくるので安心してください。
サンプルの画像を見てもらえば散弾関連は全然数値が表示されていない(私クレーやらないので)のがわかるかと。
残弾合計
1行目から各項目の残をもとに自動計算します。
一切手入力しないでください、以降の合計バグります。
譲受許可の残量
譲受許可を受けた時と失効した時、繰り越し、改ページ時以外は手入力不要です。
あと何発実包が買えるかわかるので便利ですよ。
火薬ブック
駆除用の火薬ブックが入力があってわかりやすいので、こちらで説明。
9行目(一番上の青い行)は繰り越しを手入力します。
雷管や火薬を購入したら譲受に購入数を入力します。
火薬は買った瓶の中の火薬量(グラム)を入力してください、買った瓶の数ではないです。
5瓶買ったなら(454グラム入り)、5 X 454 = 2270
実包を製造したら消費に入力します。
雷管は製造した弾と同じ数が消費に入ります。
火薬は使用した火薬量を入力します。
火薬は製造時はグレイン単位で軽量するし、軽量ズレも出たりしますので、使用火薬量を計算で出すのは難しいです。
なので、火薬が入った瓶の重さを作る前と作り終わったあとでグラム軽量すれば、差分が使用した火薬量です。
小数点以下は切り捨てで良いかと。
狩猟や駆除の譲受許可証は毎年失効するので、失効時には許可残に0を手入力しておくとよいです。
駆除の場合失効した翌日には新しい譲受許可証が来るので、雷管300と火薬600(山梨県の散弾銃の場合)を手入力してくださいね。
有害鳥獣駆除用実包管理帳簿
入力のやり方は射撃・狩猟用と同じです。
摘要欄の空白はモロ個人情報だったので消してますが、実際には猟場の地名が記載されてます。
なんか獲物獲ったらそれも記載しておいた方がよいかもしれません、警察に撃った時のシチュエーションを結構聞かれるので。
ここで使用されていない銃器は「有害鳥獣駆除」で使ってなくね?ってなります。
最後にもう一度帳簿のリンク張っておきますね。
不具合はコメントしていただければ時間が取れ次第対応します。
最後に一言
だいたい猟期終わりころになると、一番アクセス数が多くなるのが実包管理帳簿の記事。
今回新しい帳簿を作成したので、古い帳簿のデータは消しておきますかね。
で、帳簿への記載ですが、実包管理帳なので通常は実包の増減を入力するものじゃないですか。
が、実際に狩猟や駆除へ持って行っている銃でも、1発も撃つ機会がない場合もあると思います。
月に1度程度しか出猟できない年などは出猟しても1発も撃てない可能性大ですよね。
警察はこの帳簿を元に使用実績を調べるので、1発も撃つ事がなかった銃でも狩猟や駆除に持って行っているのであれば、消費0でも記載したほうがよいかも。