HUNTING LOG

令和6年度 6週目の狩猟 12月16日から12月22日

いよいよ牧場が解禁される週になりました。

解禁日前にウチの猟隊が許可されている牧場に入っている人がいるだとか、夜に牧場内を懐中電灯をつけて歩いている人がいるようです。

牧場長からウチの親方に苦情がきたので、見かけたら警察に連絡するよう言っといたとの事。

牧場の敷地内にいたら不法侵入者だし。

牧場で駆除をやるのは牧場と県(県の牧場だけど管理捕獲とは別)の許可を貰ってます。

牧場の敷地内に入る車も登録してるし、やる前日には連絡もしないといけないから牧場側もやる日は把握しているはず。

それ以外の時にいる猟師は全部密猟者ですからね、バンバン捕まえてください。

というか、早朝から覆面パトカーで巡回したほうが良いですよ。

牧場付近の保護区で暗いうちから車で流し猟をしている密猟者も近所にいるようなので。

 

 

12月21日 土曜日

牧場キタか!と思ったのですが、前日に牧場関係者から連絡があり上の牧場をやるのは日曜からにしてくれとの事。

という訳で、前日?に下の山でイノシシの痕跡を見つけらしいので、下の山をやる事になりました。

 

 

1ラウンド目

私は崖に近いところのタツマですね。

新人君たちを途中に配置しつつ、下までえっちらおっちら進みます。

高低差は20m程度しかないけれど、帰りが大変なので来年からは若者に譲りたいです。

 

落ち葉が沢山積もっているので足元が滑りますね。

2回ほど尻もちをつきました。

自分のタツマ付近で滑ると最悪崖を落ちるので慎重に歩かないとですね。

やっぱ金属ピンスパイクは必要です。

ゴムピンスパイクは1年でピンが無くなったし、落ち葉や氷には弱いです。

簡易アイゼン付ければ良いだけなんですが、付けはずし面倒なんすよね。

 

 

で、イノシシは勢子が入って早い段階で2匹だか3匹出ました

私がいる方向とは逆の東に向かったようです。

あちら側はタツマが1枚なので大丈夫かな?

 

東のタツマにしっかりとかかり、1匹転ばす事に成功

60kgだか70kgだか、良いサイズのメスですね。

もう1匹は下の道路側に逃げてしまって撃てなかったようです。

 

彼は去年に続き転ばしているので、イノシシ運ありますね。

イノシシに会う事すら1年に1回あれば良いほうですから。

位置取りも良かったのでしょう。

 

猟隊の巻き狩りとしては今猟期初イノシシゲットです。

 

 

2ラウンド目

下の牧場はやっても良いとの事なので、午後は上の山へ戻り下の牧場をやります。

 

下の牧場は牧場脇をよく散歩している人がいるのですが、牧場の敷地内なので一般人がいる場所ではないのですけどね。

狩猟の途中や後も2組の散歩が来ていたので、正直危ない。

逃げたシカの逃走ルートにいたら突進されてしまいます。

 

シカはいませんでした。

 

 

12月22日 日曜日

はい、上の牧場解禁きた。

上の牧場はシーズン最初の日だけがボーナスステージで、2回目以降は小鹿しか残りません。

 

1ラウンド目

いつも私の1つ上のタツマに行くライフルじいさんが、私のいつものタツマに行くとの事。

私はその裏にタツマを張れば良いとの事ですが、裏???って感じだったので、現地で指示してくれるとの事。

 

牧場の入り口に到着したのですが、ライフルじいさんさんは歩くのがしんどいから牧場の中まで車で移動すると言ってる

私がそれはヤメてくれと言っても聞いてもらえず

で、車は先に行ってしまい、やっぱりやらかしてました

 

私が歩いてタツマの場所まで移動途中で、私のタツマのあたりを東から西に向かって逃げていく大量のシカを目撃

ライフルじいさんの車から途中で降りて移動していたショットガンじいさんの話によると、私が来る前からシカは逃げいたとの事、推定50匹

牧場の中に入った車の停車位置は私のタツマのちょうど東なので、完全にライフルじいさんやらかしてますよ。

 

 

