3Dプリント ハンドロード 動画

Siraya Tech Blu Nylon Blackを購入したのでワッズ作って射撃してきた

今回から12番のハーフライフル Savage 212で使用する弾頭をSvarogのPULLELEYKA MATCHという20番のものに変えてみました。

今回も3Dプリントしたワッズでの射撃なので、Youtubeに動画上げてます。

 

 

 

Siraya Tech Blu Nylon Black

Siraya Techから硬くて柔軟性もあると評判だったレジンが日本でも購入できるようになりました。

以前からBlu Nylonレジンが欲しかったんですよね。

値段はお高めですけど。

 

 

で、早速ワッズとガスシールを作成して射撃場で撃ってきた訳です。

ちなみに動画では触れていませんが、ガスシールの形状はカップ型でした。

 

結果は惨敗。

 

引き金を引くと軽いリコイルと微妙な発砲音の後に、砕けたワッズなどが落ちていく音が聞こえてきます。

 

バーン・・・・パラパラパラ って

 

動画でも銃口から面白いように砕けたレジンの飛び散る様子が見てとれます。

 

 

やっぱり3DプリントのレジンってPPとかに比べたら遥かに硬いんですよね。

3Dプリントレジンはちょっとした衝撃には耐えられるんだけど、高圧には耐えられないっぽいです。

その点PPはどんなに潰しても割れるなんて事はないですからね。

 

Blu Nylon BlackとTenaciousを混合してワッズなどを作成してみた

柔軟性を上げるならSiraya TechのTenaciousと混ぜるのが定石ですね。

 

という訳で、Tenaciousの割合を50%、60%、70%にしてBlu Nylon Blackと混合しガスシールとワッズの間に入れるクッションを作成してみました。

どうやらクッションとしての役割は問題なくこなせそうな硬さと柔らかさ。

とりあえずどれでもいけそうな感じではあったので、Tenacious 60%でガスシール・ワッズ・クッションを作成。

 

ガスシールはBPIのガスシールデザインを半分パクりました。

そのまんまの形状だと3Dプリントのサポートをつける際に、サポート後がガッツリ出てしまうので、サポート側の面はお椀にしてます。

 

クッションは高さ20mmです。

デザインは洗濯機のホースですね、ジャパラのような。

直径はフルチョークでも通るようなサイズにしたので、ショットシェルケースに入れる時はスコンと落ちます。

今回ショットシェルケースはRXPでクリンプを6枚のスタークリンプにしました。

コルクなどをガスシールとワッズの間に入れてしまうと火薬の量でワッズの高さが変わってしまう。

クッションならワッズで押すことによりちょうど良い高さになる(ワッズは直径的にショットシェルケースに引っかかる)といった感じですね。

 

ワッズはSvarogのPULLELEYKA MATCH 20G弾頭の形状を3Dモデル化するところから作成してます。

弾頭のモデルができたらあとは簡単で、よくある4枚の爪で挟む形状でも、Winchesterのサボットのワッズのように2つで挟む形でもいくらでも作れます。

今回は4枚の羽で挟む形状にしました。

直径は18.5mm位にしたので、Savage212の銃口をなんとか通る大きさですね。

 

で、レジンを無駄に消費しないよう、不要な所は空洞にしてます。

例えば弾頭の頭下からスカート上のくびれた部分とかは空洞だし、弾頭の上と下を挟む箇所も「P」のような形状です。

 

で、ショットシェルケースに入れる前に色々テストをしている訳です。

火薬の量が25グレインでクリンプできるかとか、40グレインでもクリンプできるのかとかね。

ちゃんとクッションが効いていたので、火薬の量でワッズの位置が影響されるような感じにはならなかったです。

 

Blu Nylon BlackとTenaciousの混合レジンで作ったワッズを射撃してみて

やっぱり動画では触れてないんだけど、実はガスシールにBPI製を使っているバージョンも撃っているんですよね。

ワッズとクッションは同じですけど。

で、その結果はどうだったかというと、3Dプリントしたガスシールよりもリコイルは安定していたかな。

しかし精度が良い訳でもないしつまらんので動画には入れてません。

 

で、3Dプリントしたガスシールですが、ガス圧で割れたか、フチが割れて斜めになっているかわからんけどガス漏れしてる感じのものも。

リコイルが軽ーい時があるし、音もパフーんって感じなんでわかる。(動画ではそうは聞こえないんだけどね)

 

全体的に精度としては全然良くない。

レジン、ワッズ・クッション・ガスシールのデザインのどれが原因がわからんので何とも言えない。

 

弾速も大して出てない感じがするな。

以前作っていた弾はLONGSHOT35グレインだと1700FPSは出てたともうけど、リコイルはそれなりにきてましたし。

 

今回弾速を計測しなかったのは、前回のようにワッズが粉々になって銃口から出た時に壊れてしまうから。

すでに私のMAGNET SPEEDは速度測るセンサー部分かなりボロボロなんでこれ以上壊したくないっすから。

 

が、研究していけばそのうちまともなのができるようになる。

ガスシールとクッションにはPP使えるのが一番いいんだけどね。

 

 

3Dプリント後の時間経過による劣化

動画の最後でも触れているけど、クッションが非常に脆くなってた。

印刷後に2次硬化を10分やっているんですけど、まだ硬化時間が足りなくて真のモロさまで達していない状態でテストしていたか。

モロさのほかクッション長すぎ、頭部分・ケツ部分と皿の結合角度が悪いなどのデザイン問題もあるとは思うけど。

 

という事はガスシールも脆くなっていたのかも。

ショットシェルケースの内側と触れる部分の羽はフルチョークの直径からシリンダーチョークの直径の太さになるよう拡がる厚さ1mmでテーパーかけてます。

その1mmの羽部分が時間経過による硬化でモロくなりガス圧で割れたりして、弾頭に伝わる圧が変わっている可能性も否定できない。

 

2次硬化時間をもっと増やして真の硬さでテストしないとダメですねー。

 

 

最後に一言

3Dプリントしたワッズ作りはキリがないので、ガスシールとクッションは市販のものを使おうかなあ。

クッションは以前間違えて5000個買ってしまった20番用のクッション付きワッズがあるからそれを流用したい。(長いけど)

ガスシールは高いけど日本でも簡単に手に入る。

 

 

3Dプリントするとワッズにしろガスシール・クッションの印刷で早くても1時間ちょいで15個しか作れない。

それぞれ30個作るのに早くても6時間かかるので結構面倒。

 

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