今年も山梨の夏は暑いです。
夏の管理捕獲はしっかり水分補給をして暑さ対策もしないと簡単に熱中症になってしまいます。
熱中症の症状
暑さで頭痛やダルさに襲われるのは中度の熱中症だそうです。
激しい運動をしなくても水分をこまめに取っていないとすぐに中度の熱中症になってしまいます。
さらに症状が進むと重度の熱中症になります。
私も勢子をしている途中で突然足が前に出なくなり、まともに歩く事が困難になりました。
幸い短い移動距離の猟場だったので無事タツマの位置までたどり着きましたが、何度お迎えを呼びたくなったことか。
ラウンド開始前に水分をたっぷり取っていなかったのと、水筒を持ち歩いていていなかったので途中で水分補給もできなかったのが原因。
装備で熱中症予防
服装
猟期と同じ服装では体に熱が篭りやすいのですぐに熱中症になります。
Tシャツ + BDU + ハンターベストの組み合わせではまだ暑いので、薄手の長袖 + ハンターベストが良いかと思います。
ズボンは猟期と同じBDUを使用していますが上着ほど暑さを感じないのでそのまま使用しています。
帽子は必須で、首周りは手ぬぐいなど巻いておかないと1日で真っ赤に日焼けする。
夏の山に入るのにTシャツはNG。
袖がないと日焼けするし薮で腕が傷だらけになります。
日焼け止めは汗ですぐに流れ落ちる。
かといって涼しさは確保したいので、今年はワークマンの冷感シャツ+ハンターベストの組み合わせで山に入っています。
冷感シャツの肌触りはひんやりしている感じで、汗も乾きやすい、値段も高くないので見た目を気にしないならおすすめです。
ただハンターベストの下は汗でびしょ濡れ。
できればハンターベストも脱ぎたいところだけれど、ハンターベストの便利な収納は捨てがたい。
どんな服装でも半日駆除をしていれば下着まで汗でびしょ濡れになるし、夏の山は突然の夕立もあるので全身の着替えと替えの靴を最低でも1組用意しておきましょう。
水分補給と塩分補給で熱中症予防
私はラウンド終了毎に喉が渇いていなくてもたっぷりと水分補給を行うようにしている。
ガブガブ飲むので携行する水分は2Lは欲しいところ。
しかし水分を取っているだけでは頭痛は毎回のように起きていたので塩分も一緒に摂る必要があります。
別途塩タブレットのようなもので塩分補給をしても良いとは思いますが、それでは面倒なのでスポドリなどで塩分を補うのが手っ取り早いです。
ペットボトルを車に入れておくと温まってしまい美味しくないので、ペットボトルはクーラーボックスに入れて運搬するようにしよう。
クーラーボックスは肉を冷やして持ち帰るのにも必要なので、持っていないならクーラーボックスは購入するべきだと思います。
500mlペットボトル6本を立てて入れられるクーラーボックスは場所を取らないのでおすすめ。
手作りスポドリ
スポドリは安いものでも500mlで1本80円前後、OS-1などは180円前後。
これらを駆除のたびに購入していたのでは結構馬鹿にならないコストがかかる。
なので私は時間があれば自作スポドリを持って行っている。
手作りスポドリはネットで検索すればレシピが出てくるので、自分の好みの味のものを探してみて欲しい。
材料は塩、砂糖、レモン汁、水。
5L作ったとしてもコストは100円程度。(コストは使用するレモン汁に左右される)
スポドリは塩を使うので保温水筒などに入れておく事ができない(らしい)ので、私はスポドリはナルゲンボトルに入れている。
ナルゲンはメモリがついているので手作りスポドリが作りやすいし、広口なので手入れも楽だからおすすめ。
1Lサイズ2本は車に入れっぱなしで冷やしておき、持ち運ぶ用は400ml。
400mlが空になったら1Lから移し替える。
冬季とは行動を変えて熱中症予防
タツマはできれば風通しがよくて日陰になるような場所を選んで張るのが良い。
1ラウンドは状況によって短くも長くもなるので、タツマでも水分は携行しておくほうが良い。
勢子は冬季に比べて倍以上疲れるので、冬季と同じようなやり方では簡単に熱中症になる。
タツマに迷惑かもしれないが、歩く速度を落としてゆっくりと移動したほうが良い。
少し汗をかいたなと思ったら、タイミングを見て水分補給をしたほうが良い。
携帯している水筒の飲み物は1ラウンドで全部飲み干すくらいで良い。
最後に一言
8月は駆除をやらない方が良い。