で、私のタツマの西側はフェンスがないけれど他の猟友会の縄張りなので基本的に入る事ができません。

だもんで、何もできず。

様子をうかがいつつ新人君とタツマまで移動していると、何匹かの小鹿が西から戻ってきて木の裏で様子伺いをしている

距離も50m程度だし止まっているから余裕で撃てるのだけれど、勢子からタツマの配置がまだだから撃つなと指示されているので、座りながら待機

シカの目線から私より東側の何かを気取ったようで、また西に戻られてしまった。

で、私のタツマに来ると言っていたベテランは結局私のタツマに来ないで、車の位置でタツマ張ってるし。

まーた打ち合わせと違う事してるよ・・・

 

 

全員タツマに付いたのでラウンド開始。

風がビュウビュウ吹いているので、音で気配を察知するのは無理ですね。

無線も何言ってるかようわからん。

 

私の1つ上でタツマを張っている新人君に10頭位の群れが向かっていくのが見えた。

が、いつまでたっても撃たない・・・(安全外し忘れらしい)

かなり近づいてから合計3発撃ったけど、1発も当たらなかったようだ。

シカの群れはすぐ西のフェンスは超えられずに、フェンス前で折り返して東へ戻っていった。

 

その後は東のほうだとか、西の一番上のほうで銃声が何十発も。

 

私のすぐ裏にある沢を何気なしに見たら、私が背にしている木の裏でシカの群れが止まって東を向いていた

シカが目の前にいるもんだから慌てて銃を構えたら、もっと下のタツマにいるはずのショットガンじいさんが目線に入った

え?何でそこにいるの??

シカが動き出してしまったので、とっさにショットガンじいさんに当たらないシカの進行方向とは逆の沢の後ろ側にいたシカを撃ってしまった。

2mだか3mで外した

 

次弾はジャムって撃てなかった

15匹くらいの小鹿の群れは私が本来撃つべき場所をぞろぞろ通って東へ逃げていく。

弾を慌てて取り出し薬室を覗いたらすでに次弾は装填されていて、さらに弾を装填しようとしていたらしい

ボルトは慌てるとこうなる。

最後尾のシカが50m以上先にある有刺鉄線を飛び超えようとしていたところだったので飛び越えたあとを狙って撃ったが、まぁ当たってないだろう

一番撃ちやすい場所ではなく変なタイミングで初矢を放ってしまった、反省。

 

 

で、よくわからんところでタツマを張っていたショットガンじいさんの話を聞くと、ラウンドが始まる前にシカの群れを見てしまったからラウンドが始まっても自己判断でタツマを上に移動したとのこと。

いや、それやられると超危ない。

このじいさん、ラウンド中に後ろのタツマを呼び出してタツマの位置の指導を始めたり。

というか、後ろのタツマが本来のタツマがいるあたりで、その10m前でショットガンじいさんがタツマ張って邪魔している

ちゃんとショットガンじいさんが予定していたタツマの位置に居れば私からは見えない位置だし、後ろのタツマの邪魔にもならない、つまり2枚のタツマの邪魔をしていた状態。

さらに本来のタツマ付近をシカがまともに通った時は小便してて銃は持ってない状態だったのが私から丸見えだし。

さらにラウンド途中で猟場を歩き出して牧場の中に入った車に戻りだす始末。

ダメだこりゃ。

 

 

この後、私のタツマ付近には1頭もシカが来なかった。

西側の北のほうは何度かシカがかかったようだけれど、私の1つ上のタツマから下は一切かからず。

まぁ、私の東には車とタツマがいてフタをしている状態な訳で、東からくるシカはそれを避けて北とか南に逸れるよね

 

結局この日獲れたシカは6匹で全部小鹿

誰がどれを転ばしたのかは全然わからない。

半矢で逃げられて勢子が止めたり、牧場の中ほどで息絶えてた。

 

牧場の中には10匹以上は小鹿が残っていると思うけれど、小鹿は笹薮でも座られたら姿が見えない。

勢子も牧場を2往復してもシカを出せないというか風で気配もわからんので、本日の狩猟は終了。

 

 

やっぱ最初の50頭以上の群れを車で飛ばしてしまったのが数獲れなかった原因だと思う。

あれで大きいシカは全部牧場の外に出てしまった

ライフルじいさんがシカを飛ばさなければショットガンじいさんも本来のタツマに居たはずだし。

私と私の下のタツマは不完全燃焼。

 

また1年後の牧場初日までがんばるか

 

 

最後に一言

単独やりたくなる人の気持ちもわかります。

 

 

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