過矯正メガネ
近視用の過矯正メガネを1年使用してみての個人的な感想。
視力が2.0になるような過矯正は近視を進行させる恐れがあるので完全自己責任でレンズを作成しています。
目が良い人には近視の説明をしても理解しにくいとは思うのでヴァーチャファイターに置き換えて説明。
200m先でヴァーチャ5の映像を流しているのだが、視力1.0の人はヴァーチャ3が見えていて、近視の視力0.3の人はヴァーチャ1だと思っている。
さらに視力が弱い人だとカラテカに見えてしまっている。
私は裸眼ではヴァーチャ1だが、普段のメガネはヴァーチャ3で、今回ヴァーチャ5が見えるメガネを作成したと思って欲しい。
私は左目が近視+乱視、右目が近視で、どちらかというと左目の方が悪い。
車の運転などで普段使用している視力1.0メガネは1年目の狩猟での使用中に傷が入ってしまった。
高価なレンズに容易く傷が付いてしまい凹んだので、狩猟では専用メガネを作成して使用する事にした。
せっかく狩猟専用メガネを作成するのだから、傷が付きにくいレンズを使用するのはもちろん、遠方がよく見える度数にもしようと思う。
メガネ屋にて現在使用しているメガネの度数と視力チェック。
元々のメガネは眼科の処方箋で作成した度数のレンズなので視力は概ね1.0になるよう作られている。
私は実は右目にも若干乱視が入っている。
しかし医師の処方箋では右目の乱視矯正は無しだったので、今回は右目の微妙な乱視も矯正するレンズにする事にした。
乱視を矯正するレンズをセットした上で、近視レンズの度数をどんどん上げていく。
視力検査でランドルト環の一番下のCが見えれば2.0である。
レンズの度数は上げれば上げるだけ遠くが見える訳では無いようで、ある一定の度数を境にそれ以上度数を上げても効果が変わらなかったり逆に見えにくくなる。
とりあえず一番よく見えるであろうレンズで屋外にある遠方の景色の見え方を確かめたり、目に違和感が無いかなどをチェックしながら度数調整を行い、納得がいけばレンズのレシピ完成となる。
私は100-200m位の景色が一番よく見えた2.0より若干低い度数でレンズを作成した。(便宜上2.0としておく)
2.0のメガネで狩猟をしてみたところ、瞬間的な鳥の判別などがしやすくなった。
木、草、落ち葉、石なども輪郭や模様などがはっきり見えるから足跡など痕跡も探しやすい。
残念ながら昨シーズンの大物は目に見えるような場所には隠れていなかったので、過矯正にした目的は果たせなかった。
過矯正のデメリットはメガネ使用中は遠視になるのと目が疲れやすくなる事。
私の最短焦点距離は裸眼は25cm、1.0は32cm、2.0は62cm。
とにかく2.0のメガネは目がすぐに疲れるので普段は封印。
目の疲れの程度を説明すると、2−3時間もメガネを使用していると目の裏側や頭が痛くなるが、目薬を投入してしばらく目を休ませないと回復しない。
ブルーライトカット
メガネを購入した店舗ではブルーライトカット効果が付いた傷がつきにくいレンズしかなかった。
パソコンを見るメガネでは無いのでブルーライトカットは無意味だと思っていたのだが、ブルーライトカットはレンズを通して見える色味が若干暖色系に寄る事(というか黄ばむ)が判明。
それをメリットと見るかデメリットと見るかはその状況次第なのでなんとも言えないが、目に優しい色にはなっていると思う。
コンタクトレンズでの過矯正
コンタクトレンズは眼科で購入するものなので過矯正は無理かもしれない。
メガネであれば過矯正であってもメガネをずらせば手元を確認できるけど、コンタクトはそれができないから過矯正に向いていないだろうし。
最後に一言
狩猟で使える未来のアイウェアを探している時にとりあえずVRも試してみないとという事で2月頃に購入。
乱視持ちでも矯正無しで画面が普通に見えたのが感動。
レンズの左右幅調整とゴーグルの位置調整だけでピントが合うのでびっくり。
まるで眼鏡屋で気球を見ている気分だ。
FACEBOOKが開発している「Infinite Office」が出ればVR業界が伸びるかもと期待していたのだが、まだ完成する見込みなし。
とりあえず狩猟で使えそうなアイウェアはApple Glassのようなスマートグラス系の方が先になりそうだ。
気になるのは視力が弱い人はレンズ交換で対応可能かコンタクトを使用する必要があるのか。
続きはまた今度。