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狩猟で使用している靴3点

私の足は2Eの幅広タイプ。

足長は25.5cmなのだが、幅が合わない靴の場合は27cmを履く場合もある。

足長が大きい靴は靴全体のフィット感が悪いと歩く際に踵が浮いてしまう。

私の足は形が良くないのか、足にピッタリと合う靴を探すのが難しい。

 

今回は私が狩猟で使用している靴を紹介。

 

メレル MOAB 2 MID GORE-TEX

 

サイズは26.5cm。

私の足のサイズより大きいのは、厚手の靴下を履く事前提でサイズ合わせした為。

もともと幅広の靴が多いキャラバンの靴を購入予定だったのだが、店で試着して坂の登り降りをしてみたら足に違和感を感じた。

店員が足を調べたりしてセレクトしてくれたのがこの靴。

店では坂の登り降りでも足に違和感を感じなかったが、実際山で使用してみるとミッドカットの靴の口が踵の上の方に当たるのが気になる。

歩き方の問題かもしれない。

丁度よい硬さで疲れない、良い履き心地である。

 

GORE-TEXなので防水で蒸れずに快適。

雨の日でも靴下が濡れる事を気にしなくても良い。

一応雨の日は防水スプレーをかけているが、今まで靴下がビショビショに濡れた事はない。

釣りの時に川に落ちた事もあるが、靴下は濡れていなかった。

 

Vibramソールを採用しているので、グリップ力が良い。

 

とはいえトレッキングポールや手も使用して登る様な土の斜面ではつま先だけのグリップになるので滑る。

そのような時は軽アイゼンを併用する、コンクリや砂利道などが無い山に入る時は最初から軽アイゼンを付けてしまっても良いだろう。

コンクリ舗装路を歩く際には爪も舗装路も痛むので外したほうが良い、付け外しは簡単だ。

岩を登る際にも外したほうが良いだろう。

 

 

BATES DELTAII M9-ICS

 

中田商店で購入した靴。

サイズは26cm。

 

GORE-TEXなので防水で蒸れずに快適。

ハイカットなので少し深めの沢も急げば渡る事ができるはず。

ゲーターも必要ない場所も他の靴に比べれば多い。

とはいえ高さは後述のタビと同じなので、藪に入るならゲーターの着用推奨。

 

サイドジッパーなので通常であれば履きやすいはず。

ズボンの裾をブーツにINしているからなのかジッパーがキツメ。

 

Vibramソールなのでグリップ力が強い。

メレルよりも山でのグリップ力は強い、特につま先で登る時。

とはいえ、ヤワな斜面は滑るので軽アイゼンは持参しておいたほうが良いだろう。

 

この靴の最大の特徴は「ベイツ インディビジュアル コンフォートシステム(I.C.S.)」

このダイヤルのようなものをかかと部分にセットする事により足への負担をコントロールする事ができる。

 

ダイヤルのアルファベットの意味は中田商店のサイトを見るのが手っ取り早い。

F

歩行時のスムースな体重移動を助ける

C

衝撃吸収力強化

O

足が外側へ傾くのを防ぐ

I

足が内側へ傾くのを防ぐ

 

I.C.Sはこのようにセットされている、セット時には中敷きは都度外す必要がある。

 

この靴は狩猟靴の本命になるはずだった。

しかしジッパーがキツすぎて、ジッパー内側に折り曲げられている部分が足に食い込んで痛くなる。

痛いと感じるのは下りの時、I.C.Sの調整で何とかなるかもしれないが。

ブーツの中にズボンをINしているのが原因かもしれない。

INしないならゲーターが必要になるのでハイカットを履く利点が少なくなる。

改善してまた履きたい。

 

 

 

大同 防水ワンタッチ 先丸

 

猟期に入ってから購入した靴。

メレル+チェーンスパイクを着用してグループ猟に参加したらいろいろ小言を言われてしまった。

参加の度に小言を言われるのも面倒なので、参加者の多数が使用しているスパイク付長靴を購入しようと狩猟用品店へ。

 

その店で販売しているスパイク付長靴を全て着用したが横幅が全く合わなかった。

足長がピッタリでは足の横が圧迫されるし(指が窮屈になる)、横幅を合わせると踵が浮いてしまい歩きにくい。

諦めて帰ろうとした時に店員が最後に出してきたのがこの商品だった。

 

サイズは27cm(26cmでは若干窮屈で26.5cmはなかった)

この靴は横幅が広く、足長が大きめでも踵が浮かない(足首付近で固定されている)

靴の中で指先が若干遊んでいるが、親指と他の指が分かれているのが良いのか?

 

靴下1枚でも問題なく履けるし、靴下2枚+厚手の靴下でも足に圧迫感や違和感を感じる事はない。

ゴムなので伸びるのだろう。

足袋なので靴内で親指がその他の指と分離されるが、指が分かれていない普通の靴下でも問題なく使用できる。

 

完全防水、川に浸かる事もできるし泥にはまってしまっても水で洗えば簡単に綺麗になる。

普通の靴ではこうはいかないだろう。

ただし水に浸かると靴の薄さゆえ冷えるので注意。

 

サイドがマジックテープなので着脱が簡単。

足首より上はズボンINしてもぶかぶか。

 

靴底はスパイクなので、土の地面をしっかりキャッチする。

軽アイゼンを持ち運ぶ必要がないので所持重量の軽減になる。

しかし全く滑らない訳ではないので注意、傾斜のある所の湿った粘土を踏んだら滑った。

 

この靴はメーカーサイトではハイカットと記載されているが、長靴のように膝まで高さがある訳ではないのでゲーターも併用。

ゲーターと靴底を固定するベルトはスパイクの土踏まずの隙間にピッタリと収まる。

 

この靴を使用してみて、狩猟をやっているおっちゃん達がスパイク付長靴を愛用しているのが判った。

山は思っていた以上に地面が湿っている場所が多く、足が地面に沈む事がよくある。

そうなるとメレルなどでは靴の表面が泥でグチャグチャになってしまう。

それに浅めの沢もよくある。

ゴムなら完全防水なので気楽に水に浸かれる。

そして地面が凍っていなければアイゼンが不要というのも良い。

 

難点はいくつかある。

まず保温性。

靴下+厚手の靴下を履く必要があるほど足先が冷たくなる。

私は末端冷え性なので大変だ。

靴下の上からビニールを被せて保温するか迷うくらい。

 

そして当然だがスパイクが外せないという事。

舗装路や石がある場所を歩くとガリガリ。

スパイクが痛むし、音が鳴り忍べないので枝だけではなく石も避ける必要がある。

 

そして靴底が柔らかいという事。

硬い尖った木などを垂直に踏むと貫通したりはしないが痛い。

足を捻りやすい気もする。

 

それでもこの靴を購入以降はこの靴しか使用していない、水を気にしなくても良いというのは気軽。

 

 

 

最後に一言

どのような靴が正解というのは無いと思う。

狩猟をする場所・場面によって最良の靴が変わるはずだから。

 

車での流し猟なら運転しやすい靴、着脱が容易な靴。

かがむ事が多いなら靴底が柔らかい靴のほうが足の甲が痛くない。

釘など硬く尖った危険物が落ちているような場所なら鉄板が入っている靴。

山を登るにしてもコンクリや砂利の登山道を登って、少し外れたところで狩猟をするなら登山用の靴(スパイク着脱)

雪が薄く積もったら暖かい靴にスパイクを付けたほうが良いだろうし、厚く積もったならかんじきが欲しくなる。

 

結論としては自分がこれだ!と思った靴で狩猟をしてみて、不満があったら不満を解消する靴やグッズを買えば良い。

 

私はいずれBATES DELTAII M9を履きこなして狩猟をしたい、見た目がかっこええから。

 

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